至福の時間(ひととき)再び
母の敬老祝いを兼ねて7年ぶりに行ってきました。
9月中旬、漠然と行こうと口にしつつ、なんだかんだで実現できず漸く叶う事となった。
前のレビューを見ると丁度7年ぶりと言う事になる。13時の予約だったが、想定外の渋滞のお陰で現地に到着したのは数分前だった。
店内に入り案内された部屋は庭が一望できる角部屋だった。久々の訪問だが、この空間にいるだけで来たかいがあったと言うもの。
椅子席に座りメニュー表とにらめっこ。とはいってもコースはあらかじめ予約してあるのでノンアルドリンク(DRYゼロ)を注文した。酒のメニューも中々のラインナップでエビスのマイスターもある。私は運転する身なので当然吞めないが、緊急事態宣言が明けたあかつきには電車で訪れ、愉しみたいものだ。
仲居さんが入れてくれたお茶(ほうじ茶だがこれが旨い)を飲みながら待っているとアユの甘露煮、うるかが運ばれて来た。
アユ甘露煮とうるか(前回と同じ感想なのでコピペ)
丸ごと食べられるとの説明を受けたが、のっけから素晴らしい。
たいがい、甘露煮は甘くてくどい味付けが多いのだが、この甘露煮は甘味、醤油のさじ加減が絶妙。
後を引かず、鮎の旨みを最大限に引き出している。これは日本酒かなぁ。
うるかは、内臓系だけあってほろ苦さはあるのだが、苦みは立たずコクのある豊かな旨みが口腔内に広がる。
ああ、これだけで日本酒2合は行けてしまう。
次に八寸。鴨ロースにイチジク田楽、きぬかつぎ、しんじょ(正式名称失念)のラインナップ
どれも旨かったがイチジクの田楽が秀逸だった。イチジクの甘味と田楽みそと言う全く相反する素材と調味料が見事にマッチしている。これは美味い。
次いでアユ刺しが登場
癖なくさっぱりして美味い。ああ、これは日本酒が欲しくなる。
鰻と冬瓜の炊き合わせ
これも出汁加減が絶妙でたまらない。ああ、酒が欲しくなる。
アユの塩焼き
富山の川(名前失念)で取れたアユ。旨いが前回食べた時より印象は落ちるかなぁ。
そしてメインのアユめし
暫く蒸らした後、仲居さんにかき混ぜてもらい、いざ実食、
これを食べるためにやってきたと言っても過言ではない。薄味だが、分葱と大葉がアクセントとなり、淡泊なアユがそこはかとないコクを産み出し何ともたまらず美味い。
夢中で食べ薦めるが、さすがに全て平らげるわけにはいかず余った分はしっかり持ち帰ったのは言うまでもない。なめこの味噌汁も漬物も美味かった。
最後は梨と栗、小豆&白玉のデザートで締めたが、栗も小豆もなしも文句なし。
しばし庭から荒川を眺めまったりしたが、仲居さんのホスピタリティも素晴らしく言うことなし。
素晴らしい時間を過ごさせてもらった。今度は電車で訪れ、酒を飲みながらゆっくり愉しみたいものである。コロナが収まっていればの話ではあるが・・・
至福の時間(ひととき)
とうとう来てしまった。
鮎料理で名高い「京亭」はかねてより訪れてみたかったのだが、¥5000円以上のレビューが数えるほどしかない私のようなレビューアーにはいささか敷居が高かったので長らく縁がなかった。
しかし、給料日後で懐が温かかったのと母が興味を示したので天然アユがいただける早速¥6000コースを予約し念願叶うこととなった。
寄居の荒川ほとりにある格式高い旅館(食事のみも可能というか基本的に皆、その手の利用が殆どである)は、作曲家の佐々紅華の別邸を買い取った日本家屋で、「京亭」という名にふさわしい格式高さを醸し出していた。
和室は満席だったのでテーブル席が用意された洋室に案内されたのだが、庭が一望できる見事な部屋で年代物のピアノがさりげなく置かれているなど却ってこちらの方が当たりだったのではと思わせる見事な造りであった。
まずお茶をいただきいよいよ鮎料理のコースが始まる。
この後、母が運転してくれるとのことだったのでエビスの瓶ビールを注文。
ちなみにエビスのCMでこちらが使われたことがあったらしい。
