官方消息
本店已登录为TabeLog店家会员。本店相关营业资讯,是由店家人员所公布。
完璧で究極。門出を祝い旅立つ小舟は、気を衒わずに磨き上げた“新”日本料理。
(味の感想は★からです)
今回のお店は【おぶね】さん。
静岡県菊川にありますは
『温故知新』の心で磨き上げる
『新日本料理』を堪能できるお店。
場所は菊川駅から歩いて20分ほど。
駐車場があるので車での利用か、帰りはタクシーを呼んでもらえるので安心。
お店は住宅街の中から突如現れ、荘厳な門扉が印象的だ。
時刻は18時。
一番人気はカウンターですが、テーブル席も完全個室もあります。
ですがやはりカウンターならではのLive感やお話が聞けるのでカウンターがおすすめです。
おぶねさんといえば破格のコスパなペアリングコースが最高なのですが、最近ソフトドリンクのペアリングも始められたそう。これは熱いですね。静岡といえばお茶もありますし、お酒呑めなくても楽しめる粋な計らいですね。
スパークリングをいただきながら少し高木さんとお話させてもらっていると、ほどなくして先付け到着。
はなから美しい。楽しみだ。
それではいただきます。
Report〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜★
★・大阪泉州水茄子と大根のタネ 梅肉
珍しい大根のタネと水茄子に梅肉を和えた付き出し。
枝豆のような珍しい形をした大根のタネは今しか食べられないとのこと。
仄かに香る大根の香りが面白く、梅肉と水茄子は、なんとなく夏の訪れを感じさせる。
・とうもろこし甘々娘 昨日出荷
糖度15度を誇る静岡原産の甘々娘。
昨日出荷されたばかりの、まさに旬を味わう一品。
甘めの餅米に、仄かなバターの香りがなんとも絶妙。
鮑がまた私の知らない鮑。
ぷっりぷりで旨味が濃厚。
正直鮑をここまで純粋に美味しい!って思ったことがないので、少しびっくりした。
・あん肝 海苔巻き
これは本当にあん肝?今まで食べてきたあん肝を一蹴する程に旨い。濃厚な口当たりで癖は毛頭ない。なのに、これがあん肝特有の独特の甘さを深く感じる。いやん、これは旨すぎる。
海苔にお刺身を乗せてあん肝をたっぷりとつけて頬張ればまさに至福。
あん肝の一味も心地良く、
間違いなくNo.1あん肝でした。
・天竜川金目鯛 前坂の鱧
旨味たっぷりの金目鯛のもちもちした食感の鱧。どちらも正直爆発的に美味しいが、鱧にもちもちとした食感を感じたのは初めて。
また、高木さんから『鱧に合うから残しといて』と言われた白ワイン。めちゃくそ合いすぎてびっくり。
鱧と梅肉と白ワインがふわりと溶け合う感覚は唯一無二。
おぶねさんは出てくる料理も一級だが、合わせるお酒も一級品。
・蛤と鱧の土瓶蒸し
蛤と鱧の旨味を引き出し、珍しいゆずの花をあしらった土瓶蒸し。
とにかく旨味を引き出された極ウマの土瓶蒸し。
前回もおぶねさんの土瓶蒸しにはビビったし感動したが、今回もまた別ベクトルの感動。
出汁を飲みながら白ワインを嗜む。
これを楽しめる人生に生まれてマジで良かったと思える。
・天然山うどと天竜川産鮎の天ぷら
苦味の美味しさを教えてくれたのはおぶねさん。その原点の鮎。それを天ぷらに。
やまうどって天然は珍しいらしく、ホクホク感はまたアスパラガスと違って独特で、塩との相性が抜群。
合わせていただいた白ワインはグリーンっぽくて、良い意味で青臭い。
山菜と良く合う白ワインらしく、そのまま鮎にも抜群の相性だ。
鮎はしっかりと苦いのに、しっかりと美味しい。やはり苦い美味しさを教えてくれるのはおぶねさんだ。
・雲丹クリーム毛蟹ほぐし身 ハルキャビア
パンパンに詰まった毛蟹に雲丹クリームのソース。これだけでも充分豪華なのに更にその上にはハルキャビアが。
