官方消息
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定点観測~卯月は桜海老のぶっかけそば
定点観測~長月は名残と余韻
夏の名残にと9月も本陣房にお邪魔しました。
んなこと言ってもこの日も猛暑日だったと記憶してますが。
この日はフン・パツして季節の天ぷら系から玉蜀黍とアスパラガスのかき揚げの二枚盛りをお願いしました。
二枚盛りは柚子切りと田舎。これだけ食べるともうお腹も一杯です。
カラリと揚がったかき揚げは玉蜀黍の粒の甘みと食感を際立たせようという狙いかほんとにカリッカリです。玉蜀黍の甘みが弾けますね。
このかき揚げをガリガリ砕いてそばつゆにちょい付けしながらがぶり、合間にそばを啜ります。ほのかな柚子の香り、田舎そばは噛み締めて。
カラリと揚がった玉蜀黍とアスパラガス、夏の名残というか余韻と感じられないこともなく。
久しぶりに天ぷらを食べたけど普通の月替わりの方が満足度高しかな、とか思わないこともありませんが今の価格がいつまで続くのやらと戦々恐々としております。
定点観測~葉月 降り注ぐ酢橘
猛暑が続いてゲンナリする8月。サクっと済ませるランチはほぼ麺類一択(小諸そばのひやたが主食!)ですが、この日は久しぶりに本陣房に。
店頭に出ている今月のそばは「すだちそば」
ひやかけの丼一杯に薄切りした酢橘が一面に広がっています。見るからに涼しそう。品書きにはすだちもそのまま食べてください、みたいなことが添えられています。
迷わず注文するとまんま一杯が配膳されました。
スパっと鮮やかにスライスされた酢橘がこれがもう大げさでなく丼いっぱいに重なるように敷き詰められています。ちょっとだけタネが気になりますがそばをスススっと啜りながら酢橘をさっくり噛み締めました。酢橘特有の穏やかな酸味と青い皮の部分の風味が体内の体温を下げてくれるかのようです。冷たいかけ出汁にコシのある細打ちそばも良いですね。
おそらく人生最大量の酢橘を食べきって、残ったかけ出汁にそば湯を投じて余韻を楽しみました。
真夏は青々とした爽やかな酢橘。これも美味しいですね。
定点観測~皐月 帰ってきたきつね
どんだけ予定が詰まってもコンビニめしで済ませるのだけは避けねばならない、と思い込んでいます。
て、ことでこの日も30分ばかしの隙間時間でウマいもん食べたいよな、と向かったのは本陣房。
時すでに五月。早い。いつの間に連休終わっちゃったんだ…
店頭にはひと組の待ち客。ま、これなら回転が勝るか、と後ろについて店頭の月替わりメニューをチェック。お、5月にもなってきつねそば登場。ぶわっと分厚い揚げが乗った本陣房のきつねって美味しいんですよね。時間は無くても私の鍛え上げた麺類を食べる速さ、であれば無問題。ものの数分待たせていただき店内に。座ると同時に「きつね、細打ち」でと注文します。
いつもの流儀で配膳された丼。いつもの揚げをセンターに岩海苔、揚げ餅、九条ねぎ、温泉玉子。
この組み合わせが実に佳い。
細打ちのそばもピタリとキマって満足の一杯。月替わりの品の中でも季節の移ろいを感じる一品ですが新緑のこの時期に出てくるのは珍しいのではないかな。
今月の組み合わせは揚げとともに揚げ餅も乗っているので炭水化物も必要にして十分。完全食に近いんじゃね。
さて、午後の部開始。と気持ちも切り替わります。
定点観測~卯月は桜海老
重たい会議の合間を縫って時間をずらして駅前第一ビルに。
13時を過ぎているとだいたいすんなり入店できます。店頭に出ていたのは「桜えびのぶっかけそば」。これは初めて見るメニューではないかな。腰を落ち着けるとほぼ同時に注文。そばは細目でお願いしました。
5分と待たずに配膳。
本陣房の月替わりは具材がポイント。そばに合う季節の素材をピタリと使っているんですよね。
このぶっかけそばには桜えび、新玉ねぎ、わかめ、かいわれ、温泉玉子というラインナップ。
桜えびは衣を纏ってさっくりと揚がっているものが丼の半分ほどを覆い尽くしその残りの部分を他の具材が覆っています。つゆをぶっかけ適宜混ぜ込んでずずずずずっと。
見た目通りに桜えびはさくさく。噛み締めるとプチっと弾けるほのかな海の風味。甲殻類のちょっととげっぽい食感よりも海老の味わいみたいなものが強い。揚げ玉風のアクセントにもなってんだけんどこれすごく美味しい、ぶっかけそばの最適解のひとつではないかな。