まずは鮎の甘露煮とうるかが運ばれる。
鮎の甘露煮とうるか
丸ごと食べられるとの説明を受けたが、のっけから素晴らしい。
たいがい、甘露煮は甘くてくどい味付けが多いのだが、この甘露煮は甘味、醤油のさじ加減が絶妙。
後を引かず、鮎の旨みを最大限に引き出している。これは日本酒かなぁ。
うるかは、内臓系だけあってほろ苦さはあるのだが、苦みは立たずコクのある豊かな旨みが口腔内に広がる。
ああ、これだけで日本酒2合は行けてしまう。
骨せんべいとぎんなん、里芋(きぬかつぎ?)枝豆
せんべいの香ばしさ、食感がたまらない。塩加減はほんのり薄くふりかけているだけなのだが、素材が良いのでこれで充分。
骨周りの肉の旨み、コクが何とも美味。嗚呼、この骨せんべいを思う存分食べてみたい。
ぎんなんもせんべい同様、ほんのりとした塩加減で銀杏の旨みを見事に引き出していてビールが進む。
きぬかつぎも美味いし、枝豆も茶豆のようなコクがありこれまたビールによく合う。
鮎刺し
身が締まってコリコリとした食感が旨みを引き立てる。
これだけ美味い刺身は中々お目にかかれない。水気を感じられず身が引き締まっているのでビールと相性が良い。
鮎の塩焼き
やはりこれは外せないでしょう。
当然の如く頭から丸ごといただく。たで酢につけていただくと旨みがさらに引き立つ。
内臓の苦みがコクとなり旨みが引き立つ。これもビールでしょ。
エビと野菜の炊き合わせ
これは特に印象にないが、茄子と里芋は美味。
しんじょ
石焼きと言うスタイルが新鮮だ。
塩加減、出し加減は申し分ないのでそのままいただくがこれも美味い。
鮎飯
いよいよ真打登場。
鍋ごと登場し、蒸らしているのでしばらくお待ちくださいとの説明を受け庭を眺めながらしばし待つ。
女将さんが現れ手ずから混ぜ合わせてくれる。
天気に恵まれて何より(先週の台風で40数人の団体客がキャンセルして大変だったらしく、週末の台風もどうなるのか、でもこればかりはどうしようもない、川沿いにある事もあってクーラーかけずに寝られる)などと言う話をしながら見事な手さばきで骨を抜き柿混ぜお茶碗によそっていただきいざ実食。
いやはや、これは素晴らしい。
醤油でほんのり薄味のご飯に鮎の身がたっぷり加わることで豊かな風味となり、正に口福のひと時を過ごす。
お焦げがまた素晴らしく美味い。これは電子ジャーで炊いたらこの風味はでないだろう。
また、付け合わせのぬか漬け(胡瓜、かぶ、茄子)が絶品だった。
絶妙な浸かり加減でこれが朝の食膳に出てこれば朝起きも苦にならないだろうに・・・・
みそ汁はなめこだったのだが、これだけ美味いみそ汁はそうそうお目にかかれないほど、味噌の風味、出汁加減すべて完璧であった。
夢中で数膳程食べ進めると流石に満腹なので残りは詰めてもらう事に・・
デザートは梨とぶどう
梨も美味かったのだが、ブドウは地元産なのだろうか(ブドウ農家が多く見受けられた)。これが地元であれば買って帰ればよかったと後悔するほど美味かった。
すっかり満足したところで窓を降り庭園をじっくり見物したのだが、これが本当に素晴らしかった。
庭園の造りもさることながら、ここから一望する荒川を眺めるだけで時間を忘れてしまうほどである。
女将さんによると夏場は川の冷気でクーラーいらずで過ごせるそうだがそれも納得する程気持ちがよい空間なのだ。
鮎料理もさることながら、出来うることなら泊まりがけで一日マッタリ過ごしたいものである。
すっかり堪能して店を後にしたが、酒とサービス料入れて一人当たり¥7400弱。
これだけ鮎料理を心行くまで堪能できて、なおかつこれ以上ないロケーションで頂いたにしてはかなりリーズナブルと言わざるを得ない。
今度は鮎の最も美味いシーズンにまた訪れる事にしよう。泊まりがけで・・・
店名 |
Kyou Tei(Kyou Tei)
