極上鯖寿司　ｖｓ　特選鯖寿司　再訪 : Tochiuu Metake

初回訪問は2010年。2021年は栃生梅竹の2商品比較、およびvs花折との2店比較で再訪です。2店比較の口コミは花折をご覧ください。

この口コミでは、栃生梅竹の2商品比較<極上vs特選>を取り上げます。

昼前に栃生梅竹に到着すると客が並んでる並んでる。流石は人気店ですな。順番を待って店内に入り、店員との会話です。

　私　：今日の鯖の産地は何処ですか？
　女将：静岡産です。
　私　：え～っと。以前は異なる産地の鯖をいただけたのですが、今日は極上も特選も静岡産ですか？
　女将：はい。そうです。
　私　：違いは何ですか？
　主人：極上は1kgの鯖を使います。特選は800g、元祖は600～700gの鯖を使います。脂のノリが違うんですよ。酢飯の量は同じです。
　私　：ふ～ん。味が違うんですか。それじゃあ、極上と特選をそれぞれ半分ずつ下さい。

てな具合で鯖寿司2種類をgetして食べ比べです。まずは見た目の比較です。極上も特選も鯖の厚みはそれほど違わない様子。画像参照。。。以前、食べた時は如実に違いがあったので過去口コミの画像と見比べると、やはし差が歴然です。鯖の1kgと800gの違いってそんなものなのかな？季節変動かも。

続いては実食。。。鯖と塩の馴染みに角がなく丸みのある味わい。酢飯も適度な押し加減で粘りとホロリとした食感の両方が味わえて、鯖寿司全体に一体感がありとても美味しいです。流石は栃生梅竹っちゅう事ですな。

極上vs特選の比較という意味では、極上の方は、酢〆が浅く生鯖に近く柔らかいです。特選の方は、相対的にしっかり〆てて身の食感もしっかりしてる感じ。

細かいこと云うと、鯖の脂の乗りという点では特選の方が旨みが強いように感じました。個体差なのかも。。。値段が高い方の極上に期待が集まるのは当然なので、そういう意味では肩透かしだった気もするる。泣

鯖寿司としての全体評価はとても満足が得られましたが、極上vs特選の比較という意味では、ご主人の主張は今回は私には伝わらなかったようです。肩透かしが残念だったので評価を0.4下げます。

次回こそは2010年の時のように、異なる産地の鯖を食べ比べしたいです。仕入れの努力がこの店のウリだと信じてます。応援してます！ご馳走さま。
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極上鯖寿司<半分6切,静岡産>(\2,300)　1kgの鯖使用
特選鯖寿司<半分6切,静岡産>(\1,800)　800gの鯖使用

---2010年12月の口コミ---
鯖の棒寿司の食べ比べがしたくて寄ってみました。
料理比較という意味では、朽木旭屋など複数店舗と比べるべきなのですが、朽木旭屋さんは一本単位の販売でボリュームがあり、比較の為に棒寿司二本を完食する自信が無かったので、半分単位で提供してくれる栃生梅竹を選びました。栃生梅竹さんは午前10時開店なのでハシゴ旅行者には嬉しいです。

お店に到着して御品書を見せてもらうと鯖寿司が3種類あります。この店では、極上＞特選＞元祖の順の序列です。
店の人に「半分を2種類食べて比較したいです。どの組み合わせがお奨めですか？」と聞いたところ、店の人いわく「今日の極上は三陸産の鯖です。特選と元祖は今日は徳島産の鯖を使うので、産地が違う組み合わせは如何ですか」との事。なるほど、面白そうな案ですね。極上と特選をそれぞれ半分サイズ<6切>で注文しました。

隣接する休憩所で20分ほど待って料理と御対面です。待ち時間とはいっても、小奇麗な休憩小屋で木の香りに包まれてお茶を啜っているので、まったく苦になりません。むしろ落ち着きます。

御対面した2種類の鯖寿司[極上vs特選]ですが、見た目で極上の方がまさっています。極上の方が鯖の身が肉厚で酢〆のツヤで光っています。味という点でも極上の勝ちです。鯖の脂の乗りが全然違っていて、極上の方が脂が甘く柔らかな食感で酢飯と良いバランスです。極上は三陸産の鯖との事でしたが「これって石巻港の金華サバじゃんか」みたいな所感で、ブランド鯖を使っていると思います。

かたや、特選鯖寿司。。。比較論で相対論だからしょうがないけど、極上鯖寿司が対戦相手だととても分が悪いです。そこそこ肉厚で鯖の身も締まっているんだけど、今ひとつ酢飯とのバランスがしっくり来ないのです。注釈：あくまで極上のと相対論ですからネ！誤解なきよう。。。
この特選鯖寿司だったら、もっと強く押して馴染ませ、8時間後ぐらいに食べるスタイルの方が合っていると思います。
極上との比較対象に元祖鯖寿司を選ばなくて良かったぁ。と内心ほっとしました。笑

人間は視覚に騙されることが良くあると思います。【私自身は目を閉じて、嫁がランダムに極上と特選を私の口に入れる】という手順でも比較してみましたが、比較基準を味覚のみに限定しても、やはし極上と特選の違いは歴然としていました。

栃生梅竹さんは、鯖寿司を少量づつ比較できるのが良いです。皆さんにもこの店での食べ比べをお薦めします。
今回は同一店舗での鯖寿司の比較を楽しんだので、次回は栃生梅竹と他店舗の比較に進もうと思います。
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極上鯖寿司<半分6切,三陸産>(\1,800)
特選鯖寿司<半分6切,徳島産>(\1,450)