子供連れに良いバイキング : Seasons

瑞鳳と言えば「高級」と言うイメージがあった。

バブルがはじけ方向転換した瑞鳳は、さながら迷走している感がある。

折角の豪華な建物、調度品、部屋があるのにターゲットは「子供」。

革張りの椅子に子供が飛び跳ねている姿は目をしかめる。

そういう私も子供連れで訪問しているので批判は出来ない。

ホテルの内容はともかく、夕食のバイキングはどうか。

一言で「瑞鳳って触れ込みなら、これは無いな」と言う感想。

普通のホテルのバイキングなら許せる。

豪華に喧伝して、内容が伴っていない。

具体的には、寿司はお客様の注文で好きな数量とネタを握ってくれる。
これは素晴らしい。
ネタの質は回転寿司以下。

牛タンは堅いが及第点。

天ぷらは揚げたてだが揚げ方が上手くないのかネタ（海老）が良くないのかサクサクでもないし塩っぽい。

焼売やローストポークなどあったが、並みの味である。

ラーメンもあったが予想通り市販品で家庭でも楽しめる。

デザートにスターフルーツがあった。
スターフルーツは柑橘系の酸味が加わると甘さが引き立つ。
これは沖縄の道の駅許田で教わった。
子供が係の人に聞いたらレモンは有料とのこと。
これは運営上仕方がない。
それであったらスターフルーツなど置かない方がスッキリする。

このことで瑞鳳は高級ホテルから一般のホテルになったと思った。

唯一美味かったのはズワイ蟹。
さすがに北海道の業者が運営しているだけある。

でも子供には評価が高かった。

戦略的には良いかも知れないが、このグループが運営するホテルは遠慮したくなった。