“日本の奇跡”と称される春野町原産のハルキャビアは、世界一美味しいキャビアを目指したフレッシュキャビア。
旨味がギュッと詰まった毛蟹に香り豊かな雲丹クリーム、フレッシュで滑らかなハルキャビアが合わさると、海の幸の凝縮感が半端ない。
・鱧と牡蠣のしゃぶしゃぶ
鱧と牡蠣のしゃぶしゃぶ。シンプルな形ですが、だからこそ光る素材の良さ。
相変わらずぷりぷりもっちもちの鱧は絶品で、牡蠣も旨味がたっぷりと詰まっていて、尚且つ癖もかなり少なく食べやすい。
残ったお出汁が異常に美味しくて、なんだかぐびぐび飲んでいたら、すっぽんと昆布と浅利で出汁をとっているとの事。
いやーどこまでも拘りが凄い。
・赤穂の牡蠣味噌焼き ブルーベリーといちじくのソース
特大牡蠣を味噌焼きに。味噌焼きにはブルーベリーといちじくが加わり、牡蠣の旨味とフルーツの甘さがふわりと広がる。
めちゃくちゃ美味しい。
しっかりと日本料理なんですが、どこかフレンチっぽい気概を感じる。まさに新日本料理って感じだ。
・黒むつの炊き込みご飯
黒むつを贅沢に炊き上げた炊き込みご飯。
黒むつの旨味と香りをかなり贅沢に堪能でき、特に黒むつの香ばしい旨さがとても主張してくる。決して濃い味付けではないのに、私のハートを虜にする素晴らしいご飯でした。
・遠州 シャトーブリアンのトリュフすき焼き
少し分厚めの遠州シャトーブリアンをすき焼きに。おぶねさん名物のトリュフすき焼きは割下に贅沢にトリュフを入れることにより、トリュフの香りが段違いに引き上がる。
すき焼きにしては少し分厚いお肉ですが、一緒でとろけてしまうほど柔らかく、すぐさまトリュフの香りが口一杯に広がる。
卵と絡めて黒むつの炊き込みご飯と一緒にTKG。伊勢海老の味噌汁も最高に美味しくて、最高の〆になりました。
・湘南ゴールド
神奈川県産の柑橘類。みかんの食べやすさとゴールデンオレンジの味と香りを持った品種らしいですが、爽やかながら甘さもあり、非常に食べやすい。
ゼリーとアイスを合わせて贅沢に味わい、最高なコースの終焉を迎えました。
drink〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・朝日鷹
かの十四代と同じ蔵で作られる日本酒。
山形で作られていて、あまり県外にはでない希少な日本酒。
現地だと3000円ほどらしいが、通販だと11000円ほどするそう。新政風を感じる。
甘さは十四代譲りの気品ある味わい。
より米っぽさを感じ、単純に、純粋に、めちゃくちゃ美味しい日本酒だ。
epilogue〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
コースの最初から最後まで驚きのメニューが続き、どれも食べたことのない新しい発見をくれる美味しさ。
まさに新日本料理というジャンルで沢山の方を魅了し続けているお店ですね。
お料理は絶品なのは言うまでもないですが、やはりおぶねさんといえばペアリング。
日本酒は珍しいものばかりだし、ワインは田崎氏がお店の料理に合わせてセレクトしているもので、まじでハズレがない。
お料理もお酒も抜群。
利用シーンは両家顔合わせみたいなシーンも多いらしく、人生の大切な場面で利用したいスペシャルなお店だと思います。
それではごちそうさまでした。
とても美味しかったです。
『おぶね』という店名に意味はない。そこにあるのは、美味しい料理と、楽しい空間と、幸せな時間だけ。
(味の感想は★からです)
今回のお店は【おぶね】さん。
静岡県菊川市にありますは「温故知新」の心で店主高木さんがただ『美味しい』の為に腕を振るう、新日本料理が愉しめるお店。