加えて新玉ねぎ。血液さらさらが人生最大の目標と言っても過言ではない世代としては見逃せない食材ですが、この桜えびの合い方としていい仕事をしてます。案外歯ごたえの残る存在感でしゃくしゃく噛み締めると瑞々しい甘みが広がります。
この他わかめ、温泉玉子などとともにぶっかけそばの最適解。
そばを粗方啜って最後に揚げ玉風でもある桜えびが残ったところにそばつゆの残りとそば湯を投じて仕上げにごくり。最後まで抜かりありません。
この一杯が¥1Kですからね。仕事の合間にひと息つけるぼっちメシとしては実に佳い選択ではなかったかと自画自賛です。
前述のようにだいたい¥1Kで提供される本陣房の月替わりそば、押しなべて満足度が高いのですが4月は他の月と比べても満足度高しと思われます。
定点観測~仙人登場
今年初めての本陣房でもはや恒例となりつつあるぼっちメシです。
この日は昼時なのにたまたま空いていてすんなり席につきます。
店頭でチラ見した今月のメニューにジャスト¥1Kの仙人そばなるものを目にしていたので迷わず注文。ここはこの月替わりが間違いありません。
暫くしてどしりとした丼が配膳。
して、仙人そばの実態はというとこの季節によくある具沢山の一杯。九条ねぎ、鴨肉、わかめ、揚げ餅がキレイに並んでいます。
細打ちのそばを手繰ってずずずっと。カラダに刷り込まれた路麺系のオツユともまた違ったギュッとしたかえしが実に沁みる。(当たり前だ)
鴨肉とわかめがそれなりに食べ応えがあって満腹中枢も刺激されとどめは揚げ餅。これだけ食べると充分に満たされるものです。
この一杯で¥1Kでごちそうさん。初めての仙人も悪くないもんだなぁ…とか思いつつこの時期にヘビロテしていたけんちんそばの行方も気になります。来月あたり出てきたりするのかな…
定点観測~牡蠣の四連星
久しぶりの本陣房。午後に向けてのぼっちメシチャージです。
店頭を見ると「牡蠣南蛮」が¥1000と出ています。これは初めて見た季節メニュー。はて?以前からあったっけ?とか考えつつも待ち客が無かったこともありするりと入店。
牡蠣南蛮田舎で、と注文。
程なくして配膳された一杯は南蛮=ネギとともに海苔がわさっと乗っており磯の香りがぷん。
見るからに海からやって来ました感。さっそく田舎の太そばをずずずっと。
ごしごしした食感のそばにぷりっとした牡蠣が良いですね。牡蠣は適切な加熱でぷりぷり。齧ると海のエキスがぶわっと広がります。この牡蠣が4ヶ。おお。
ネギ、海苔、牡蠣。このシンプルな組み合わせが深い。
例年だとこの時期けんちんそばが推されていたと思うのですがこの牡蠣南蛮はツボですね。¥1Kと言う価格も牡蠣4ヶと考えると寧ろお手頃。
この時期に刺さる一杯。海のエキス補給にも好適。
定点観測~弥生のきつね
コロナ禍二年目の期末を迎えました。
重苦しい打ち合わせの合間の息継ぎのようなぼっち飯。
30分程度でサクっと美味しいものを食べる時のヘビロテ店、本陣房でそばを一杯。
季節は既に春の到来を告げておりそれらしい品書きの中に京の油揚げを使ったきつねそばと出ていたのでそれ一択で注文しました。
菜の花、筍、山菜、ワカメなどなどふっくらとしたお揚げと一緒にそれらしい材料も記されています。
田舎(太打ち)でお願いしたそばが配膳されるとこれらの具材がたっぷり。
それぞれが適切な歯ごたえ、香り、味わいで季節の競演とまで言ったら言い過ぎかすら。
個人的に山菜って水煮に感じられる添加物的な味わいが好きじゃないので注文すること自体ほとんどないのですがきちんとした店で食べるのってやはり美味しい。コキコキした歯ごたえと存在感のある田舎そばとのコントラストが楽しいです。
ふっくらした揚げは味が染み込むように炊いたタイプではなくそばのオツユに馴染ませながら食べるようなタイプかな。年末の定番?のひとつ九条ネギと揚げもちの入ったきつねの揚げとはちょっと違った方向性から攻めてきました弥生のきつね。
たっぷりとしたそばを頂いて気持ちが切り替わったところで午後業務に復帰。
本陣房の季節の一品はこんな場合にすごく良い。
定点観測~冬の跫
出社日が
リアルに増えて
きています
