店名 |
Gion Iwasaki
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类型 | 日本料理 |
预约・查询 |
075-531-0533 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
京都府京都市東山区祗園町南側570-183 |
交通方式 |
京阪線 祇園四条駅より徒歩5分 距離只园四条 409 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算 |
¥15,000~¥19,999 ¥6,000~¥7,999 |
预算(评价总数) |
¥20,000~¥29,999¥10,000~¥14,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
服务费收费 |
サービス料10% |
座位数 |
11 Seats ( カウンター7席、テーブル4席) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 店内に喫煙スペースあり |
停车场 |
不可能 |
空间、设备 |
平静的空间,有吧台座位 |
酒水 |
有日本清酒 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
神秘不为人知的餐厅 |
关于儿童 |
接待儿童 |
开店日 |
2016.4.21 |
如月雨水、洛中は細雪が舞い、雪解けにはまだ遠い。今日のお昼は、風情のある花見小路から二筋入った一角にひっそりと佇むこちらへお邪魔する。玄関先には立派な杉玉が掛かる、暖簾を潜って中へ入ると白木の一枚作りの立派なカウンターを横目に奥のテーブル席に座らせて頂く。
飲み物は、やはり、まずビール(ハートランド・840円)、寒いが最初の一杯はどうしてもビールが欲しくなる。乾杯をして、その後は料理に合わせて、京都伏見の純米まつもと(960円)を頂くことに。
今日お願いしていた料理(6000円)は:
◆「前八寸」、お題は桃の節句、左からお飾りのひし餅を模した舞子豆腐に錦糸薄玉子を引いてその上にイクラと山葵を乗せた品、その横が蛤を器にした生姜を添えた穴子寿司、その下がひな人形の可愛い器に入った分葱とさるぼう貝と鳥貝の酢味噌和え、最後が大きな蛤の器に入った、菜の花の辛子和え、そら豆、赤蒟蒻と独活のきんぴら、海老のうま煮、松の実カステラ、蕗の薹の天ぷら、そして平目の子に、桃の蕾の小枝が添えられている、舞子豆腐はピーナツ仕立て、プリプリで柔らかな味。蕗の薹は上品な苦味がなんとも美味しい。穴子寿司は生姜とよく合い優しい味。どれも手の込んだ繊細な料理の数々。
◆「椀の物」は、平目の蕪蒸し、蕪蒸しを下地に海苔や山葵、金時人参を使って顔に見立てた一品。百合根の食感がアクセントになっていて、出し汁の餡掛けは優しい味に仕上げられている。そして、そこに山葵を混ぜるとまた全く違った味わいになり新鮮。
◆「向付け」は、熊本の平目、紋甲烏賊、天草の本鮪。薬味はなんと三種も、沖縄の天然塩に胡麻油、柚子塩、そして醤油。烏賊と柚子塩が良く合う、柔らかく、まったりとした味が美味しい。平目は新鮮でコリコリ、塩と胡麻油で頂く。
◆「焼き物」は、鰆の幽庵焼き クワイのチップスに花豆蜜煮、はじかみ生姜が掛けられている。鰆は意外にもさっぱりとした味に仕上げられていて、爽やかな味わい、クワイのチップスも美味しい。
◆「お凌ぎ」は、秋田の稲庭うどんにすり下ろした京都の辛味大根。うどんにコシがあって、辛味大根に良く合う、冷たくて美味しい。
◆「揚げ物」は、清水焼の綺麗な皿に、蟹の甲羅揚げに塩トマトと蕾菜が添えられた一品。甲羅揚げには自家製のらっきょを刻んだ黄身酢が掛けられている。蟹の甲羅揚げはグラタンコロッケの様、野菜や蟹が沢山入って、熱々の揚げたて、マヨネーズのような黄身酢とよく合い、コリコリした少し苦みがある蕾菜と一緒に頂いても美味しい。塩トマトは甘みが強く、中はゼリー状でまったりとして濃厚な味、今までに頂いたことのないトマトに少しびっくり。
◆「ご飯」は、氷魚の雑炊 香の物はすぐき、白菜、大根。寒さの厳しい一月二月は、雑炊を出されるとのこと、琵琶湖の氷魚は今が旬、少し酸っぱいすぐき、瑞々しい白菜、ビールで漬けた甘い大根と一緒に、氷魚の雑炊を美味しく頂いた。
◆「水菓子」は、ブラッドオレンジ、沖縄のあてもや、佐賀のいちご、そして、暖かいプリン。ブラッドオレンジはコクがありの爽やかな酸味。あてもやは初めて食べる、栽培出来る期間が短く希少なフルーツなのだとか、ミルキーでしっとりした味。そして出来立ての暖かいプリンも甘さ控えめの大人の味、美味しく頂いた。
八寸から始まった全八品、食べ応えがあった、器も清水焼きをはじめ風情があり、グラスはアンティークで薄く、どれも拘りのあるものばかり、その上に盛る料理は、見た目もすごく繊細で、細かく手の込んだものばかり、味は京料理らしく、柔らかで優しい味、聞けば、丸山さんで修業されていたとのこと、京野菜をふんだんに使い、名残り、旬、走りを見事に織り込み、桃の節句を表現した素晴らしい一期一会だった、ご馳走様、また是非訪れたい。桃の節句と言えば蛤、一対として生涯添い遂げることを願って料理に使われるのだが、今日の大きな蛤の器を思い起こし、これからも夫婦仲良く添い遂げたいと思いを新たにした。帰りは店先まで見送りして頂きながら、今日のもう一つのお目当て、五大力さんのお参りへ向かう。