地元産の海鮮と、薪ストーブが素敵な宿でした : Kuroshio

仕事で気仙沼の大島に訪れ、旅館黒潮さんに宿泊しました。

大島は気仙沼湾に浮かぶ島ですが、昨年、島民念願の橋が架かり陸続きになったばかりです。

夕食は、一階の一部屋を使い頂きました。

前菜には、マグロの胃袋と茹でた卵、貝の酢味噌てす。
マグロの胃袋と卵は、気仙沼の珍味です。
ネイティブが「コワダ」と呼ぶ魚の胃袋は、そのままでは硬いため、茹でて食べ易くしてあり、サラミソーセージのような食感があります。

お造りは、帆立、ヤリイカ、マグロ、メカジキでした。メカジキは、カジキらしい綺麗な色で厚くカットしてあります。
お刺身の中でも、帆立とイカは新鮮なため旨味がしっかりと味わえました。

海鮮しゃぶしゃぶには、気仙沼産のワカメ、海老、牡蠣が野菜と共に入っています。また、豚肉も有りました。
牡蠣は気仙沼産で、サッパリとした味わいです。よく太りプリプリしていて美味しかったです。

遅れて、蟹汁と焼魚が登場です。

蟹汁には、毛蟹が使われていました。
小さな蟹ですが、出汁は良く出ています。
産地を聞くと、気仙沼で獲れたとの事。
こんな南でも毛蟹が獲れるとは知りませんでした。

焼き魚はクロソイです。
サイズは30センチ近くあり、よく太っています。
根魚らしい旨味がある白味魚です。
一人で丸1匹頂きました。
御頭付きなので、眼の周りのお肉なども美味しく頂きました。

食事の後のお風呂では、旅館が推奨している薬石が湯船に入られていました。

お風呂の後、大きな薪ストーブがあるロビーで寛ぎます。
薪ストーブ以外の暖房はありません。
横長のストーブでなので、長い薪を燃やす事が出来ます。
薪は御主人が割ったもので、桜とスギがありました。
パチパチと薪が燃える音を聞き、揺れる炎を見ていると、中々趣のある暖房です。

宿の御主人は気仙沼の出身で、環境教育を通じて気仙沼の自然を守る活動を行っています。大学で講師も勤められていたアカデミックな方でした。
色々なお話を聞かせていただきました。

翌日は、お腹いっぱいの朝食を頂き、仕事への活力を養いました。

支払いは、1泊2食付きで、夜のお酒が進んだため、10560円でした。

ご馳走様でした。