店名 |
Sumihei(Sumihei)
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类型 | 旅馆、乡土料理、海鲜 |
预约・查询 |
0772-75-0005 |
预约可/不可 |
仅限预订 |
地址 |
京都府京丹後市丹後町間人3718 |
交通方式 |
・JR網野駅 旅館から送迎バス(要予約) 所要約20分 |
营业时间 |
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预算(评价总数) |
¥60,000~¥79,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB) 可使用电子货币 可使用二維码支付 |
个人包厢 |
可能的 |
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包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
抽烟与禁烟分区 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
可能的 |
料理 |
对鱼类料理讲究 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
能看到海 |
网站 |
長文で恐縮です。それだけ感動が強かったということで、気が向かれたらご一読ください。
昨年秋、母の一言、天橋立見たことない、に始まった今回の小旅行計画。その方面なら、夫と私はどうしても一度食べたかった間人蟹!ということになりました。
間人(たいざ)蟹、幻とは聞いていたものの、改めて調べると本当に食べられるかどうか、なかなか難しいことを学習。それでもそれを旅の目的にするからには、外したくない。必死に調べ、取捨選択し、こちらの宿に行きつきました。しかも、時期を3月に。
そもそもが間人蟹は間人港の5隻の小型底曳網漁船による日帰りでの捕獲のみ。2月までは漁に出られないことも多いらしく、こちらの宿でも、間人蟹のプランを選んでも、手に入らない場合、他の蟹になりますとの注意書きもあり、ドキドキです。
無事、間人蟹のフルコース頂きました!やはり、3月にして正解。1、2月は漁に出られない日も多く、入らない日があったようです。
こちらのコース、昨年まで、間人蟹のフルコースを1日限定6組提供としていたものの、今年から限定3組として、ほぼ確実に提供できるようにされたそうです。
間人蟹の漁場は、京都府の最北端、経ヶ岬の沖合い約20~30㎞、深海部が陸棚になっている水深約230~300mの海底。餌場は、深海300m以下の海層で溶存酸素量が多く、1年を通して水温0℃〜1℃の穏やかな日本海固有水と呼ばれる水塊。海底は砂泥状でカニの餌となる生物やプランクトンが豊富に生息しているそうです。
間人蟹の特徴は足長のスタイルの良さ、身詰まり、甲羅の高さなど。約50もの厳しい基準をクリアしたものだけに、「たいざガニ」の文字と船名が刻印された緑のタグが付けられます。我々が頂いたものは「海運丸」でした。
食べての感想は、足長のせいかほぐれた時の身1つ1つが長め。身の詰まり具合がすごく、さっぱりとした甘み、程よい弾力のある歯応えでした。
間人蟹フルコース、0.8kg級1.25杯の内容は以下。
【夕食】
○ 前菜
コッペ蟹と口取り
もちろん雌の時期は終わっていますが、こちらでは、間人蟹だけではなく、はしうど蟹という目利きした同等の蟹を売り物にしているので、7槽もの水槽をお持ち。鮮度を保って保存されていたからこそのご提供でしょう。雌としては大ぶりで、上質。この時期にこんなに鮮度の良い身とともに、内子も外子もたっぷり頂けるなんて幸せです。
共に供されている口取り類は、申し訳ないけど、その後のために少しずつ残させて頂きました。
○ 紅芋酢
蟹はお腹を冷やす食べ物なので、準備として、とのこと。へえ。
○ 小吸物
蟹のつみれ入り
○ かに刺し
1人に足と爪1本ずつ。花咲は禁物だそうです。綺麗に見えますが、蟹の旨みが溶け出してしまうそう。
