大阪最強の炒飯の秘密?
大阪梅田の新阪急ホテルと阪急梅田駅の間に「地蔵横丁」と呼ばれる通路?がある。
その地蔵横丁の入口に地味に佇む一軒のラーメン屋がある。
塩・味噌・醤油の各ラーメンにちゃんぽんや冷麺などがあって、炒飯や餃子がサイドメニューでセットにして食べられるような典型的なラーメン店だ。
最初にこの店「宝来」を訪れたのも、特に理由はなく、私が大阪勤務時代にふらりと立ち寄っただけのことだった。
ラーメンと半チャーハンのセットを食べ「なかなか旨いなあ」ぐらいの印象だった。
ところが、ひとりでふらっと入れる気軽さから何度か行くうちに「ひょっとしてここのチャーハンは旨いんじゃないか?」と思って単品で「チャーハン」を頼んでみたら、案の定一発でハマってしまった。
決して、飛び抜けて何か変わったことがあるわけではなく、具材もチャーシューとネギと卵だけというシンプルなもの。
要するに、味付けがよく炒め方がうまい=腕がよいということになる。
私は地元スタッフにこの店のことを尋ねた。
でも、全く有名ではないようで、なかなか情報が得られなかったのだが、ベテランの女性スタッフのひとりから「『宝来』って阪急3番街や阪急百貨店の中にも店を出しているはず」と言われて調べてみると、確かに阪急3番街に同名店舗があり、阪急百貨店内の中国料理店(名は失念)もあった。
なるほど、ここはこれらの店舗からローテーションで来ている料理人が調理しているのだろう。
これでこの店の旨さの理由は分かった。
私は結局大阪に3年居たが、この店以上のチャーハンには出会わなかった。
というより、東京でもなかなかこのレベルのチャーハンはない。
私は今でも大阪出張の時はこの店を訪れることがある。
なかなかひとりで食事をする時間がないので、現地の若手スタッフを付き合わせているが、実は彼らの中にもハマっている人間は結構いるみたい。
場所柄、いつ無くなっても不思議はない店だが、いつまでもあり続けてほしいものだ。
店名 |
閉店Ramen hourai
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类型 | 拉面、饺子 |
地址 |
大阪府大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街 地蔵横丁 |
交通方式 |
阪急梅田駅 徒歩約1分 距離梅田 123 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算 |
~¥999 ~¥999 |
预算(评价总数) |
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
座位数 |
25 Seats ( カウンター席・テーブル席) |
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个人包厢 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 500台(共用)・有料 |
空间、设备 |
有吧台座位 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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10月中旬の出張10日目。
この日は大阪の事務所に行った後、取引先を回って京都に行くことになっている。
市内の取引先に挨拶の後そのまま郊外と京都の取引先に行くことになっているので、
一旦ホテルに戻って荷物をピックアップする前にランチという事になり、
私の希望で、阪急梅田の駅近くにある「チャーハン」の美味しいラーメン屋に行く事になった。
同行したスタッフもこの店の事は知っているので楽しみに向かったのだが・・・、
ナント・・・消滅(涙)
このお店は、大阪勤務時代によく通っていたラーメン店。
阪急梅田駅にへばりつくようにある「地蔵横丁」の中にあるのだが、
当時はいつも近くを通っていながらもしばらくはその存在に気付いていなかった。
だが、昼食を食べそびれた35年近く前のある日、
取引先に向かう前に何か食べてから行こうと駅に向かう途中に見つけて飛び込んで、
通し営業の上気軽に入れる雰囲気だったのでたまに行くようになって、
そのうちにラーメンセットについてくるここのチャーハンがとても美味しいことに気づいた。
決してインパクトがあるわけではないので、一発でその虜になったというわけではないが、
醤油でごまかしたり、課長さんの力を大量に借りたり、パラパラになりすぎることのない、
しっとりと薄味ながら、その確かな腕を感じるその味に私は次第に惹かれていった。
話はさらに遡るが、私は受験生時代にサッポロラーメン店「どさんこ」でバイトをしていた。
学校帰りに食べた「味噌ラーメン」の味にひかれて、部活引退後に自らバイト募集に応募した。
その店は、ラーメンのスープもオーダーが入るたびに一杯ずつ仕上げるほどこだわっていて、
当時、どこの店でも課長さんが大量に使われていた時代ながら、
味にこだわるその店は、「課長からの脱却」を目標にチャーハンの試行錯誤を繰り返していた。
バイトを始めて数か月たった私は、
ラーメン以外の調理をさせてもらえるようになりその中の一員に加わっていたので、チャーハンの作り方のバリエーションと出来栄えについてはある程度知っているつもりだった。
だからここのチャーハンが単なるラーメン屋の付属品ではないことに気づき、
のちに職場の人の情報で、この店は阪急百貨店や阪急三番街にある本格中華の店が運営していることを知った。
「なるほど、そういうことだったのか」
合点がいった私は大阪を離れた後も、出張のたびにここを訪れていた。
転職して、大阪に来てもこの地に行くことがなくなっても時間があるとたまーに来ていた。
ところが・・・、
阪急三番街の店が別のローカルチェーン店に替わり、
阪急百貨店の店も改装に伴い閉店したと聞いてとても心配していた。
だが、ここ『宝来』は存続していた。
ひょっとして経営が変わったのかもしれないが、
ラーメンもチャーハンも特に変わったという感じはしなかった。
でも、別の信頼すべきレビュアーさんから「味が変わった」と聞いて、
いよいよその時が来たのかなとなんとなくイヤな予感がしていた。
たまたまその日の料理人の腕によるものであって欲しいと祈っていた。
2年以上ぶりに訪れたこの日、それは紛れもない現実となってしまった。
「地蔵横丁」全体が大きく変わろうとしていた。
今となっては、まだ途中の「地蔵横丁」の改装が終わった時に復活している事を願うのみである。