毛色の変わった担々麺だぞ
2022年8月
「背脂担々麺塩950円」
未食メニューで面白そうなのをオーダーしようと、券売機前で長考。背脂担々麺にする。醤油と塩を選べるので塩、太麺中麺細麺からは、中麺をセレクト。
あんまり他店の担々麺とは似ていないものが出てきた。背脂がかかってるってのも変わっている。いかにも、独学で作りましたって感じで、雑然としているのだが面白い。そして旨い。どこかの店のものを真似て作ったんじゃなく、担々麺って何だろうなあ、と試行錯誤しながら作った感じがいい。スープの一口目でナッツの風味が印象的だったのだが、ピーナツオイルを使ったのかな。チーマージャンやゴマペーストは使っていないようだ。
メンマとか茹でほうれん草とか、海苔とか切り落としチャーシューとか、他店の担々麺には使われない具材がヒョイヒョイとレンゲに入ってきて不意打ちをくらわす。辛さは山椒のシビレ系が主流だった気がする。
面白い担々麺だった。まだまだ、この店には面白いメニューがありそうだ。
この店の魅力は奥が深い
2022年5月
「鶏油ラーメン800円」
現在、この店を再評価中である。前回のえび塩ラーメンが美味しかったので、次は「鶏油ラーメン」を食べてみる。券売機でチケットを買い、口頭で塩味かしょうゆ味か、細麺か中太麺かを選ぶ。醤油で中太麺を選択。
チー油が香る。ざっくり言えば、あっさり醤油ラーメンにチー油を浮かべたものなのだが、チー油が全体の印象をガラリと変える。見た目は屋台風のレトロなラーメンのようなのだが、華やかで旨そうな香りが全くの別物にしている。玉ねぎのトッピングやゆず皮の薄片も、全体によく調和している。
麺がまた独特だ。コシが無く、フニャフニャしているのだが、伸びているわけではない。18番中太麺で推定加水率50%の超多加水麺。柿ポリフェノール麺に似ている。固めん好きには好まれないだろうが、面白くて魅力的だ。
と、隣席に運ばれたのは鍋焼きつけ麺…。おいおい、まだまだ面白そうなメニューがあるじゃないの。
ガッツリ系だけじゃない
2022年4月
「甘海老塩ラーメン850円」
こちらの店主は、15年ほど前に蔵王橋西詰のあたりに飛雄馬一号店を立ち上げ、連日満席の大繁盛店に育てた人である。一時期は三店を経営し、長岡市ラーメン界にその人ありと知られた職人である。親類縁者の諸事情でゴタゴタし、現在はこの一店舗だけで独立経営している。最近はあんまり話題にならないが、間違いなく新潟県屈指のラーメン職人である。
男前☆飛雄馬総本店と、店名からしてゴチャゴチャしてるし、券売機のメニューが雑然として整理されていなく、取っ散らかった印象の店である。看板メニューとしてはジロー系のガッツリラーメンという印象が強い。しかしよくよく検討してみると、気になるメニューがいろいろあり、バリエーション豊かなラーメンを提供しているのだ。
事前に研究しておいて、甘海老ラーメンを券売機で購入。席に着くとき、麺の太さを太麺・中麺。細麺の三種類から選ぶ。中麺でオーダー。
着丼すると、見た目からして期待の高まるルックス。甘海老の頭から出る赤い油が表面を覆っているのだ。スープをすすると、間違いない甘海老のダシが味わえ、意外とサッパリしたシンプルな塩味が後を追いかけてくる。ははあ、いわゆる無化調ラーメンだナ。素材の甘海老の風味に焦点を絞っているのだ。
麺はツルツルと滑らかさが際立つ18番中麺。しかしながらモチモチ感もあるツルモチ麺。甘海老を生かした華のあるスープと合わせると、非常にキレのある印象のラーメンだ。
切り落としチャーシューや紫キャベツのスプラウトを無造作にトッピングし、見た目は少々乱雑だが、味の仕上がりは繊細だ。
この店、今まで実力を見誤っていたかもしれないな。
氷結気分
2018年7月 しじみだしの冷やしラーメン 800円
猛暑の夕方、「冷やししじみラーメン」というメニューを食べログで見つけ、これはいいと参上。券売機の前でしばらくキョロキョロと掲示物を読む。うーむ、ごちゃごちゃとしてわかりにくい表示だなあ。いろいろなメニューを多彩に展開する店だという意欲は感じるものの……わかりにくい。あ、しじみだしラーメン、これだ。5~6種類のメニューが書き出してあり、このどれも「限定B」という券を買えと、こういうことね。
店内に一歩入ると、ヒョホーッ、とたんに冷気に包まれる。先客はちらほら数名。チケットを渡すとき、具体的なメニューと麺の種類を告げるシステム。麺は細麺、中麺、太麺、平打ちから選べる。中麺を選択。お冷やをくんでカウンター席に着き、十分もすると体が冷え切った。冷房強し。これは、暑がり体形の店長のせいか (笑) 。