お店は静岡県の菊川駅から歩いて30分ほど。新幹線のある掛川からは車で15分ほどの場所にあります。
時刻は18時前。
閑静な住宅街を抜けると、風格のある日本家屋が登場。砂利を抜け、石畳の導線を抜ける。
店内は、半離れの個室とカウンター席。
カウンターは常連さんばかりだそうですが、今日のお客さんは私と常連の方3名だけとのことで、カウンターでお食事させてもらえることに。
店主の高木さんも、女性のスタッフさんも、私みたいな青さ丸出しの人間に気さくにお話して下さいます。
今日は飲み放題のお酒もおすすめしてもらえるとの事で、好きなお酒の種類と苦手な食材を伝えます。
私はかなり早めに到着したのですが、待っている間暇でしょ?っとスパークリングワインを出して頂きました。まじ、嬉しす。
ワインはソムリエの田崎眞也さんが選ばれているとの事。なので今日のお酒はワイン、そして日本料理にはやはり日本酒、ということで、日本酒も。ちなみに合計で10本ほど飲みました。
さて、18時ちょうどに常連さん到着。
みんな同時にコース開始。
目の前に綺麗な雲丹。その横にはこっそり置かれた日本酒、十四代。
うーわ、もう、最高にイカれてる。
(もちろん良い意味で)
それではいただきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜★
★・おまかせコース
・極上のペアリング
・潤菜と塩素水雲丹
潤菜と呼ばれるねばねばとした植物。そこに塩素水に漬けた最高級の雲丹を遇らう。
よく見る木箱の雲丹より高級らしく、潤菜の爽やかな味わいに、雲丹の旨味がこれでもかと溢れる。ほぼなんもかけてないのに、雲丹の塩気と旨味だけで食べれる。
フルーティが過ぎる十四代との相性も抜群。
・胡麻豆腐 山椒の木の芽
今まで食べてきた胡麻豆腐を一蹴する高級プリンのような、ねっとりとした食感が特徴的な胡麻豆腐。
山椒の木の芽は爽やかな香りが刺激的だが、スッと消える後味が素晴らしい。
こちらは特別純米磯自慢。かなりスッキリとしたテイストで美味。
・桜海老とそら豆 入り蒸しもち米
コースの早めに炭水化物を入れておくと悪酔いしないらしく、そのための序盤ご飯もの。
桜海老があり得ないくらい香ばしくて旨い。カラッと揚げているみたいですが、それにしたって香ばしい。
合わせるは亀齢の大吟醸。
辛口といいつつも飲みやすく飲み口もお綺麗。
・なこうだけの土瓶蒸し
イタリアの春キノコ、なこうだけを土瓶蒸しに。
スッキリしてるのに後味の旨味が濃厚すぎる土瓶蒸し。松茸だと香りが先行しますが、こちらの土瓶蒸しは旨味がとにかく凄い。
ここは白ワイン、甲州。
甲州は初めて飲みましたが、けっこう癖っぽくて面白い。旨味の強い土瓶蒸しと相性良好。
・魚盛り
(鱧、鮑刺し、煎り酒ひらめ、タコ)
フワッフワの鱧、ぷりぷりな鮑の刺身。間違いなく人生史上一番。煎り酒に浸かったひらめも上品な甘さがナイスだし、胡椒とお酢で仕上げたタコも美味。
・鮎の塩焼き
諺『蓼食う虫も好き好き』の『たで』と呼ばれる苦くて辛い草。この蓼はほとんどの虫が食べないのですが、蛍等の甲虫だけは好んで食べるのだとか。
この蓼と塩とお酢で鮎の塩焼きを頂く。
鮎は苦味がしっかりと効いていてめちゃくちゃに旨い。正直、苦くて旨いのは意味がわからん。けど旨い。蓼はキリッとした辛さがあり鮎の苦味とよく合う。
合わせるは白、デシベルヴィオニエ。爽やかな印象の白は鮎ともよく合う。
・山菜の天ぷら
やまうど、茗荷、カラスミ、あぶらな等等。山菜自体も美味しいんですが、衣の絶妙なサクサク感が堪りません。これは揚げ方?なのか。べらぼうに旨い天ぷらでした。
合わせるは、ピノ・ノワール・キュヴェ・エミール。赤。
