酒が豊富で格安 : Orihimeya

直江津駅のそばに宿を取り、近場で検索したところ、海鮮の店ばかりが出てくる。
地域特性として当然ではあるが、刺身を出されるだけなら、どこでも食べられるので、もうちょい特徴のある店は無いかと思ったら、酒に強そうなこちらの店が出てきた。

刺身盛り合わせ6品¥1,200を注文したのだが、届いたものは8品盛り。価格は据え置きという、びっくりなサービス。
バイ貝の煮付け、うるいのおひたし各¥550も、2人分かというボリューム。
全部がそうかと思ったら牛すじ煮込み¥550は、牛すじが少なく、全体のボリュームも少なく、ある意味安心した。

とにかく驚いたのは清酒の品揃えと、その価格だ。
ほぼ全てが爽酒、薫酒ではあるという傾向はあるのだが、そっちの人気酒、入手困難銘柄がほとんど揃っている。
そして120mlで500〜800円。(一部90ml提供等がある)
佐渡の銘酒 金鶴 本醸造においては380円である。
都会ではこれに+300円が順当な値付けだろう。

よくよく見てみると、生酒はごく少数であり、開栓後も日持ちする火入れ酒が置かれているあたり、よく考えられている。
これらは新潟県内の酒屋で揃うのか？と聞いてみると、大阪や東京の酒屋を使っているということだった。

お燗対応してくれるために、常時火に掛けっぱなしの鍋があるのだが、燗上がりする酒がほとんど無いのはもったいない。

料理は特に特筆すべき味ではないが、酒場としては相当使い勝手がよいと感じた。