今週は遂に、月~金オール出社のビンゴ!誰か何かくれ!と叫びたい衝動にも駆られるというもの。
午前中の打ち合わせと午後の打ち合わせの間の30分、なんかウマいもん食って気分転換と今月初めて本陣房に飛び込みました。
卓上のメニューを見ると鴨肉けんちんそば。ここ数日野菜不足を自覚していたこともあり延髄反射で注文。温かいそばでもあるので太打ち田舎そばでお願いしました。当店は税含で¥1200。
ジリジリと待つこと10分ほど。田舎そばを茹で上げる分時間がかかるのか。ゴリッパな丼がドスンと置かれます。
茶色に染まった根菜がどっさり。その上に緑の三つ葉が散らされてこんにゃく、白菜、里芋、油揚げなんぞ。七味唐辛子をブチまけて早速田舎そばを手繰ってずずずずず。
ゴシゴシとした太麺がアツアツのけんちんとピタシ、と合いますね。
里芋が物理的に熱かったので先に小皿に取り出しておいて冷めた頃合いを見計らって噛り付きました。ねっとりとした里芋の食感もどことなく懐かしい。
しかしこのアツアツの一杯、ごっそりした具材をやっつけながらそばを食べていると結構時間がかかる。気付けば額に汗などもじんわり。
急いで片付けて会計を済ませればちょうど30分、午後の打ち合わせにはやや遅れる失態を演じましたがけんちんそばの丼と向き合うと必然冬の訪れを感じないわけには参りませんね。特に太打ちの田舎そばが美味しい一杯です。ま、そう考えれば「ビンゴ!」のご褒美と思えないこともなく…はは。
定点観測~神無月は秋なすときのこ
この日もランチタイムは30分一本勝負。
吉ギュー、まるやのかつどんだと残念ながら忙しさに拍車がかかるので本陣房で座って食います。
そういえば10月、神無月。
店頭の品書きをみると「秋なすとまいたけ天のきのこそば」なんつーのが出てるじゃありませんか。この一択とばかりにこんぬつわ。座るや否や注文しました。
冷たいお茶を飲みながら待つこと7~8分でしょうか。塗盆にごとりと丼が配膳されます。
丼には幼児のこぶしほどのまいたけ天、大根おろしに九条ネギがちらされ中央にはまさにこれぞ黒光り!って具合の素揚げされた秋なすが横たわります。
オツユを回しかけて細打ちのそばをよーくかき混ぜてわっせわっせずずずと。具材の下にはしめじとエノキが入って食感のアクセント、まいたけ天は香り良く、秋なすが裏切ろうはずもなくがぶりとかぶりつくとジワリと味が沁みます。秋の到来が容赦なく感じられる組み合わせですね。
この一杯が¥1200、案外食べ応えもあって至福のランチぼっちメシとなります。オトーサンの午後のお仕事に向けてちょうど良い。
当店も10月から夜営業を再開とのこと。季節の移ろいとともにいろんなことが戻ってくると良いですね。
葉月は夏ごぼう
久しぶりの出社。打ち合わせに駆け込んだのは当店。短時間で美味しいもの食べてリセット、しかも外は暑いし…となるとこちらでのそばしか思い浮かびませんでした。
店頭には夏らしいぶっかけそば各種なども出ておりましたが先日隣の人が食べていて美味しそうに見えたかき揚げを。今月は夏ごぼうと海鮮のかき揚げとのことです。そばは細打ちでオーダー。価格は¥1400
冷たい緑茶を飲みながら待っているとどっかり大きなかき揚げと二枚重ねのそばが配膳されました。
かき揚げは小海老にいか、夏ごぼうに枝豆、玉ねぎが入っています。小海老と枝豆の色が鮮やか。
じゅわりと熱いかき揚げをおつゆに浸して齧り付くと海老、いかの風味にキレイな大地の味わいが夏ごぼうから立ち上がりますね。枝豆の甘さもまた佳き哉。
喉越しの良いそばもつるりと収まりボリュームもちょうど良い塩梅。
旬の素材を適切な調理で美味しく頂く、これぞちょっとした外食のだいご味であるなと改めて思いました。
たまに出社した時くらい真っ当な美味しいものを食べたいものです。
当店の場合、ピークを外せば空いているしで短時間で食べられるのもポイントだったりするんですよね。
文月は蒸し鳥と茄子
久しぶりに本陣房にてそばを一杯。
一時期よりもひとが戻りつつある新橋。当店もお客の戻り?が順調でここ2,3度待ち客アリで振られ続けていましたが今回はスンナリと席にありつけました。
季節メニューによれば羽田沖穴子天と梅干のぶっかけ、アスパラガスととうもろこしのかき揚げ、蒸し鳥と茄子の揚げ出しのぶっかけなんて辺りが推しのよう。これ、悩みますね。
