復興のエネルギー源 : Onigiri Nodaya

妻娘の手助けを義母にお願いしての仙台出張。2日目はほぼフリーだったから足を延ばして石巻の町を見てくることにした。
あの大災害から1年4カ月が経ってしまったけど、自分の目で見て感じたかったから。

仙台と石巻を結ぶ仙石線は途中を代行バスでつないでいる。列車の車窓からは津波の被害はうかがえないが、バスを代行せざるをえない途中の区間は、大きくかしいだままの架線柱、ぐにゃりと曲がった金属製の橋の欄干、一戸建て住宅の窓は強い雨風にかかわらず開いたままでカーテンがひらひらしている。

天候が悪い上、徒歩でしか移動できなかったので石巻の海岸部を見ることはできなかった。商店街はどこまでが津波被害によるものでどこからが地方都市でよく目にする姿かわからないほど、開いている店は多くなかった。


うまく飲食店を見つかけれないまま、再び石巻駅に戻ろうとするとお弁当屋さん「おにぎり 野田や」さんを発見。土木作業の職人さん達が次々訪れる。ここでもお弁当か、と内心苦笑しながら

○エビチリ弁当　￥480-

を購入。ようやく雨が上がった駅前のベンチでいただく。
エビにもっとプリっとした新鮮さが欲しかったけど、もやし・いんげん等炒めものは落ち着ける味。マカロニサラダ、スパゲティサラダ、デザートのオレンジもついて480円は満足です。


せめてもの復興のお手伝いはお金をおとすこと。
ひとりの昼ご飯では限界があるけど、駅前の石巻市観光物産情報センター「ロマン海遊21」で夏目漱石さんを3人ほど置いてきた。干したオキアミエビ、松前漬、わかめに金華山沖の〆サバに豆腐を揚げた飛龍頭。娘にもロボコンのプリントが入ったミニタオル。

一日も早く、仮面ライダーや００９の原色が映える町に戻りますように。