阪堺電車「寺地町」駅から南東に徒歩2分路面電車が走行している併用軌道の大通りの大道筋に面していなくて1本東側の東六間筋との東西の通りの交差点にあるかん袋に行ってきました。 : Kam Bukuro

かん袋 （かんぶくろ）さんは、

阪堺電車「寺地町」駅から、南東に徒歩2分のところにあります。

路面電車が走行している併用軌道の大通りの大道筋に面していなくて、1本東側の東六間筋との東西の通りの交差点にあります。


かん袋 （かんぶくろ）さんは、

鎌倉時代末期の1329年、元徳元年に和泉屋徳兵衛さんが和泉屋という屋号で御餅司の店を開いたのが始まりで、

かん袋さんの「くるみ餅」の原型が、できたのは室町時代中期だそうで、

「かん袋」という珍しい屋号が気になってネットで調べると、

豊臣秀吉が大阪城を築城する時に、堺の商人へ多額の寄付を要求しました。

瓦を葺く工事を見て、和泉屋徳左衛門さんは、短期間では容易に片付かないと思い、毎日奉仕に出てたそうです。

餅作りで鍛えた腕力を使い、瓦を取って、次から次へと屋根の上に放り上げました。

これを見た豊臣秀吉が、「かん袋が散る様に似ている」と、その腕の強さを称え、「以後かん袋と名付けよ」と命じ、それより「かん袋」が、和泉屋の屋号になったそうです。


長期間の工事になればなるほど、寄付の額が増えてしまいますからね。

和泉屋徳左衛門さんが手伝いに行ったのが、良かったのか悪かったのかは、神のみぞ知ると言ったところでしょうか？

食べログ スイーツ 百名店で、 開催されなかった2021を除き、2017から2022まで選出店で、

2023年からは、食べログ スイーツ 百名店から、和菓子が分離して、食べログ 和菓子・甘味処 WEST 百名店 2023 選出店です。


店内は、外観に比べると、広くないです。


店内の、壁側の周りに、テーブルと座席を置いています。

入って左側の空間は広いので、この辺りは、テーブルが多いです。

そのままキャッシャーに向かって、テーブルの数が少なくなります。

右側を少し歩いた所に、手洗い所があります。

その並びに、テーブルが3テーブルほどあります。

4席が5卓、2席が8卓で、合計で13卓ありました。


ホールの真ん中に、柱があって、その周辺に椅子が置いてあって、テイクアウトや席が空くのを待っている方の、待合場所になっています。


右側の突き当りで、注文場所でキャッシャーの右側に給水機が2機あります。

お茶やお水はセルフで給水機を使って、プラスチック製の湯呑みに注ぐ形です。

きれいなプラスチック製の湯呑みの近くにトレイがあります。


トイレは給水機の右側にあり、扉が1つですが、入ると通路があり、右側と奥に扉が2つあって、右側の扉は男性用小便器で、奥側のもう１つの扉は男女共用トイレがあります。

扉に男性マークと男女マークがあるので間違えることもないです。

男性用小便器のトイレは、かなり狭かったです。


常にお客様がいる状態なので、半分以上のテーブルがイートインでの、お客様が座っています。


奥に注文場所で、キャッシャーがあります。

メニュー表があるのでメニュー表を見て注文します。

イートインの方もテイクアウトの方も同じ場所で注文します。


4種類で、

くるみ餅シングル４００円
くるみ餅ダブル８００円

氷くるみ餅シングル４００円
氷くるみ餅ダブル８００円

書き間違えではなくて、かき氷を載せても、載せなくても、価格は同じです。

「くるみ餅」と「氷くるみ餅」の違いは、「くるみ餅」に、かき氷が載っている物が「氷くるみ餅」です。

なので、シングルか？ダブルか？の違いになります。

シングルとダブルの違いは、白玉の数がシングルが5個でダブルが10個になるようです。

ただ、器が「くるみ餅」は陶器の器で、「氷くるみ餅」は、ガラス製の器になります。


くるみ餅の主な使用食材は、もち米、枝豆（大豆）で、

ウグイス色をした餡は、枝豆の色のようです。


ちなみに、氷くるみ餅は、テイクアウトでは食べられないです。

ぶっちゃけ、テイクアウトをして、移動している間に、かき氷が溶けてしまうので、至極真っ当だと思います。


ちなみに、菓名の由来は、お餅をくるんで食べるところから「くるみ餅」と名付けられました。


ネットの時代で、勘違いする方もいないとは思うのですが、

木の実の「くるみ」の意味ではないので、ご注意くださいね。