散々悩んだ挙句蒸し鳥と茄子の揚げ出しを細打ちそばにてオーダーしました。
暫くしてごとりと丼が置かれます。
見るからにぷりぷりした蒸し鳥、細かい飾り切りのされた茄子、茗荷、細切りのきうり、大葉、揚げ玉、わかめなんぞ。蒸し暑い季節にはなんともぴったりではないノ!とかムダに興奮。
早速オツユをぶっかけて適宜かき混ぜて頂きます。
瑞々しい季節の野菜をまとったそばはするすると吸い込まれ時折噛り付くゴリッパな茄子が甘露なり。むっちりした蒸し鳥はブラックペッパーがアクセント。涼しげな一杯の主役に好適ですね。調理の確かさが伝わってきます。ビバ、低脂肪高たんぱく!とか。はは。
一切合切をあっという間に平らげるとちょうどよい感じに空腹も満たされました。季節を感じる昼ごはんってやっぱり良いよなぁなどとつぶやきながらごちそうさん。
所謂「まん防」に当たる時期は通し営業でお酒も適宜提供されているよう。
冷蔵ケースで出番を待っている一升瓶を見るとつい一杯を夢想してしまいます。
年季明けはいつになることやらですね…
蒸し鳥と茄子に満足させていただきましたんで、次は穴子天かな。
春の海
リアル出社と在宅勤務がほぼ半々。
出社の日には折角だから美味しいものが食べたいナ、と久しぶりに本陣房に訪れます。
新橋もそもそもの昼間人口が何割か減っていることもあり、すんなりと入れました。
この日の季節メニューに牡蠣と春野菜の天ぷらを発見したので温かいそばの細打ちでお願い。価格は¥1300ナリ。
お決まりのセットが並んで直に「熱いです~」とそばの丼と天ぷらがやってきます。
天ぷらはコロリとした牡蠣が3ヶ、細打ちのそばを啜りながらこの牡蠣と春野菜をタイミングを見ながら投じて齧りついてその滋味や風味を味わって感じ取ります。
野菜はたらの芽、蕗の薹、茄子、南瓜。たらの芽の爽やかな香り、蕗の薹の仄かな苦みに季節の移ろいを感じないでもありません。薄い衣を纏った牡蠣もぷっくりと揚がっていて齧りつくと海の滋味が染み渡る。
何てことばっか考えているわけでもありませんが、ひとり黙食には好適な選択肢。
さささっとそばを啜りますが案外ボリュームもあるのでこれで午後の仕事も乗り切れそうです。
お店の方々は相変わらずの佳き雰囲気でてきぱきと働かれていましたが、今の営業形態だと大変なのだろうなとお察し。
当店はそばの美味しい料理屋という感じですがちょっとフライングしてそば屋酒、なんて雰囲気が復活するのはいつ頃なのかな、なんて考えながら勘定を済ませました。
冬来たりなば春遠からじ。
ですね。
取って返して冬のかき揚げ
つい先日、けんちんそばでぽかぽかに温まったばかりか野菜もたっぷり摂れて大いに満足したばかりでしたが、同じく季節のメニューとして出ていた焼き栗とれんこんと小海老のかき揚げそばにも強烈に惹きつけられており土日を挟んで伺いました。
この日もすぐにテーブル席に案内されます。コロナ禍以前よりは明らかに空いている。
さっそくオーダーしたのは上述した焼き栗とれんこんと小海老のかき揚げそば。細打ち、温かいそばで。
こちらのそばは持ち重りのする丼に意外とたっぷり。ボリュームも十分です。
かき揚げも大きく卑近な比較で申し訳ありませんが大きさだけで言えばかのやや小諸の1.5倍以上はあるのではないかな。
衣が幾分しっとりしたかき揚げ、細打ちのそばを啜りながら無粋に一口大にしてオツユに浸して齧りつきます。うん、ほっくりした栗の甘み、シャキっとしたれんこんの歯ごたえ、それと玉ねぎの甘みなどがそれぞれ感じられて楽しい。
そばを啜って、かき揚げを齧っての自動運転で食べ終わる頃には充分に体も温まりますし、胃袋も満たされます。ちょっとした時間で済ませる新橋ランチとしては改めて秀逸、このかき揚げの具も良いですね。
このかき揚げで¥1200とかでしたが、納得のお値段。
スバヤク立って食うそば屋で済ませるのも必要な事ですが、ちゃんとしたそば屋で午後に向けてリセットするのも良いものです。
新橋の駅近ではオススメのそば屋。
冬来たりなばけんちんそば
久しぶりの本陣房。コロナ禍の現在は以前に比べて少し入りやすくなっているような気がします。新橋の就労人口が減っているからでしょうかね。
