地元常連さんの店、京都好きのリピートさん達ともサロン的空間が楽しめる : Mitsu

玄関は一見さんお断り的な雰囲気を感じるが、「おばんざい」の文字に大丈夫だろう入ってみようとの気持ちにもなる。
反対側の高瀬川沿いから店内が見える。カウンター越しにママさんとの会話が温かい灯りの中に、うらやましく感じられ入りたくなる。

店内は、カウンターにおばんざい皿が乗り、テーブル2席のオーソドックスなおばんざい屋さんスタイル。高瀬川側は出窓になっており、高瀬川の夜景がきれい。特に桜の季節のライトアップは最高、紅葉時期も、また西木屋町通を行き交う人たちの流れも高瀬川の流れとともにロケーションがいい。

客層は地元の常連一人客が多い。生まれ育ちも京都の人、仕事で京都人になっている人、料亭の板前修行さん達なども。また一度飛び込んで気に入った定期的・不定期的に京都に来る人たちのリピーターも多い。そういう常連さんたちのたまり場、一人で来て顔なじみ、以前あった人と楽しく飲んでいる。

初めての人は、早い時間帯をお勧めします。
ママが常連さんを紹介してくれ、ママも入って会話が盛り上げていきます。
常連さんが多くなる遅い時間帯だと、ママのお手伝いができなくなるので、一人さびしい時間を過ごすことになるだろう、申し訳ないと思いママは断るケースがあります。電話で予約確認したがいいです。

料理は、おばんざい=京都の家庭料理で、京野菜を中心としてママの手作り。昔から伝わるおばんざいだけでなく、現在のおばんざいも多く、ママのお宅に招待されごちそうになっている感じです。おばんざい品目は40種類以上あるとのことで毎日変わる。カウンターの上の今日のおばんざいは直ぐ、メニュー表にあるものは注文で作ってくれます。
常連さんたちは「ママおまかせ」パターンが多い、初めてでも「おおすめ、おまかせ」と言ったがお得の結果になるかな。

私も常連さんの域に一応加えていただくようになり楽しんで、京都通知識を深めています。
本来なら、こういった店は「隠しておきたい店」ですが、私が初めに高瀬川沿いからの光景に憧れたものの一人で入れず、食べログにも載っておらず、何回も素通りした経験から、ママに了解を得て載せることにしました。