グッドモーニング越後 : Naspapani otani

今年の夏は紆余曲折を経て越後湯沢にて一泊だけ過ごすことになりました。
宿泊先はここNASPAニューオータニ。ニューオータニ系列のスキー場直結のリゾートホテルとの位置づけ。真夏の時期はゲレンデの一部を各種遊戯施設に、温泉やプールなどもあって一応飽きずに過ごせるようになっています。

部屋はタワー棟の2ベッドルーム。目の前は濃緑の草木が生い茂る斜面/ゲレンデが迫り、もう一方の部屋からは遠景に山並みや別なタワーホテルを望む。なかなかいい景色じゃないか、と思ったら真下は墓場でありました。（笑）

さてそんなホテルにて朝食は大会場でのブッフェ形式にて。
正直、ハイシーズンのファミリー向けホテルのブッフェだからしてあんまり期待してなかったのですが。
ホールに入るとまぁこの会場の広いこと広いこと。今までにも全国各所のホテルで朝食ブッフェを摂ってきましたがこの規模の朝食会場は那覇のロワジールホテルが思い浮かぶくらいでしょうか。
とは言え客の大半は家族連れ。時間をずらせば座れない事も無くおそらく100卓以上が並ぶ中、テーブルを確保しゆっくりとブッフェテーブルに向かいます。
こちらは和と洋、それぞれ左右のテーブルに分かれておりひとまず和食をチョイスすべく巡ります。
焼き鮭、焼き鯖、梅干し、煮豆、棒だら煮物、車麩の煮物、栃尾の油揚げ（電気コンロで温められる）、肉じゃが、冷やしたのっぺ汁、煮い菜（野沢菜）、ハム、ソーセージ、温泉玉子、とろろ、納豆（十日町の大力納豆というメーカー）、生野菜サラダ、味噌汁、ごはん。
それぞれ少量ずつ小分けされたプレートに盛り付け頂きます。
全国共通の品が2/3くらい、後はいかにも雪深い越後の地元の素材を使ったメニューが多く意外に楽しい。見た目はいかにも地味なんですが（ｼﾂﾚｲ！）味付けも思ったよりも穏やか。ま、これだけの品を摂ってもほんのひと口、ひと切れなので暴力的に満腹になるわけでもなくしみじみ頂きました。特に棒だら煮物、車麩の煮物なんて自宅じゃまず食べないものナァ。それと力士のイラストがプリントされた大力納豆ですが、この納豆が大粒でなかなか美味しい。関東は小粒の納豆が主流ですが改めてソフトな食感の大粒納豆もウマイもんだと思いましたですよ。

洋食コーナーには目の前で焼き上げてくれるフレンチトーストがあったりドリンク、フルーツも意外に充実。和食の一画にはキハダマグロのブツが山盛りになっていて食べている人が多かった。私は取らなかったけどモノも悪く無さそうに見えましたね。
ホールが広いくブッフェの選択肢も多いので気忙しさも希薄。
食後にコーヒーを頂き、ひとごこち。帰りにはテイクアウトのコーヒーサービスもありました。
ホテル自体の価格も予算内で収まり総じて満足できた滞在に。
ビバ、越後。次回はいつになることやら。