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类型 | 日本料理、客栈 |
预约・查询 |
0485-81-0128 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
埼玉県大里郡寄居町寄居547 |
交通方式 |
JR八高線、東武東上線、秩父鉄道秩父本線「寄居」駅南口より徒歩9分 距離寄居 680 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥20,000~¥29,999¥8,000~¥9,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、JCB、AMEX、Diners) 无使用电子钱 |
个人包厢 |
可能的 可容纳2人、可容纳4人、可容纳6人、可容纳8人、可容纳10~20人、可容纳20~30人、可容纳30人以上 |
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包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
可全面吸烟 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
可能的 |
空间、设备 |
平静的空间,座位宽敞,有日式包厢 |
酒水 |
有日本清酒,有葡萄酒 |
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料理 |
对鱼类料理讲究 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
风景优美,家庭式餐厅 |
网站 |
丁度、鮎のシーズン時の訪問でしたが、忘れないうちにメモを頼りにレビューしたいと思います。
今年の夏、母と1年ぶりに訪れた。前回は車と言う事もあり飲めなかったが、今回は是非とも飲みたいという事もあり秩父線に乗り寄居で下車。徒歩で予約時間ピッタリに到着。
川沿いの夕涼みと言う事で思ってた以上に過ごしやすい。仲居さんに部屋を案内されたが、お庭を眺めているだけで何もいらないほど素晴らしい。
コースはあらかじめ予約していたので、メニュー表のページは必然的にアルコール類に絞られる。
やっぱりまず最初はビールでしょって事でかねてより飲みたかったエビスマイスターを注文。
エビスマイスター
ああ、美味い。注ぎ方も完璧で旨味が凝縮している。たまらん。
コースの内容は以下の通り
鮎甘露煮
旨い。甘いがしつこくなく魚の旨味ひきたつ。まるごと旨い
素焼きして締めてからつけてるそうだがこの旨味は納得である。
前菜
とうもろこしすりながし、かにとたまねぎしんじょと沢蟹。
トウモロコシ、ヤバい。和製ポタージュって感じでたまらん。
しんじょも美味い。ビールにも合うし、これは日本酒にもあうだろう。
沢蟹もイイ感じ。
鮎刺し
締まった旨味 生臭くなく、旨い
玉子豆腐とじゅんさい、トマト(品名失念)
出汁もしっかりとがってなくまろやかで美味し。
ビールをお替りし日本酒。
メモを取ってないので銘柄は忘れたが美味し。
塩焼き
ヤバいヤバい。腸の苦味と身の旨味、焼きめの香ばしさ。完璧だ。
やはり旬の時期のアユは最高。
アユめし
真打ち登場。まずはしばらく蒸らした後、女将さんが直々に混ぜてくれる。
これを食べるためにやってきたと言っても過言ではない。薄味だが、分葱と大葉がアクセントとなり、淡泊なアユがそこはかとないコクを産み出し何ともたまらず美味い。
夢中で食べ薦めるが、さすがに全て平らげるわけにはいかず余った分はしっかり持ち帰ったのは言うまでもない。味噌汁も漬物も美味かった。
デザートをいただき、しばしまったりした後店を後にしたがやはりこの店は素晴らしい。
ああ、また行きたいなぁ。