自転車でのひと休みにコメダのモーニング : Komedakohiten Ka Wago Enaka Machiten

朝食後、原動機無し足踏み式二輪自転車「ロードバイク」で川越市内を走り、小休止
を兼ねてコメダのモーニングを楽しもうとモーニングサービス終了直前にコメダに滑
り込んだ。
駐車場の一角に駐輪場があるがスタンドのないロードバイクの駐輪には適さないので、
店舗入口にある手摺に2本のチェーン錠で係留した。

駐輪場はあってもロードバイクのような駐輪スタンドを備えていない自転車の駐輪が
適さない商店が多い。
喫茶店や食堂などで過ごす自転車愛好者もいるので、配慮があると嬉しいね。
コメダはスタンドのない自転車にとって不便ではある。

係留して6歩で店の入口だ。
前回は正面のレジに向かって右の客室に入ったが、きょうは右がほぼ満席のため左の
区画の席に着いた。ちょうど窓から自転車の監視ができるので好都合だ。
着席して献立帳を開くとほぼ同時に女給が冷水を持って来たので「珈琲をモーニング
で。セットは山食パン・茹で玉子・マーガリン」を注文した。

タブレットで注文、食事を運搬機が搬送し、支払は支払機という方式で人件費を削減
している飲食店が多くなっているが、コメダは「人を相手にする商い」を堅持してい
る。
備え付けの新聞を読み始めたが、ゆっくり目を通す間もなく珈琲とモーニングが運ば
れてきた。

珈琲、トースト、茹で玉子の三点セットだ。

「世界中から選んだ４種の生豆を７種の焙煎豆にする」という説明文があったが、ゴ
ールドブレンドに親しむ我が輩にはよく分からない。

最初に珈琲カップを持って、揺らぐ珈琲を見つめて「いっただっきまぁ～す」

一口飲んで、次は茹で玉子だ。
塩分を控え目にしているものの塩を振って食べるのは美味しいので、一時制限解除だ。
茹でてから少し時間が経っているのか殻は冷えていて、白身と黄身に温かみが感じら
れないのがチト残念。
トーストは１枚の縦半分だが厚みがあって食べ応えがある。
前回同様に焼き具合は絶妙だ。
我が家ではこんな焼き方ができない。どなたか、美味しい焼き方を教えてくだされ。

モーニングセットのとき珈琲が冷めてしまうのが惜しいのだが、熱いうちに飲み終え
ては食べた後が寂しくなる。食べながら飲むとパンやバターの味で珈琲が美味しくな
い。食後に珈琲を飲むと冷め切っている。
そうなると食後に珈琲が運ばれればいいのかな。

その冷めた珈琲を飲み終えて、さあ、もうひとっ走りしてから帰ろう。
帰ってシャワーを浴びて15分仮眠してから昼食だ。

前日の夕食後のお茶のとき、愛妻が「ホーホケキョが無くなった」と言う。

ホーホケキョこと鶯ボールは、兵庫県、大阪府などで売っているが、川越駅の商業
施設でも売っている。

「それでは、明日、墓参して、喫茶店でモーニング珈琲。そのあと鶯ボールを買お
う」ということになり、急いでスーバーに行って明日の供花を買った。

朝食後、二人で川越に行き菩提寺で墓参。
寺が管理している墓地なのでは墓石まわりも綺麗に掃き掃除されていて、我が家の
墓にも枯葉などはない。
簡単に墓石の汚れを拭い、供花の長さを調節して花を供え、水鉢には家から持参し
た飲料水を満たし、線香を立てた。

墓参を終え「父の日にまた来るよ」と父と母、ご先祖様ご一同と約して寺を出た。
そして「久しぶりにモーニング珈琲だ」と菩提寺近くのコメダ珈琲に向かった。

広い駐車場には10台ほど、さぞかし店内は混んでいるかと思いきや、広い店内には
半分以下の客。
こういうとき、毎日が日曜日、毎週７連休の吾輩らは有利だ。

店は、入った正面がレジになっている。
吾輩らはレジ前で右に折れ、奥まったテーブルに着席した。
着席するとほぼ同時に冷水が供された。
まず一口冷水を飲み、落ち着いたころを見計らったように注文取りが来た。
紅茶好きの愛妻も珈琲にすることとなり、二人ともブレンド珈琲と食パン、バター、
茹で玉子のモーニングセット（480円）を注文した。

あとから知ったことだが、店員が客と接することを大事にしているので、着席した
ら店員が水を運び、タブレットを使わず店員が注文をとり、運搬ロボットを使わず
店員がコーヒー等を運び、水のお替わりも店員が行い、レジで店員が支払を受ける
そうだ。

献立帳を開くと、「世界中から選んだ（←チョイスという片仮名語を用いないのが
素晴らしい）４種の生豆を７種の焙煎豆にする」という何が何だか分からない説明
文があった。
そして「創業から変わらないこだわりを続けている。くつろぎの一杯。じっくり蒸
す。ゆっくり零れてくる」となるんだって。
さらに「カップは棚ではなく、お湯の中にあります」と説明している。

ゴールドブレンドが美味しいと思っている吾輩に理解できたのは、最後のカップの
ことだけだ。

それじゃ流石に美味しさ抜群の素晴らしい珈琲かと期待するが、結局はゴールドブ
レンドの方が美味しかったかな。
紅茶派の愛妻は「スタバよりは美味しいかな」とのこと。

パンは１枚の縦半分に切られているが厚みがある。
４枚切りのパンなのかな。
焼き具合は、表面が程良い硬さで、対して中身は柔らかくしっとりしている。
バターの塗りは濃くないがパンの表面に馴染んでいる。
このパンなら4枚は軽く食べられるが、お替わり有料なので目前のパンを黙々と食
べた。
普段は天然酵母パンを食べているので、食感としては少し物足りない。
それでも、コメダでは食パンも研究しているとのことで、他の喫茶店のパンよりは
流石に美味しい。

玉子のサイズは中玉。黄身まで十分固まっていて吾輩好みの茹で玉子だ。
半熟派の愛妻は「これはこれで良し」という割り切った。

レジ前の前あたりに喫煙室があって６名ほどが喫煙していたが、扉がしっかり閉ま
っているので副流煙はない。
レジ横には新聞や雑誌が置かれていた。
新聞は日経、読売、毎日、産経のほかにスポーツ紙が置かれているのに気づいた。
現に見当たらないが、多分朝日もあるのだろう。

朝のモーニング？のひとときに新聞を開くのも良いが、螢が店を開いているので
ゆっくりもできない。

買い物目的のついでの墓参だったが、墓参を終えると爽やかな気分になる。
さあ、次は次ホーホケキョとのご対面だ。