食に拘りが無ければ良い旅館 : Hoterunimitoya

仕事で仙台に行く用があり、夜は秋保温泉のこちらに泊まる事に。ちゃんと仕事ですよ。社畜でもたまにはこう言う良い事があるのです。

ホテル自体は昔からある大きな温泉旅館という感じ。お部屋も十分すぎる程大きく、大浴場は三つもあり、宴会場もかなりの数があります。それなりに年季は入っていますが清掃は行き届いており、清潔そのもの。この辺はやはり老舗の温泉旅館らしいですね。

と言う事で夕食。こんな感じでセットされています。

メニューはこの通り。季節感が無いのが残念。

お造り。スーパー普通というかスーパーで買えそうな品質レベル。海老はいいとして、こう言うとりあえず乗っけた鮪は全国的にやめて欲しい。それなら安くて美味しい鯵でよろし。

蟹の甲羅に身を詰めて揚げたもの。これも蟹のエグみが感じられて、気の利かない居酒屋見たいな味わい。ビールには合いましたけども。

真鯛の桜蒸し。味わい自体はそう悪くないですが、出汁の繊細さが無いのが残念。それにやっぱりこの料理の流れで出されると魅力もイマイチ出てこない。

焼く前の鮑。鮑ってこうやってただ焼くより、蒸した方が絶対美味しいですよね。写真を撮らなかったしゃぶしゃぶもそうなのですが、あの固形燃料で自分でちっちゃい鍋で焼いたりするやつが私は嫌いなのです。火力も弱いし、その辺の調理は厨房でプロにやって欲しい。

最後は添加物の色合い。久々にこういうピンク色見ました。レトロな色合い。

と言う事で食事は全然でしたね。昔からよくある温泉旅館そのものというか。ホームページの写真を見る限り割と良さそうかなと思ったのですが。

ちなみに朝食は大箱でバイキングだったのですが、これもまあ似たような感じでした。何より宿泊客が一斉に会すので騒々しい。何かのテーマパークみたいになってました。まあ旅行需要が戻ってるのはいい事だけれども。ちなみに私は朝からカレーを2杯食べて、上司に飽きられてました。私はイチローリスペクトなのです。

一方で前述の通り箱は悪くありません。年季は入ってるけど清潔だし、大浴場が大きくて雰囲気もある。朝晩で入れ替え制なので夜と朝で表情が違うのも良い。仕事で無ければ、夕食前に一度、夕食後に一度、朝に一度の計3回は入りたかった所です。

食に拘りが無くて大箱の温泉旅館に泊まりたい人は是非どうぞ。