職人の星になってください！ : Nanachoume Kyouboshi

東京銀座にある、三ツ星の‘京星’へ行ってきた。
銀座６丁目から銀座５丁目に引っ越しても、名前は７丁目京星。

以前のビルはとても古く、雑居ビルに驚いた。
今回は新しいビルへ移っている。
まだ女将の立ち位置が落ち着かない。

以前はなかなか予約が取れなかったが、
この日は、10席中4席は私たち、
もう一席は米国人(M本を持参)一人の計5名。

以前通っていた実業人や政治家は年が進んで、
天ぷらの機会が少なくなっていると思われる。
逆に中国人の富裕層が増えているそうだ。


お通しは、数の子と生湯葉。

定番の海老すり身のサンドウィッチ揚げから始まった。
　
あおり烏賊の中は生（写真は撮り損ねた）、小さい車えび通称さいまき海老、

さいまきは途中途中にも揚げられて、この日は7匹頂いた。

レンコン、早生ソラマメと続き、
　

東京湾のはぜ、鶉の卵（黄身は生）
　

電熱線を使って育ったたけのこ、きす、
　

トマトのように甘い万願寺唐辛子（京野菜）、濃厚な味のふぐの白子、
　

とても小さな小玉ねぎ、伊勢志摩湾的矢（まとや）の牡蠣、
　

谷中生姜（写真は撮り損ねた）、すっぽんのお椀（美味）


クリ甘露煮、こんにゃく、
　

銀杏、天茶づけ、果物に柿を頂いた。
　

どれも脂が軽く、ですいすいと食べられる。
サイズはどれもちいさい、ミニチュアがお好みのようだ。

基本の食べ方は、レモンと塩で。
ちょっと頼みずらいけど、天つゆを出していただいた。

塩は特製だそうだが、私 「グルメ番長S」にはただの塩だと思えない。
なにか、旨み成分が混ざっている。
それが、化学的なアミノ酸でないことを願う。


コースは全てお任せで￥30000〜だそうだ。

承諾していただいた、持ち込み酒以外
何も追加しなかった。

お会計は一人５万強
カード使用は８〜９％の追加が取られる。

京都の京星、銀座由松、錦糸町横山は、スタイルは似ているが
揚げ方は、職人の差がかなりある。値段は半額以下。
(錦糸町横山はH23.5終了だそうです。愛された横山夫婦お疲れさまでした)

ご主人、女将さん、職人の星になるために、さらなる精進を期待しています！