制限時間30分ほどでのランチ。折角だから美味しいもの、そして温まりたいよねということで当店に。店頭に出ている季節メニューにけんちんそばを発見。もう、コレしかない!という選択肢じゃありませんか。
入店して席に落ち着きすぐさまけんちんそば一択。そばは太目の田舎そば。
直に供されたごとりと持ち重りのする丼にはいかにも根菜たっぷりモリモリ。
ごぼう、サトイモ、人参、大根、コンニャクなどの食物繊維これでもか!の具材にやや個性ある脂身を纏った鶏肉片がころころ入っています。何ぞや、と思えばコレ鴨肉なんだそうです。
これらがごった煮的ではなく適切な火加減で品の良いそばに仕上がっています。このオツユにはやはり太目の田舎そばとの相性が良いですね。
根菜に齧りつきながら時折そばをずずっと。ごしごしした食感の田舎そばが美味しい。
具材では特にサトイモがたっぷりでおそらく半年分くらいの量を摂取できたのではないかな。(笑)
ということで食べ終わればお腹も満たされてカラダもぽかぽか。オツユまで飲み干しても罪悪感の欠片も感じません。それくらい野菜も摂れる。
けんちんそばと言えば新宿や赤羽橋で営業されている志な乃のけんちんが有名ですが、あちらよりも手打ちのそばに寄り添って洗練されている感じがしないでもありません。
やはり新橋駅界隈でも正しい¥1Kランチの筆頭格。
季節が感じられるのもまたうれしや。
今年もきつねがやってきた
先日は午後から立て続けに予定が入っていたこともあり早メシ利用。
12時前でもほぼ満員。相席となりました。
メニューを見るとこの年末、きつねが帰ってきているではありませんか。
ザ・グレート・きつね!
ってことで「きつね、温かいの、細打ちで」注文。
今年の具は「油揚げ、九条ねぎ、揚げ餅、温泉玉子、海苔」
去年は海苔がおぼろ昆布だったみたい。
たっぷりとした丼に上記具材が賑やかに並びます。コースターくらいの大きさで分厚いお揚げに揚げ餅、これにそばまで啜ると少食の方には少々きついのではないかな、ってくらいに満腹になりますね。もちろん私も満足。
しみじみと啜って最後に温泉玉子あたりをそばに絡めてつるりと。
改めてきつねは年末にやってくるのね、などと感慨を持ちサッとお会計。ものの20分くらいのひとりメシには好適な選択肢。価格も¥1Kで据え置かれているのは何と言うかエライ、と思わないことも、ない。
秋が来た
時折訪れている本陣房。
立って食うそばを啜る頻度の方が圧倒的に多いがたいてい一人、ちょっと遅めのヒルメシに気分転換も兼ねてウマいもんサクっと食べようかな、と言う時に当店が選択肢の筆頭に挙がるケース多し。
残暑も和らぎ、陽射しが強い日もあるものの空気はカラリとした秋のソレに。
この日は午後からの予定を勘案してフライングでひとりメシ。とあらばサクっと当店に。
空いているテーブル席に通されてメニューを手に取る。
長月のメニューは揚げ茄子のぶっかけそば、そして海老天のつけ汁そばが大きく採り上げられている。尻尾が雄々しくはみ出した海老天が2尾というつけ汁そばにも大いに惹かれるものがあったが、季節らしい揚げ茄子を選択。そばは細打ち、朝が軽かったものでついうっかり大盛りにて発注。
熱い粉茶、お盆がセットされるとほどなくしてそばの入った丼が供される。
当店のそばは丼の中の景色が良く。この日は綺麗に包丁の入った丸々とした茄子が3ヶ、削り節、大根おろし、小ねぎときっぱりした盛り付け。
早速、つゆをかけ回して茄子を片隅に寄せよくかき混ぜてずずずと頂きます。
大盛りだけあってしなやかなそばはたっぷり。風味の良い削り節が良いアクセントになってますナ。
茄子はつゆを染み渡らせてガブリと。しっかりした食感が残りつつも揚げ油と渾然となった独特の甘みがとろんと溢れウマし。そばを啜りながらこの3ヶの茄子をやっつけました。
うっかり大盛りを頼んでやや後悔しないこともありませんでしたが食べきれないほどではないので大いに満喫。つゆの入った徳利が2本付いてくるので残ったつゆはそば湯で頂いて午後への活力にならないこともありませんでした。
来月になればそろそろきのこの出番ですかね。
またゆっくりお邪魔したいと思います。
ちなみにぶっかけそばの大盛りは+¥350。日頃啜っている立って食うそばのかき揚げそばと同じ値段だね、と吝嗇家の発想に思い至らないこともありませんでした。
