ふじきちろうって、だれ？ : Touki chirou

店名にインパクトあり、前々から気になっていたお店。妻を道連れに訪れました。
店内に入ると、悪霊退散のお札ばりに、手書きのお品書きが紙が壁に貼られています。今ややっていない物もあるそうです。
ワンオペのご主人は、とてもフレンドリーな方で、やたらに話してくるのですが、こちらからの話は聞こえていないのか、聞いていないのか一方通行になりがちです。二人とも決まって、いつも以上に大きな声で、私は焦がしラーメンを注文します。妻は、いつもワンタンが入っているものとしてタンメンを注文してしまうのですが、この時はちゃんと頼むことができました。
着丼。定番のチャーシュー、メンマ、ネギ、ノリが乗っていて、ビジュアル的には至って普通です。強いていうなら、玉子も普通の半熟玉子で、ここが普通とは異なる点です。スープをいただきます。醤油ベースの和テイストですが、鰹の出汁が効いていて、蕎麦のつゆのようです。今までにない味で好みです。麺も普通ですが、スープが絡むと、蕎麦でありラーメンというハイブリッドな感じです。うちはみんな美味いんだよと、自分で言うだけのことはあるなと感じました。
妻とは、あたかも刑務所の面会のように、テーブルに乗ったアクリル板を挟んで対面に座っていましたが、それぞれのスープを交換して味見をしました。お裾分けのは、それはそれで普通に美味しいのですが、やはり私の方が正解でした。
会計の時に、美味しかったと告げると、とても嬉しそうにされました。結構お年を召されているように見えましたが、これからもお元気でいてほしいです。ごちそうさまでした。