山の幸・川の幸だけで、ここまでの料理が作れるとは : Kadojin

大峯山・山上ヶ岳を目指す修験者が宿泊することで賑わってきたという洞川（どろがわ）温泉。
角甚は洞川温泉に20数軒あるという旅館・民宿の1つです。
冬場は鴨鍋やぼたん鍋を押しているようですが、鍋料理があまり好きでない私が選んだのは『名水豆腐会席』のプラン。

泊まる部屋は2階のトラディショナルな客室ですが、食事は1階にある新しく綺麗な個室で。
夕食のメニューは『おしながき』の画像をご参照ください。特筆すべきは全ての料理が地元で採れたと思われる山の幸・川の幸で構成されていること。
海の魚はもちろんのこと、牛肉や豚肉さえ使われていません。

どの料理も美味しかったですが、特に印象に残っているのは川魚（鮎）の塩焼き。
鮎はもともと臭みの少ない魚ですが、これほど抵抗感なく頭から全部食べられたのは初めて。
同じく川魚で『鱒のあらい』や『子あまごの揚げ物』も抜群でした。
いや～！　本当に旨かった。

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旅館自体の鄙びた雰囲気も味わい深かったし、宿の人の素朴ながら心のこもったサービスも印象的。
ここは何年か後にぜひリピートしたい宿ですね。