全ての調理法で気付いたのは、今まで蟹の香りと思っていたのは、鮮度の問題?この鮮度だとあの特有の香りというか蟹臭ささはほぼありません。
間人蟹が他のブランド蟹とも一線を画すのはこの鮮度。5隻の船が、必ず日帰り漁。他の蟹漁のほとんどは数日海上に留まるため、揚げて届くわけではないと、今回初めて知りました。
刺身、まったりとした口触りと甘みと旨みを堪能。
○ 蟹味噌 蟹味噌しゃぶ、生、甲羅焼き
1人に甲羅1つ。
初めに係の方が味噌しゃぶにして、お猪口に供してくれます。菊花を散らしたような美しさ。何これ?味わったことのない美味しさ。臭みなんて全くなし。
生でも味わえます、と甲羅を目の前に出してくれます。生の蟹味噌なんて食べられるとも思っていなかった。やはり臭みなし。とはいえ、身に比べると磯の香りは強く、お酒が進みます。
甲羅は焼きへ。新鮮すぎる味噌です。そのままでも、蟹しゃぶの身をつけて食べても、甲羅酒でも、絶品。
○ 蟹しゃぶ
1人足4本分。
目の前で、上手に剥いてくれます。
鍋出汁は舞鶴産鰆節、鰹節、利尻昆布。鰆節?!強いこだわりを感じます。
ほのかにこの出汁を吸った半生の蟹身の美味しいこと。
○ 蟹鍋
蟹爪とお腹が1杯分ずつ。
前述のお出汁をたっぷり吸ってなお美味しい。ただ、お腹の部分、1人1杯分がここに入りますので、キャパが限界に近づいてきてしまいます。
お野菜も美味しい。特に聖護院蕪。火を通しすぎずに上げてくれています。
○ 茹で蟹
足4本分、爪2本、味噌少量を3人で。
希望の場合、全て剥いてきてくれます。茹では茹での味わいで良いですが、大好きな焼きを残して限界に近いので、半分以上持ち帰らせて頂きます。
○ 蓋物
百合根と粟麩の羽二重蒸し 聖護院蕪すりながしすり流し餡掛け
美味しいですが、半分以上残させて頂きます。
○ 箸休め
ゆず大根、すだち水
○ 蟹炭火焼き
大小取り混ぜて足12本。1人4本。もうダメだあ。各自2本分だけその場で頂いて、残りは部屋へ持ち帰りにして頂きます。持ち帰り用は綺麗に剥いてお皿に盛り、最後に持ってきてくださいました。
1番好きな焼きです。独特の香ばしさ。鍋や茹でより、旨みがそのまま残るに決まっています。最高。
○ 蟹雑炊
お腹はいっぱいですが、この出汁で雑炊を頂かないわけにはいかないので、ほんの一口ずつ作って頂きます。べっこう餡と生姜の味変も美味しかった。
○ 水物
ゆずシャーベット 苺
他のお料理はいらなかったなあ。あれば申し訳ないので一口でも頂き、お腹のキャパを食うのがもったいなかった。
越前蟹も加能蟹も、何度も頂きましたが、最高峰を知ってしまいました、という感じです。
唯一残念なのはお酒のチョイスがイマイチだったこと。でも、飲むより食べるのに夢中だから、そんなに関係なかったけど。
【お部屋、施設、サービス】
宿泊は2021年にオープンの離れ、季音庵、星乃音。広々と美しく居心地最高の露天風呂付き。アメニティはコダージュだし、コーヒーメーカーやお茶などの気遣いも抜けなし。
24時間オープンのライブラリーが近いのも嬉しい。ライブラーではアルコール含むドリンク、ドライフルーツなどが、いつでも頂き放題。
本館のラウンジは、日本酒8種が、利酒し放題。加えて夕方までは焼き芋、9時からおでんの提供も。どちらも頂くキャパはありませんでしたが。
夕食後、お部屋でといなり寿司を用意してくれたり、チェックアウト時に旅のお供に、と笹団子をくれたり。(どちらもすぐには食べられませんでしたが)
自分で選べる香りのサシャなども。
また、食事や近隣の案内などに、すごく可愛いイラストが。地元の方だそうです。
本当に素晴らしいオペレーション。贅沢さを損なわない中で、スタッフさんの効率を考えた分が料金を抑える効果になっていると強く実感。私がホテルオーナーなら見習いたい。
【朝食】
鉄鍋で提供の蟹味噌汁、エテガレイの干物、久美浜の平林牧場のヨーグルトが美味しかった。
何しろ素晴らしいの一言。蟹が美味しいだけで、十分に売りでしょうが、そこにあぐらをかかない、至れり尽せりのサービスが本当に来てよかったと思わせてくれました。
今度は、はしうど蟹も頂いてみたい。