四季を感じるカフェ　里山フルーツ『こくわ』 : Kokuwa Ya Toub Ee

新潟市内から車で1時間半、燕三条からは車で30分。『道の駅漢学の里しただ』の少し手前にあります。駐車場あり。道路に面した場所に看板も出ていますが、少し分かり辛いです･･･看板の通りに進むと民家の庭先に到着します（笑）その民家の庭を通り抜けた先に、木造の古民家風の当店があります。店内はシ落ち着いたの和モダンな空間です。雰囲気はかなり良いと思います。テーブル席とカウンター席あり。メニューは店名の由来にもなっている『こくわ』や、山菜、野菜、などを使用した身体に良さそうなカレーや定食。里山の果実を使用した個性的なスイーツにジェラートがあります。

以下レビューになります。
・野菜カレー
優しい甘味とさっぱりした酸味のカレー。無加水で、野菜と『こくわのペースト』のみで煮込んでいるそうです。ルーは少し塩気が強かった気がします。ライスは白米 or 発芽玄米 or 両方半分ずつから選べました。ゴハンおかわり可。

・里山ジェラート（こくわ、ナツハゼ、ウワバミ草）
こくわとウワバミ草を注文しました。こくわジェラートには冷凍したコクワが乗っています（笑）キウィとも違った独特な味わいでした。ウワバミ草は抹茶のようにホロ苦い味です。

・自家製ピクルス
ラッキョウ、人参、胡瓜、マタタビ！？です。３枚目の写真にマタタビをアップで載せていますが、手前にあるのがメス、奥にあるゴツゴツしたのがオスです。生物学的な雌雄ではなく俗称になります。腫瘤があるほうをオスと言うそうで、遺伝的要因ではなく、とある外的要因でコブができるそうです。漢方薬では珍重されているとの事。味は･･･独特です。

・こくわ
別名は猿梨。キウイの原種で、奥山にある山の珍味。味は濃厚なキウイの香りに加えて、遠くのほうにイチジク、パイナップルのような香りも感じました。糖度はなんと25度！大きさは指先程で、表面には毛が生えてなくて、そのまま丸ごと食べれます。断面は完全にキウイでした（笑）表面が柔らかくなったら食べごろですが、『完熟～腐る一歩手前』ぐらいになると渋味・クセが一切無くなり、驚きの旨さです･･･　熟しても色は変わりません。触った時の感触が柔柿くらいがベスト。見た目では6枚目の写真の右側くらいのシワシワ感が目安です。生の『こくわの実』はこのお店の近くにある農産物直売所彩遊記で購入しました。９～10月頃に売っています。当店では売っていません。

・全体を通して
こくわ以外にも里山の果実、山菜などを使用した食事も印象に残りました。まさかピクルスにマタタビが入っているとは思いもしませんでした（笑）
こくわは図鑑で見たことがある程度でしたが、思いのほか美味しいです♪　むしろ個人的にはキウィより好きかもしれません。