・伊勢海老の白味噌煮
伊勢海老を贅沢に、白味噌で卵とじ。
伊勢海老の香りと旨味もさることながら、円やかな白味噌により味付け、卵のとじ具合が絶妙。最高の素材を活かし尽くした技を堪能。
・とうもろこし炊き込みご飯トリュフと鮑
気品ある出汁感を存分に感じる炊き込みご飯。贅沢にトリュフと鮑をあしらった贅沢な逸品。
こちらお土産で後日改めていただきましたが、旨過ぎてびっくりした。
・トリュフすき焼き
すき焼きの上から馬鹿みたいにトリュフを振りかける。
溶いた卵と先ほどの炊きご飯と供に頂く。
今までの料理も笑っちゃうほど美味しかったけど、このすき焼きは言葉を失う程にうまかった。トリュフの芳醇な香りが口一杯に広がる。
が、正直今の私の語彙力では説明できない。程に美味しい。なので、是非ともお店で実際に食べて私に表現の仕方を教えてほしい。です。
・トリュフアイス
濃厚なバニラアイスにトリュフをふんだんに。
これこそ本当のトリュフアイス。
トリュフってなんで、ご飯にも合うのに、甘味にも合うんでしょうね。
香りって、本当に不思議な調味料。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここに書いた他にも、九頭龍の熱燗、冷やの飲み比べや、他の方に出していた飲み物をわざわざ出して頂いたりと、本当に至れり尽せり。
食事を愉しむ。この一点に全集中されているお店だなって思いました。
その日に帰る私のことを心配してくださり、常連さんの車でわざわざ高速に乗って掛川駅まで送って頂きました。
車中に常連の方が「静岡県民は日照時間が長いから明るくて優しい人が多いんだよ!」って仰っていましたが、まさにその通りでした。東京ももう少し日照時間が増えてほしいものです。
最後に、『おぶね』という店名にはさほどの意味はないらしく、店主さんが行きつけだったお店の名前をもらって、この店名にされたそう。
おぶねという店名に意味はない。
そこにあるのは
美味しい料理と
楽しい空間と
幸せな時間だけでした。また必ず来ます。
それではごちそう様でした。
とても美味しかったです。
店名 |
Obune
|
---|---|
类型 | 日本料理、创作料理、螃蟹 |
预约・查询 |
050-5600-0593 |
预约可/不可 |
仅限预订
18名以上のご予約はお電話にて要相談 |
地址 |
静岡県菊川市加茂4948 |
交通方式 |
■开车来的客人距离东名高速菊川I.C.只需3分钟从挂川站到县道37号线只需15分钟坐电车来的客人距离菊川站坐出租车只需5分钟 距離菊川 1,585 米 |
营业时间 |
|
预算 |
¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999 |
预算(评价总数) |
¥20,000~¥29,999¥20,000~¥29,999
|
付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用电子钱 可使用二維码支付 (PayPay、d付款) |
座位数 |
48 Seats |
---|---|
最大宴席可容纳人数 | 24人(坐位) |
个人包厢 |
可能的 可容纳4人、可容纳6人、可容纳10~20人 |
包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
抽烟与禁烟分区 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
可能的 也有第二停车场。 |
空间、设备 |