ザ・グレート・きつね
この日も業務の合間を縫ってそばを啜ります。
へとへとに草臥れている時には当店で座って啜るに限る、というわけで「相席でもよろしいですか~」とテーブル席に。
限定20食、いつもは既に切れていることが多い「きつねそば」に目が止まる。聞けばまだありますよ、とのこと。とあらばきつねそばしかないではないかと「細打ちで温かいの」と注文します。
濃い緑茶を啜りながら7~8分ほど待って大きな丼がやってきました。
こちらのきつねそばは「油揚げ、九条ねぎ、揚げ餅、温泉玉子、おぼろ昆布」がトッピングされていると表記されています。一般的なきつねのイメージよりは随分と豪華版。実はアゲモノ原理主義の当方、立って食うにしても座って食うにしても「きつね」を選択する機会が極端に少ない。稀に「朝そば」なる選択をすると揚げ玉がブチまかっている隣に鎮座しているシーンに出くわすくらい。
しかしこの「きつね」たるやである。
濃い目のオツユがひたひたの中に青々としたそして瑞々しい九条ねぎ、温泉玉子に揚げ餅、おぼろ昆布、そして中央にはまるでザブトンのようなお揚げが一枚鎮座し存在感を放っています。
そばはしなやかな細打ちでしみじみしたオツユとともに啜れば幸せな気分。こちらのそばの一杯、あるいは一枚は意外にボリュームがあるのでそれなりの食べごたえがあります。九条ねぎのシャキっとした歯ごたえ、熱々の揚げ餅、時折そばに絡みつくおぼろ昆布などの存在をいちいち確かめつつもいよいよ核心に迫ります。
お揚げを箸で持ち上げてみるとズシっと持ち重りのする正方形の1枚。厚みを確認すると油揚げと言うよりは厚揚げに近いんじゃないかというくらいの厚みです。齧りつくとジュンとオツユとはまた違ったうま味が染み出してきますが甘味は強くなくやはり豆腐の旨みみたいなものが強く感じられるでしょうか。そばを啜りながらもここからお揚げにも齧りつくのですがそのボリュームが圧倒的で従来までの「きつね」のイメージが完全に覆されることになりました。
もちろん、この他の具材も全体に調和して程よいアクセントになっています。温泉玉子や揚げ餅まで手をつけると思った以上に空腹が満たされ、気づけば額に滲む汗をフキフキしておりました。
限定20食と謳っているのはおそらくこのお揚げの下拵えゆえのことなんでしょうね。
際立った存在感を見せる「きつねそば」、新橋界隈のランチで千円札1枚を使うとしたら極めて有効な使途なンではないでしょうか。
秋はきのこ
南京もとい軟禁に近しい状況の業務の合間、ようやく30分ほどの時間をヒネリ出してホッとひと息新橋駅前第一ビルに脱出を図りました。
軟禁生活を送っているとかつドーンは聊かヘビーなのでここは無難に本陣房で座ってそばを啜ります。
遅めのお昼、店内に入ると一卓だけ空いているテーブルに案内されました。
季節の別メニューには秋の一品「きのこつけ汁そば」が推されておりそばは細打ちにてオーダー。
キリっとした温かいつけ汁にきのこがぷりたつ。それほど風味を主張するきのこではありません。椎茸、しめじなどを中心に後は豚ばら肉の薄切りだったでしょうか。三つ葉の風味も良い塩梅です。
細打ちのそばを無粋にじゃぶじゃぶ浸して楽しみました。やはり当然ですが季節を感じさせる点においては立って食うそばとは別物になりますね。
そばの盛りも意外としっかりしているので程よく空腹も満たされた上にたっぷりとしたつけ汁にそば湯を投じて啜っているといかにも昼の休憩と言った感じでホッとします。
小ぶりの丼に一杯のオツユを飲み干してさてと、千円札一枚で支払いを済ませて午後の仕事に戻りました。
落ち着いて気分転換できるのが何よりの定番のそば屋になりつつあります。
そば屋で夏野菜補給
この暑い最中、ほぼ会社に缶詰状態のシャチーク根性ダシマル☆な日々。昼の時間も大分過ぎ次の予定まで30分ほどの時間が出来たので短時間でしっかりしたものを食べようと灼熱の新橋シチーに飛び出します。潜入したのは駅前ビル。カツ丼はヘビーかなーと通り過ぎた刹那「夏野菜と鴨肉のつけ汁そば」と記された当店のランチメニューが目に留まり、これはイイネと暖簾を潜って相席のテーブルに案内されました。
冷たい緑茶が供されて延髄反射で「夏野菜と鴨のつけ汁そば、細打ち」をオーダー。
