店名 |
Hitomi Sansou(Hitomi Sansou)
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类型 | 旅馆、天然食品、海鲜 |
预约・查询 |
0748-29-0112 |
预约可/不可 |
仅限预订 |
地址 |
滋賀県東近江市政所町1691 |
交通方式 |
車でお越しの場合 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 可使用电子货币 |
座位数 |
30 Seats ( 囲炉裏を囲んで、座布団です。) |
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个人包厢 |
可能的 |
包场 |
可能的 可接受20人以下 |
禁烟・吸烟 |
可全面吸烟 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
可能的 |
空间、设备 |
平静的空间,座位宽敞,有日式包厢 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒,有葡萄酒,对葡萄酒讲究 |
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料理 |
对蔬菜菜式讲究,对鱼类料理讲究 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
风景优美,神秘不为人知的餐厅,家庭式餐厅 |
网站 | |
备注 |
基本的には、1日一組限定の「宿」であるが、ランチ利用もできる。 |
【日登美山荘】を目指すべく、滋賀県・永源寺ダムを左手に、対向車を避けにくい峠道を車で走る事幾許か、
目印である、水をたたう水車小屋を見付け横道を下ると、眼に映るのは茅葺きの古民家でした。
その佇まいは初めて訪れたのに、帰って来たと言う安心感が募ります。
耳を澄ませば聞こえる愛知(えち)川のせせらぎで心静まり、山荘周りの木々のざわめきで心踊ります。
この建物は、先の永源寺ダムが建設される際に作られるダム湖に沈んでしまう集落から移築された築300年の古民家、
御店の暖簾を潜ると、古い家具などがありちょっとした博物館の様、
そして、何と行っても目に留まるの『囲炉裏』です。
歴史博物館等で囲炉裏は見た事は有りますが、実際に古民家で見るのは初めてです。
その囲炉裏端に自分達の御席が用意されているのですが、
感じる炭の熱気、周りの灰、中央に有る鉄瓶、鉄瓶を吊るしてある自在鉤、囲炉裏上部天棚の竹の啜れ具合、
古い設備なのに、見る物全てが新鮮に感じられます。
此方の御店は2人以上からの完全予約制、
偶々都合が合う連れが居たので強引に誘っての訪問(笑)、折角ならばと色々な岩魚料理が楽しめる4800円の献立を頂く事に、
気さくな女将さんの御持て成しに、まるで自宅に居る様に和みます。
『永源寺こんにゃく』・『豆腐と金山寺みそ』・『そうめん南瓜の千切りの和え物』
この地域はこんにゃくが有名とはこの先付を頂くまで知りませんでした(。
噛むとしっかり弾力が有り、灰汁の匂いはしなくて、味が無いのに味が有る、
聞くとコンニャク粉で無く、昔ながらのコンニャク芋から作られたこんにゃくだそうで、味わい深いと感じます。
豆腐と金山寺みその芳醇な組み合わせに、爽やかに頂けるそうめん南瓜の和え物、
日本酒に絶対合うだろうなと感じつつ、車の運転手なので飲めない自分はお茶で凌ぎます(苦笑)。
『岩魚と中骨焼きと野菜の和え物』・『岩魚の刺身』・『岩魚のカルパッチョ』
涼しげな趣きで供された岩魚の冷製3品、
岩魚を生で頂くのは初めての経験なので、楽しみ且つ恐る恐る先ずは刺身から手を付ける事に致すのですが、
その味わいは実に淡白であり無臭、身はやや柔らかめで有りつつも程良い弾力が有り、美味しく頂けます。