时尚的空间,平静的空间,座位宽敞,有吧台座位,有日式包厢,有日式围炉座位,提供免费无线网络连接 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒,有葡萄酒,有鸡尾酒饮料,对日本酒讲究,对烧酒讲究,对葡萄酒讲究,对调酒讲究 |
---|---|
料理 |
对蔬菜菜式讲究,对鱼类料理讲究 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
---|---|
位置 |
家庭式餐厅 |
关于儿童 |
接待儿童 |
网站 | |
电话号码 |
0537-35-4030 |
备注 |
邮件支付也可用于QR码结算 |
(味の感想は★からです)
今回のお店は【おぶね】さん。
静岡県菊田にありますは、
『温故知新』を重んじた『新日本料理』が堪能できる日本料理の名店。
場所は菊川駅からタクシーで5分程。
住宅街に突如として現れる
和造りの門扉が目印。
時刻は18時ごろ。
石畳のストロークを進むと、途端に現実世界との境目を感じる。ここはまさにユートピア。
大将の高木さんはとても気さく。
県内の常連さんにはもちろん、県外の初見さんにも優しい。とにかくおもてなしが素敵なお店だ。
スパークリングワインをいただきながら待っていると、先付け到着。
一応お通しのようだが、とてもじゃないけどお通しには見えない。楽しみだ。
それではいただきます。
Report〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜★
★・蔓紫 帆立クリーム餡
自然の色で綺麗な紫を描くツルムラサキ。
帆立を丁寧に裏漉ししたクリーム餡でいただく。
帆立の旨味を優しく感じるクリーム餡が絶品で、ツルムラサキの瑞々しさを上手く演出しています。菊の花の黄色も映え、彩りも抜群。
おぶねさんに来ると野菜がどんどん好きになりますね。野菜のポテンシャルってまだまだ素人が図りしれないくらい高い気がしてしまう。
・鰻と松茸のおこわ
鰻と松茸を使ったおこわ。贅沢すぎるラインナップに少し戸惑う。
ふわふわの鰻は紛うことなき絶品。
松茸も香りがとにかく豊か。
ご飯よりも具の方が4倍くらい多い。
サービスが過ぎる。もはや最高の酒のアテ。
・淡路島産鱧の炭焼き
淡路島産のハモの皮目を炭で直火焼き。
ふわふわの鱧の身と、パリッと香り豊かな皮目のコントラストが素晴らしい。
鱧といえば梅肉。この梅肉も抜群で、少し甘めで仄かな酸味が堪らない。
山葵も擦りたて、滑らかさを感じる山葵はお刺身に相性抜群。
合わせるワインはプイィ・フュメ 2021。
ソムリエの田崎真也さんがペアリングした鱧と梅肉に合う白ワイン。
ワインを口に含んだ瞬間に旨味が増幅する感覚は、これこそマリアージュと行った味わいだ。
・お造り(鱧、鮑、鰹)
ハモの湯引きに鮑、鰹が乗った豪華お造り。
愛媛県産の晩柑をお塩に絞っていただいたり、青唐辛子が浸かった醤油、山葵でも楽しめる。
ホワホワのハモ、コリコリの歯応えが特徴的な鮑、モチモチとした食感と溢れる旨味が堪らない鰹、どれも絶品。
・数の子の鰹節衣揚げ
鰹節を衣にして揚げた数の子。
中は少しレア目で食感の違いが面白く、衣自体に白出汁等で薄く味がついているのでそのままパクパクいける。
鰹節の香りと薄い醤油の香りが噛み締めるごとに増幅していく。
上品ながらも心を鷲掴みにされる味わいで、かなりの酒盗。
塩気はしっかりとあるので、お酒が進んで止まらない。
・鮎の塩焼き
抜群のルックス、鮎の塩焼き。
蓼の葉をあしらったお酢で頂く。
塩の乗りが抜群で、身はふわふわみっちり。
ジュワッと溢れる旨味に肝の苦味が素晴らしいアクセント。
蓼食う虫も好き好きという程に、どこか癖のある辛味とお酢の酸味が鮎に良く合う。