こちらは最初にプレートがセットされてその後、そばが盛り付けられた皿とつけ汁が供されます。
つけ汁にはギラーリとした脂が浮かび茄子、パプリカ、モロッコインゲンなどの色鮮やかな夏野菜がたっぷりと入っています。野菜はさっと揚げてあり温かいツユとも馴染んで美味。そばを手繰ってサクサクと頂きました。如何にも夏を感じさせる瑞々しい野菜でしたね。
鴨肉はかなり噛み応えのある肉片が沈んでますがそばを手繰っては噛み締めると幾分野趣を感じなくもない味が拡がりますね。
こちらのそばは細打ちにしろ太打ちの田舎そばにしても意外に量はしっかりしているのでちょっとしたランチに丁度良かったりします。
また、このつけ汁そばに至っては別途用意されるそば湯をたっぷり注いで全部頂けるので食後の満足感も相応以上。忙しくなるとどうしたって野菜不足になりがちでもありますがこのそばなら野菜補給もにも最適でした。しかも千円札一枚ですからね。
暗黒醤油に溺れずとも30分一本勝負に好適な選択肢と言えるかもしれません。
座ってそばを啜りましょう
昼飯を摂る時間も無い時など時折立ち食いそばを利用するナチュラルボーンリンショクアーンドアジオンチな当方。
たまには座ってそばでも啜ろうと当店の暖簾を潜ります。2年ぶりくらいかな。
注文したのは納豆そば¥1100ナリ。
そばは細打ちか田舎そばの二択。細打ちをお願いします。
温かい緑茶を頂いているとそばつゆ、まん丸で鮮やかな発色の卵の黄身、ねぎ、割り箸などが載った塗り盆が用意されます。
そしてほどなくして大ぶりの丼の納豆そばが。
真ん中にはたっぷりの大根おろし、それを取り囲むように粒ぞろいの納豆、鰹節、緑鮮やかな小ねぎ、刻みのりがキレイに配置されてます。こういうは無造作に混ぜて食べるに限るとそばつゆを適宜ブチまけてワシワシとかき混ぜそばを啜ります。
冷水で〆たそばは思った以上にコシがあり納豆をはじめとしたたっぷりの具材とともに食べ応えがありますね。途中、取っておいた卵の黄身を投じそばを絡めて頂くとねっとりとした滋味を纏ったそばがまた違ったウマさを見せます。この黄身だけ混ぜなかったのは正解ではないかと自らの手順を自画自賛しつつそばを啜りました。
あらかた食べ終わるとそば湯を投じてここにきてそばの風味を味わいます。こちらのそばは意外とボリュームもあって咀嚼するので質量も充分満足できますね。改めて納豆そばはウマしであります。
普段食べる形而上の立って食うそばの駄菓子的な佇まいも捨てがたいものがありますが、ちゃんとしたそばを食べるのもたまには佳いものです。
時間と価格は倍以上ですがひとりだと入りやすいので慌ただしい時期はこういうそば屋でそばを手繰るのも悪くありませんネ。
ツンデレ気配漂うそば屋で座って食う
久しぶりに新橋で座って食うそばなんぞ。
二階の七蔵に行けばいつも以上の大行列…並ぶ気も失せて一階に降りるとなんとなく当店の品書きが目に留まった。
ボリューム的に不安があったものの値段は七蔵とそう変わらないしたまには良いかと数年ぶりに入店してみた。
注文したの限定20食、長月・神無月に供されるキノコとゴボウの刻み鴨つけ麺。
そばなのにつけ麺とはいかなるものぞ…と思わなくもなかったが。
注文の際、そばは細打ちか田舎そばかを選択。私は田舎そばで注文した。
注文後数分でそばが供される。剛直な田舎そばは蒸篭の二枚盛り。
つけ汁には青々とした万能ネギがアクセント。具はエノキ、シメジ、マイタケ、ゴボウに鴨肉。
ボリュームが物足りないかと思っていたがごわごわした田舎そばは咀嚼するごとに確実に満腹中枢を刺激してくれるようで思いのほか食べごたえがあった。滑らかなテクスチャなれどもそれなりの野趣、風味があって悪くないですナ。
つゆも程よい甘辛さ。ラー油をひと回し使う事をオススメされていたので使ってみたが確かに港屋インスパイア的なニュアンスを感じる。シャンとしたそば屋も港屋に靡くってどうなのよ?と思わなくもないが、まぁこれくらいならいいのじゃないかと。
キノコ、ゴボウ、鴨肉などもしっかりと入っていて最後にそば湯を投じて頂くと思いのほか満腹となりました。
久しぶりの座って食うそば屋でしたがやはりなかなかウマいですね。
ちなみに以前入った時も手際の良い店員さん達にややツンデレ的な気配を感じたのですが、今回も同様に思われ。