サラダ仕立てのカルパッチョは、シンプルにオリーブオイルとバジルのドレッシングで爽やかに、醤油で頂いたのとはまた違いこれも中々の物です。
和え物は、お麩と小松菜のお浸しに焼いた岩魚の中骨を混ぜてあり、岩魚を余す事無く頂けます。
と、先の冷製3種を頂いてる間に、女将さんが囲炉裏で岩魚を焼き始めました。
赤く燃える炭火の上で焼いてる様を眺めると、何だか楽しくあり、
ふと思うと、その昔はガスなど無くこの様に炭を熾したり、薪を使って火を焼べたりと火を扱うのが如何に大変だったかと思いを馳せます。
そうこうしてると、岩魚が焼き上がります。
焼く前に、塩焼きかにんにくオリーブオイルで召し上がるかのお尋ねをされるのですが、自分は洋風に連れは和風にと両方味わう事とします。
熱い内にどうぞと促され早速齧り付くと、炭で焼かれた岩魚の香ばしさ、そして身の柔らかさと淡白な味、
自分はにんにくオイルで頂いてるので、もう一つニンニクの香りが足され良い塩梅の鮮烈さを感じます。
はしたないながらも、塩焼きの方も頂くと良い塩加減で、あっさりと頂けます。
『岩魚の湯引き 梅肉と胡瓜スープ』
岩魚の炭火焼で昂っている気持ちを宥めるかの様に、供されたのは涼しげな御品、
胡瓜の擦り流しには、煮びたしの茄子・オクラ・トマト・甜瓜・そして梅肉がけの岩魚、
岩魚は淡白ですが、下地の胡瓜の青い味、そこに梅肉の赤い酸味が加わると、不思議と岩魚の存在感が際立ってきます。
そして、煮浸しの茄子と胡瓜の組み合わせが自分自身として、とても印象に残りました。
『葱と山椒みそ』・『岩魚のソテー ほうれん草のソース』・『茄子とトウモロコシみそ』
ほんのり桃色に色付いた岩魚のソテーに一風変わった法蓮草のペースト、淡白ながらも少しゴマの風味を加えてあり静かなアクセントを感じます。
かたや、葱と山椒味噌は辛みの有るアクセント、茄子とトウモロコシみそは味噌の香りが有りつつ柔らかい甘味のアクセント、
それぞれに特色が有り楽しい御皿でした。
『おこわの大根岩魚包み 冬瓜のあんかけと衣笠茸』
茸のおこわが岩魚と薄い大根で包まれて有り、しっかり目に出汁の効いた冬瓜の温かい餡かけで頂きます。
おこわを匙を使って崩し岩魚と一緒に一口、岩魚の淡白さに冬瓜の餡の出汁の味わいを纏わせてさらりとした優しい御品です。
『岩魚の朴葉みそホイル焼』
アルミホイルを開くと芳しい朴葉の香りに鼻を擽られ、その香りと岩魚の淡白な身と味噌の味に舌を唸らせ、
日本酒が欲しくなる垂涎の御品です。
『岩魚ごはん 味噌汁 香の物』
締めの御飯物は岩魚ごはんにお味噌汁と香の物、
御膳に並ぶ御飯古き日本を表すかの御品、この雰囲気で御飯を頂くと何だか和みを感じ一昔に遡った錯覚を覚えます。
『自家製梅シロップを使ったゼリー』
岩魚尽くしを堪能した後の梅ゼリーはとても優しく、この御品で御終いと思うと寂しさも感じます。
他の川魚と比べると岩魚は実に淡白であり、火を通すと更に淡白さが増す印象です。
刺身を除く全ての岩魚料理、御主人はその淡白さを味わわせつつ色んな形で、岩魚らしさを表現するかを大事にされてると思います。
普段はそう岩魚を頂く事は無いので、とても貴重な時間を雰囲気と共に過ごせる事が出来ました。
この建物は元々女将さんの御実家の別荘として使ってたそうで、
先に述べた様に、ダムが作られるので湖に沈む前に移築をして、山荘を開く事30年、細々とやって来ましたと仰ってました。
今回自分は滋賀方面から来ましたが、最近は三重方面にトンネルが出来てそちらからのお客様も割とお見えに成ると聞き、
三重に住む自分としては、そちらからの方が訪れやすかったと感じます(笑)
帰り際に山荘の前にある岩魚の蓄養施設を見学、
綺麗な水が流れる中で元気良く岩魚が泳いでおり、だからこそ岩魚の刺身が頂け、そして様々な岩魚料理が頂け、
今度は泊まりで訪れる事が出来たらと、御店を後にしました。