・どうまん蟹
幻の蟹と呼ばれるどうまん蟹。浜松湖に多く分布するどうまん蟹は漁獲量がかなり少ない希少な蟹だ。
身を丁寧に梳いて、蟹味噌と共に。
身の旨味が分厚くて濃厚。
食感は蟹の身なのに、味わいは蟹クリームみたいに濃厚。めちゃくちゃ美味しい。
蟹は淡白なイメージがありましたが、ガザミ系統の蟹とのことで、旨味がとにかく強い。力強いというイメージが正しいかもしれませんね。
・白茄子 いちじく 味噌 トリュフ
白茄子にいちじく、味噌が乗りその上に大量のトリュフ。
白茄子の甘さを最大限に引き出した構成で、白茄子の瑞々しさといちじくの優しい甘味、トリュフの華やかな香りが混じり合う。
正直めちゃくちゃ美味しくて一生
「うぅん、、!」って呻いていた。
お酒にも良く合い、ノリはナス田楽なんだろうが、完全に別のお料理。最高過ぎる。
・三角バラのトリュフすき焼き
おぶね名物トリュフすき焼き。
割下にたっぷりのトリュフ、そこからさらにトリュフを加える。本日の部位は三角バラ。
味と香りにトリュフを感じ、旨味たっぷりの割下に分厚い三角バラをすき焼きに。いかつい。
ぶりぶりに分厚い三角バラは噛み応えはあるのに脂がとろけて、いつの間にか無くなってしまう。最高に美味しい。
わざわざこのためだけに土鍋で炊いた白ご飯がある。白ご飯もガチうま。
三角バラも多分デフォルトは2枚なんだろうが「3枚いける?3枚いっちゃいますか!」ってカウンターのお客さん全員にサービスしてくれました。サービスして良い肉じゃないと思うんですけどね。でもこれがおぶねさん。
・万願寺とうがらしの炊き込みご飯
万願寺とうがらしと大葉を使ったシンプルな炊き込みご飯。
あっさりとした味わいに、万願寺とうがらしの香り、大葉のアクセントも相まってとても美味しい。
・松茸と鱧の土瓶蒸し
松茸と鱧の土瓶蒸し。この字面だけで旨いが伝わってくる。
上品に取られたお出汁に鱧と松茸の香りが充分に混じり合う。
土瓶から抽出されるお出汁。
もう説明を放棄したくなる最高のお出汁。
体にじんわりと沁みる味わいは酢橘を絞ることでまた更に華やかに変わる。
drink〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・十四代 龍の落とし子
十四代の中でも極めてクリアな味わい。十四代らしい甘さと飲みやすさを極限まで磨き上げたような味わいで、アルコールが飲める人なら必ず飲めるであろう。
ちなみに流通価格を見てびっくりしました。
こんなのペアリングに入れちゃダメですよ。
サービスすぎます。
出雲富士 純米大吟醸
フルーティーが過ぎる出雲富士。
非常に飲みやすく、かなり香りが華やかな印象。出雲富士ってキリッとした印象があったのですが、前半のフルーティーさは異常でしたね。
Kenzo Estate Rindo Red 2019
赤ワインで初めて感じる
丸みを帯びた口当たり。
香りはふわりと華やかで、滑らかなタンニンと旨味を感じる。
epilogue〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
卓越したお料理に選び抜かれたお酒の数々。
美食をコレクトするように紡ぎ出されるおぶねさんの時間は本当に至福。
東京でこんなものを食べるとなるといくらになるんだろうなってゾッとしてしまいます。
カウンターにいた他のお客さんも、東京は美味しいけど高い!というかここが安すぎる!と仰っていました。私もそう思います。
帰りにタクシーも手配していただけるので、お酒を飲んでも安心。
静岡の方はもちろん、遠方の方にも是非とも楽しんで欲しいお店だなと思います。
それではごちそうさまでした。
とても美味しかったです。