それらを含めてサッと手繰ってサッと出るような使い方に適した新橋のコッチ側では数少ないちゃんとしたそば屋かと思われましたデス。
~~~06年2月~~~
レトロなおやじビルに佇む、酒肴の充実した真っ当な蕎麦屋
レトロな雰囲気でともするとポマードの香さえ漂う“おやじビル”こと「新橋駅前ビル」。
こちらの1階にちょと似つかわしくない雰囲気で店を構えるのが本陣房
店内は窓がないのでちょっと閉塞感を覚えるが、座席は広めだし調度も良い具合なのでサッと蕎麦を手繰るよりは、日本酒を傾けつつちょっと長居したくなる雰囲気である。
この日頂いたのはおろし蕎麦の「田舎」に升酒。
注文後徐に木製の盆が置かれて2合入りの片口に日本酒。深めの受け皿に微妙なバランスを保った升が鎮座してたっぷりと日本酒が注がれる。
大根おろしのタップリと乗った田舎そばは歯応え十分の太さ。そば粉の風合いはイマイチのようだったが、野趣溢れてまぁ旨かった。蕎麦は何を頼んでも結構ボリュームがある。その辺、界隈のサラリーマンの支持を受ける所以でしょうか。
つまみは升酒についたくらげの梅肉和え?と粗塩を舐めていたので頼まなかったが、天たねや刺身、卵焼きなどの定番処も含め酒肴の類はなかなか充実してます。
日本酒も吟醸が多いようだが、神亀、磯自慢、出羽桜、十四代など比較的名の通った銘柄が保冷ケースにずらり並んでいるので、日本酒好きな人と飲むには良い店と思う。
できれば締めに変わり蕎麦を交えた三色盛りなどを頂き、さらっと帰る(あるいは2軒目に)のにうってつけの蕎麦屋だと思う。
ちなみに升酒の銘柄を尋ねたら「教えられないんです」と勿体ぶられてしまった。
店名 |
Honjim Bou(Honjim Bou)
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类型 | 荞麦面、日式小酒馆、乌冬面 |
预约・查询 |
03-3574-6667 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 1F |
交通方式 |
都営地下鉄浅草線【新橋駅】徒歩1分 距離新桥 126 米 |
营业时间 |
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预算 |
¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) 无使用电子钱 |
服务费收费 |
お通し代:500円 |
座位数 |
28 Seats |
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个人包厢 |
可能的 |
包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 近くの有料駐車場:京急しんちか駐車場196台収容、ほか |
空间、设备 |
平静的空间,座位宽敞 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒 |
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料理 |
对蔬菜菜式讲究,对鱼类料理讲究 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童 |
网站 | |
备注 |
ランチタイムは禁煙でした。 |
先月も月替わりを食べてましたが(確か「胡麻担々つけそば」だったんではないかと)今月は満を持して?の桜海老のぶっかけそばです。
長らく月替わりも¥1Kポッキリでしたが年明け辺りからいよいよ¥1.2Kと価格改定。
ですがそばはウマいし、ボリュームもそれなりなので価格相応の満足度です。
桜海老のぶっかけそばは桜海老をあられ状に揚げたものをぶっかけそばにトッピング、さらし玉ねぎ、わかめ、温玉、大根おろし、かいわれ大根。
海老風味の揚げ玉みたいなものですがさくさくした食感に桜海老の風味がしなやかな細打ちのそばとも合いますね。
つるりと頂いて満足。
日頃から路麺店で暗黒醤油との向き合いに血道を上げておりますが冷たいそばが美味しい時期の到来を感じずにはおれませんでした。