木の実の「くるみ」は、全く入っていません。


イートインの申し出と、

注文の品と個数と注文をします。

テイクアウトなら、

注文の品と個数と注文をします。


テイクアウトの「くるみ餅」は、容器に入れて、包装紙で包んで、ビニールひもで、すいかを持って帰るような結び方で持ち帰ります。


支払い時に、車で来ているのかを聞かれます。

「タイムズ堺かん袋」に駐車して、かん袋さんの利用で60分無料です。

60分無料と書かれているのですが、心無い方が、お店の前に停めるお客様がたまにいますね。

かん袋 （かんぶくろ）さんも、全国的に有名になったので、大阪府内ナンバー以外の車がたくさん駐車していました。

特記事項として、

かん袋 （かんぶくろ）さんの、道路を挟んで、西側に駐車場があるのですが、この駐車場は同じタイムズでも「タイムズ堺少林寺」で、かん袋 （かんぶくろ）さんの駐車場ではないです。

お店の斜向かいで、交差点を横断するように歩いて、お店のある南東角から北西角に渡った所にある「タイムズ堺かん袋」に駐車しないと、かん袋さんの利用で60分無料には、ならないような気がしますので、十分に気をつけておいた方が良いかもしれませんね。


氷くるみ餅ダブル８００円を注文しました。

お支払いは、現金のみで、

支払いが終わると、順番待ちのレトロで毛筆の漢数字が書いた木札を渡されます。


順番が来たら店員さんに番号を呼ばれます。

なかなか風情があって、江戸時代の頃もこういう風にしていたのかなと思います。


席は特に指定されることもなく、空いている席に座ります。


その間に、給水機でお茶などを機械操作して、セルフでプラスチック製の湯呑みに注ぎます。

近くにトレイがあるので、トレイに載せて、お茶が入ったプラスチック製の湯呑みを置いて持ってきた方がいいですね。


お客様が多いのもあって、だいぶん待ちましたね。


番号を呼ばれたら取りに行きます。


氷くるみ餅は、

ガラス製の器に入っていて、


シンプルなシロップも掛けていない、こんもりとした、白い氷のかき氷の下に、白玉のお餅と枝豆を使用したウグイス色をした餡が入っており、

お餅はつきたてなのか？、もちもちの甘い白玉のお餅と、枝豆を使用したウグイス色をした、とろとろした甘い餡が、やさしい甘さで、

かき氷と一緒に食べると、ちょうど良い甘さになり、とてもおいしいです。


時間が経つともちもちの甘い白玉のお餅が固くなりそうですね。


ちなみに、小さ目の、もちもちの甘い白玉のお餅が10個、入っていました。


私は11月の秋に訪問しましたが、やはり暑い夏に訪問した方が、かき氷も載せているので、格別においしかったかもしれないですね。


食べ終わると、食器類はそのままで、トレイの左上に「トレーのみ　返却　お願いします」と書かれた紙が貼られています。

なので、トレイのみ、給水機にあるトレイ置き場に重ねます。


支払いは済んでいるので、お店を出ます。


システムは、

奥にある、ショーケースとキャッシャーがあるので、

イートインでも先に注文して、先払いで現金のみです。

店員さんが、清算時に、「お車で、お越しですか？」を聞いてくれます。

専用の駐車場に停めると、60分が無料になるQRコードを出してくれるそうです。

スマートフォンを持っていないお客様はどうなるのだろうと思うのですが、

「タイムズ堺かん袋」に停めると、60分が無料です。


順番待ちの番号札の書いた木札を渡されるので、

待ちます。

木札の番号を呼ばれたら、返事をして、商品を取りに行きます。

私の場合は、お客様が途切れたタイミングだったのか？店員さんがテーブルに商品を置いてくれました。

食べます。

食べ終わります。

トレイだけ、返却で、食器類はそのまま置いて問題ないです。

清算が終わっているので、退店します。


近くには、食べログ 定食 百名店 2021 選出店の銀シャリ屋 ゲコ亭 （ぎんしゃりや げこてい）さんがあり、


最寄り駅の阪堺電車寺地町駅から1駅先の宿院駅の近くの、そう遠くない距離に、「和菓子・甘味処 WEST 百名店」の選出店の、本家小嶋 （ほんけこじま）さんがあります。

かん袋 （かんぶくろ）さんから本家小嶋 （ほんけこじま）さんまで、徒歩で11分の距離です。

至近距離に「和菓子・甘味処 WEST 百名店」の選出店が2軒ある堺は歴史がありますね。