旨い天丼　店の分かりづらさ満点 : Kiku ya

　新幹線の脇を走る、御代田町から軽井沢に向かう県道から見える小さな看板。小さく「天丼」とだけ書かれたものが見えるだけ。県道からは直接入れず、道をそれて店に向かう格好。店構えも雑然としていて不安になる。友人からのお勧めで勇気をもって入店。中は外観からは想像がつかない内装で、落ち着いた雰囲気に感じた。ランチのメニューは２つ。ウナギと天丼。先客は40分待ってウナギを食べている人、天丼を食べている人。もちろん天丼850円。
　四角いお盆に乗せられたのは、天丼と玉子焼き、マイタケの味噌汁、香の物、コーヒーゼリー。天ぷらはエビ、白身魚、野菜たちに丼つゆがかけらるスタイル。アツアツ揚げたての天ぷらに、ほどよい甘さの丼つゆがよく合う。天ぷら油はゴマと綿実の混合だろうか？香の物は手作り。玉子焼きは出来合いとみた。味噌汁は出汁が強めの味噌もやや強い。マイタケの香りの味噌汁は個人的には好みだ。
　店主は、千葉県出身で群馬（万座と言っていたかな）の企業の保養所で仕事をしており、定年を機にこちらへできたようだ。

　このボリュームと味で850円は、コストパフォーマンスが高いと言わざるを得ない。もっと混雑していても可笑しくない隠れ家レストランだ。

　とっても入りづらいがね。