高いハードルの向こうに美味しいカレー : Spice curry mokuromi

最近一部で話題となっています、越谷市せんげん台のスパイスカレー店「モクロミ」でランチを食べてきました。

オープンが木～日の週４日で木，日はランチのみ
仕込んだカレーが無くなれば閉店
６席で貸切のケース有り
お店に看板無し
電話連絡不可

と何ともハードルが高い雰囲気も、話題の一因となっています。

上記の通り電話確認が出来ませんので、まずはお店の様子を知る為にツイッター (@mokuromi_curry)をフォロー。
当日オープンしている事を確認してからの訪問となりました。

駐車場は有りませんので、間近のイオン有料駐車場に停めてお店を探し、地図通りの場所にカラオケ屋を発見。
その二階がお店になりますが、上記の通りお店の看板は全く見当たらずドアに張られた「やってます。」の表示だけが目印になります。

ドアを開けるとマスターの「いらっしゃい」の声が有り、間違いないと確認。
カウンターのみのお店で、やや暗めの店内に感じの良い音楽が流れています。
日曜13時前で、先客，後客共に不在でしたが、ツイッターを見るとほぼ毎日作った分を売り切っている様です。

メニューは週替わりで、二種類の時も有る様ですが訪問した時はキーマ \1.000のみで、トッピングオプションも煮卵 \100だけでした。

卵と合挽きキーマは合わない気がしましたので、シンプルにキーマだけ注文しました。
「ライスの量は？」と訊かれましたので「大盛りで」とお願いしました。

一対一の状況でしたので少し話もしましたが、インド訪問の経験は無く、日本で研究と修業をしてお店をオープンしたとの事でした。
自分が何度もインドへ行っていた話をしたら「羨ましい」とも言われましたが、逆にインドへ行っていたらこんなカレーは生まれなかった気もします。

出来上がったカレーですが、ライスの上にキーマとパクチー＆レッドペッパーのペーストが乗り、周囲にはベビーリーフとラディシュをメインとした自家製パニール入りサラダが綺麗に飾られており、見た目も綺麗です。
自分は見た目重視では有りませんが、概して見た目と料理の丁寧さには相関が有ると感じてはいます。

サラダは新鮮で、パニールもミルクの風味が感じられました。

キーマはフルーツがベースになっているそうで、その甘味としっかり使われたスパイスの風味が感じられ、辛さは控え目でした。
ライスは日本米ですが、適度な固さでカレーと合いました。
何かカリカリした物が掛かっているので訊いてみたら「カカオニブ」で、チョコの原料となるカカオ豆を揚げた物だそうです。

カレー自体はやや甘口なのですが、ペーストを混ぜる事で刺激が加わりました。
更にミルに入ったミックススパイスも有り、それを挽いて加える事で新鮮なスパイスの香りも加わりました。

ただこれだけの量の単品だと、色々味変が有るとは言え、終盤単調さを感じてしまったのは致し方有りません。
週に拠っては二種カレーで、サイドディッシュも充実している時も有る様で、そういったレポートも見ていたので、やや残念にも思いました。

味は非常に良かったですし、色々と研究している成果も感じられ、これを \1,000で食べられるのは有難いと思います。
ですが、今回食べた物を純粋に判断し、お店の雰囲気等も合わせるとそこまでの高評価は出来ず 3.5☆止まりです。
次回行く時は二種有る事を確認してからにしたいと思いますし、そうなれば採点も変わる可能性が高いです。