やがて着丼。氷がたくさん浮かび、氷結ラーメンの様相。しじみだしは控えめなれど、貝の癖がなく旨し。三つ葉、ゆず皮がいい薬味となっている。何よりシコシコした18番中麺が旨い。推定加水率は33%の多加水タイプ。熱いラーメンとは全く違う食べ物になっている。店の冷気も手伝って、気分は北極。猛暑が吹っ飛ぶぜ。
爆盛りメインのド派手店
2012年9月3日(月)
現在何軒かある「飛雄馬」を初めて堤町に立ち上げたのが、この宮内店の店主。今はここも含めて4店のお店それぞれで、独立店としてやっているらしい。
宮内店は最も新しくできたお店で、ドカ盛り二郎系の「男前ラーメン」が主力メニュー。味はしょうゆ、塩、味噌がある。食券を買うと、麺を太麺か中太麺か口頭で聞かれる。太麺をチョイス。ニンニクと背脂をそれぞれ入れるかも選択する。両方入れちゃいました。
太麺は16番。堅めのゆであげだが、結構ゆで時間がかかる。加水率は低め。強く縮れている。しっかりかむので満腹感がある。
キャベツ、ゆでもやし、ひき肉、背脂、貝割れ大根、コーンが盛り上げられたトッピングは豪快そのもの。おろしニンニクもたっぷり添えられていた。半熟味付け卵もドーンと一個載っている。値段は\730だが、それに見合っただけのボリュームだ。切り落とし風のチャーシューも数枚載っている。
塩味がしっかりしていて、スープが旨い。豚の濃厚な味の向こうに煮干しを感じる。
外見はド派手。内装はAKBのごちゃごちゃディスプレイ。
こういう方が落ち着くタイプの層を狙った感じ。年配御夫婦なんかは見かけない。
ただ、これだけチャカチャカしていても、店内はきりっと清潔だ。
平日の昼だが、満席。なかなかの人気店。オーダーの様子からリピーターが多いと察せられる。
店名 |
Otoko Mae Hyuuma Sohon Ten(Otoko Mae Hyuuma Sohon Ten)
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类型 | 拉面、沾面 |
预约・查询 |
0258-39-1877 |
预约可/不可 | |
地址 |
新潟県長岡市宮内町3402-1 |
交通方式 |
JR信越本線・JR上越線宮内駅から徒歩15分 距離宫内 686 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算 |
~¥999 ~¥999 |
预算(评价总数) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
座位数 |
26 Seats ( カウンター4席・小上がり22席) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 14台 |
空间、设备 |
有吧台座位,可观赏运动比赛 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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开店日 |
2011.10.5 |
2023年5月
「期間限定麺A 980円」
多種類なラーメンを提供し、どれを食べたらいいのか戸惑わせるラ馬鹿御用達のお店。レギュラーメニューだけでも迷うのに、更に期間限定麺を出している。いや、むしろこの際、迷わず期間限定を食べておこう。
限定Aの食券を買い、カレーラーメンにしようかと思いつつ、勝浦タンタン麺と口にしてしまった。今日は平日で、土日限定メニューなのに。ところが、親切にも厨房に伺いを立てて「できますよ」の返事。せっかくなのでお願いする。ただ、勝浦タンタンメンは勝浦市の当該協会に許可をもらわないと提供してはいけないことになっているので、その辺をクリアしているのかが心配。このレビューがやぶ蛇になりませんように(祈)。
太麺でオーダー。出てきたのは14番ゴワゴワ極太麺。強い縮れがかかっている。ネギ、玉ねぎがバリバリに硬いままバサッとトッピングされている。ひき肉そぼろもどっさり。
醤油ダレに割とあっさり目の非乳化スープ、そしてラー油直撃のストレートな辛さ。
シンプルな辛さが心地よい。ああ、いつか勝浦市にも行って、本場のご当地麺を食べなきゃいけないなあ、と思わせてくれる刺激的な一杯だった。
(もし勝浦市の地域ブランド監理監視機構さんに許可を取ってなかったとしたら、期間限定であることと、こうして勝浦市の宣伝にもなっていることから、お許しいただきたい)