テレビドラマの撮影にも使われる120年の京町家で極上のお鮨を頂ける至福の時間。 : Fuku Yoshi

京都御所からお散歩がてらテクテクと歩いてたどり着いたのは、歴史を感じる京町家。扉を開ける前からコース料理が始まっているような感覚に浸れます。

リノベーションされた輝かしい店内。私達はカウンターで頂きます。目の前で握られていく様を拝見できるのはカウンター席の特権ですよね。奥にはお座敷もあるようです。
　
一品一品、細やかで手間がかけられ洗練された一品料理に、しゃりも輝く極上のお鮨。デザートまで美味しいコース内容。薪で炊かれた炊きたてご飯をおむすびにして食べさせてもらえる感動の瞬間までありますよ♫


ドリンクは日本酒やビールはもちろん、グラスワインまであります。私は、白ワインのリースリングで喉を潤した後は、日本酒へと続いていきます。なんと日本酒はオールドバカラのグラスで頂けました。


【コース内容】
・秋田県のじゅんさいと明石のタコ
気温が高くなって来たこの頃。突出しにはさっぱりとした梅のお出汁で涼しさを感じます。

・鱧と青柚子のお吸い物
なんと立派な鱧♫ふわっふわに開いた身と青ゆずの香りがたまりません。

・明石のカレイのお刺身と肝
お塩とお醤油のどちらでもお好きな食べ方で。
肝を挟んで食べれば、脳内の美味センサーが大騒ぎします♫

・カツオのお刺身
水々しさと旨味が凄くて美味しい♡
添えられた玉ねぎは細かく刻まれており、シャッキシャキ美味しい！これをごまの振りかけられたカツオと頂くとより一層美味を感じます。

・おむすび
しゃり使うお米の炊きたてをおむすびで頂きます。
出来立ての釜を披露してくれるのですが、写真で見てもわかる程お米が立っております♡♡ガスではなくて薪で炊いているそうです。
炊きたてご飯を軽く海苔に巻いてくれるのですが、本当に美味しくて美味しくて感動。お米は大分のヒノヒカリだそうです。帰り際には余ったお米をおむすびにしてお土産にして下さったのですが、冷めてからでもとっても美味しかったのです♫


・ナス田楽　
細かく刻まれたミョウガがたーっぷりとかかっていてお茄子はどこだか見えない程♫ミョウガの下を探ると、ほくほくと煙がただよい熱々さを感じます。田楽味噌も良い塩梅の量でお茄子やミョウガの鮮度の良さも最大限に引き出されています。


【握り】
・剣先イカ
・マグロ
・あじ
細やかな包丁の入りにシャリは米粒を感じる好みの味わいで、お口の中でとろけていくネタは最高に美味しい( •͈ᴗ•͈)
写真を見返すだけでもヨダレが出てきちゃいます。


・鳥飼をしじみとアサリの出汁で。
まな板の上で動く舞鶴の鳥飼。網の上で軽くあぶり、アサリの出汁で頂きます。
驚くほど濃厚で甘い鳥飼！鳥飼に軽く振られた塩が更に甘みを引き寄せて絶品も絶品！お出汁には塩は使っていないそうですが、アサリの出汁がしっかり感じれて美味しいー★★★鳥飼の下には小さな蕪が隠れていましたよ♫


【握り】
・長崎ののどぐろ（昆布締めで）
・サヨリ
・しらさ海老
皮を軽く炭で焼き目を付けたのどぐろ。美味しすぎて言葉が出ない( ꈍᴗꈍ)
見た目が白く透明で美しいサヨリ。大葉の香りと相まってより美味さを増しています。

サヨリは内蔵がとても黒いんですね。身がキレイな魚ほど腹黒いそうな。。。そんな大将のお話も楽しく聞き入ってしまいます。「サヨリみたいに美しいですね。」と褒められた時＝腹黒い人。と嫌味を言われていると言うことですね（笑）


・毛ガニ
ここで毛ガニ料理が出て参りました♫シャキシャキレタスの千切りが添えられ、トウモロコシのすり流しのようなものでさっぱりとした後味に仕上げられています。ここに毛ガニの旨味が合わさり美味です。お箸で食べていたのですが、スプーンで思いっきり食べつくしたくなるほど。


【握り】
・淡路島の赤ウニ
・穴子
もう、とろけすぎて美味しさは言うことないですよね(≧▽≦)穴子はタレ付きまであり2度楽しめて最高でした。あ〜幸せ♡


・玉子
魚のすり身で仕上げられた玉子焼きは、甘すぎなくて丁度良かったんです！
玉子はお店によって本当に様々ですよね。甘いスイーツのような玉子焼きはちょっと苦手と言うか、毎回、砂糖無しの玉子のイメージで食べてしまい、口二入れた瞬間に甘さにビックリするのです（笑）なので、ふく吉さんの玉子の味わいが好きでした。


・デザート
お米で作ったアイスクリームなのですが、これが持ち帰りたいほど美味しい！甘酒のような感じで濃厚なんです★お米の食感も少し残っていて食べていて楽しいです♫


お煎茶も丁寧に美味しく煎れられていて、お茶の美味しさを改めて感じ、ほっこりとする瞬間。


若き大将たちの素敵な笑顔と気さくな雰囲気で、慣れない京都で肩肘張らずに最後まで楽しく美味しく過ごせました。ご馳走様です。