志摩・賢島　うまいもの旅行①　～ＫＵＭＡＯ　観光地というものについて改めて学習させられる～ : Shou

さて。お盆に岐阜・長野方面へ長旅したＫＵＭＡＯと相方。
ひと月ほどして再び放浪癖が馬脚をあらわします。
とりあえず手軽に１泊２日で、でもそこそこ贅沢したいなーって。
訪れたのは志摩・賢島です。２０１６年にサミットが開催されることとなるのですが、この時はまだ知る由もありません。
ＫＵＭＡＯと相方は三重県に住んでいるのですが、実は賢島って行ったこと無かったのですよ。

１１時ごろの近鉄特急に乗って１時間ほどで賢島へ。
賢島駅は終着駅。この時間は降りるお客さんも少なかったです。
駅前から港へ続く道には、真珠店や土産物店、観光船の切符売り場などが建ち並んでいました。
港に面して趣きのある佇まいの真珠店がありました。明治３８年創業の老舗。
こちらのお店は「男はつらいよ　寅次郎物語」のロケ地だそうです。

さて、時刻は１２時過ぎ。お腹が減ってきましたが、飲食店が少ない印象。
観光地なので何とかなるだろうと、事前にリサーチしていませんでした。
港から再び駅方向へ帰ると、駅の入口右手に食堂が２軒。
特に理由も無く右のこちらのお店へ。
テーブル席に座りメニューを見ます。
驚いた事が２つ。１つはメニューが６種類しか無い事。それも全て定食で単品メニューはありません。
もう１つが価格設定。一番安いカレーセットで１２００円。一番高い伊勢えびうどんセットで１８００円。
これは・・・失敗したのかもな雰囲気が俄かに漂い始めます。
でも、もしかしたら価格に見合ったとても美味しい料理かもです。まだまだ分かりませんよ。
で、ＫＵＭＡＯは　てこね寿しセット　　　１６００円
　　相方は　　　　伊勢えびうどんセット　１８００円　をオーダー。
なかなかチャレンジャーですよ。相方は。ＫＵＭＡＯには真似できない豪快な生き様です。

１５分ほどして料理が運ばれてきました。
てこね寿しセット。ミョウガや大葉の乗ったてこね寿しとエビが２尾入った味噌汁、もずく酢と香の物。
伊勢えびうどんセット。豪快に伊勢えびの入ったうどんとてこね寿し、サラダともずく酢と香の物。
味については不味からず美味からず。量については少なめ。価格については高すぎ。
サービスについてはムラがある（相方の定食に付いていたおてふき、ＫＵＭＡＯのには無し）。
メニューについては少ないし、唯一オリジナリティのある「伊勢えびうどん」は大変食べにくい。
６種類しかないのに、うち３つがエビフライとトンカツとカレーってそんな。
まだまだありましたが、多分ずっとこのお店は変わらないでしょうし、もういいです。

いやはや。観光地だし飲食店が少ないし、これでも営業し続けられるのでしょうね。
旧態依然とした昔ながらの観光地の食堂でした。
やはり「競争相手」が無いとこうなるのでしょうね。

その後関西弁な１０人ほどのおとうさん達が入ってきました。
メニューを見て、カレーやてこね寿しなどを単品で頼もうとゴリ押しするおとうさん達。
接客するおかあさんと、おとうさん達の攻防を横目に見ながらお店を出たＫＵＭＡＯと相方なのでした。