雨ニモ負ケズ... : Kokuwa Ya Toub Ee

文学家宮沢賢治氏の作品の中にこのような一節があります。
私が家を出発したとき...
ちょうど、パラパラっと雨が降っていました。
職場に寄り道して、用事と、心の準備を済ませて外に出ると、雨は本降りになっていました。
雨に濡れながら車に乗り込みお店に向って出発!
次第に、雨は強まり、前が良く見えない位に降っていました。
30分程はしると、なんと...なんと...
目の前の道路が冠水していて...又、しばらく走ると、川があふれて道路を流れていました。
大雨の影響で視界が悪く、あちこち迷いました。（お店の看板が分かりずらく、お店の前の道路を何度か往復しました。）
こんな感じで...
普段なら、1時間位で到着するところを、あっち、こっちと迂回しながら、３時間位かかって
無事に到着しました。
（7.13水害で大きな被害を受けた五十嵐川があふれそうになっていました。）

もの凄い大雨で...
お店の外観を写真におさめるまもなく間もなく、逃込むように入店。
「もの凄い雨で...お店、閉めようと思ってたとこなんです!」と、笑顔で店主のお出迎えをいただいた。
店内は...
店主の父がコディネートしたという、古民家を現代風にしたようなひじょうにお洒落な造り。
食器はというと、これもまた、店主の父が趣味で収集していたという高そうなものが所狭しと
並んでいました。
ジャズが、そよ風のように静かに流れ、時間の経過を感じさせない...。

私が注文したのは...
ハンバーグ入りのこくわカレー。
カレーにこくわのペーストを入れて作ったとのこと。味は、辛くも無く、不自然に甘くも無く...。
野菜の旨みが絶妙に光る感じでした。
(使用している野菜は全て自家栽培とのこと。)
ご飯は、白いご飯と、玄米から選べ、今回は、玄米をいただいた。

さりげなく、グラスに注いで出してもらった水がおいしかった。
舌にまとわりつかない感じで...。さらっとしていました。
（失礼ながら...「山で、川の上流だからかな...?」と思い問うと、浄水器を使用しているためとのこと...。）

優雅に食事を楽しんでいると...
慌てて店主の父がやって来ました!!
「三条市全域に避難勧告が出ましたよ!!」

又来たいと、後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました。
かなりお薦めのお店ですが...くれぐれも、大雨の日には、ゆつくり出来ない可能性があるので、充分考慮のうえ...。