伊達と酔狂なオトナのお遊び
珍品レアモノだらけ。
知的な大人の健全なるワンダーランド。
そんな秘めたる空間が、
新橋の喧騒の地下にひっそりとある。
この日ワタクシが告げたテーマは甘酸っぱさ。
何杯飲むかを申告し、
テーマに応じてコースのように相応しいお酒を
組み立てもらう。
いったいどんなお酒に出逢えるのか。
そのワクワク感こそが、このお店の醍醐味。
何せ珍品だらけのラインアップ。
買って何年か寝かしておくなんてのもあるから
気に入ったところで手に入らないものも多いし、
自分じゃ扱い切れないだろうけれども。
だからこそ、一期一会の出会いに酔いしれる。
このバーに来たら、好みや気分を告げて
あとはお任せしてしまう。
それが楽しむコツ。
地上階の看板に灯りが灯っていたら、
営業しているサイン。
開店時間も閉店時間も、ハッキリとしない。
まぁそのほうが、入れた時の歓びは大きい訳で。
新橋に来ると玉箒やってるかな?と思ったり
するのだから、戦略的に成功なんだろう。
目下、1番お気に入りのバーなのである。
メモ:店主は大の猫好き。猫のしもべ。
酒は憂いの玉箒
最近行った中では特級にお気に入りの、
極めてご機嫌度の高い酒場である。
唯一無二の愉しさにすっかりとハマり、裏を返す。
余りにも特異な世界観を持つバーなので、
誰にでもオススメ出来る訳では無いけれど。
さてコレを楽しんでくれるかどうか…
と少しドキドキしながら、ツレを伴いやって来た。
注文したのは
◆梅の実を蒸留した焼酎 牡丹に蝶
◆いちごとレモンのサワー
◆いちごのジャックローズ
◆梅酒を蒸留した焼酎 刀
◆ピスコモスカテル+シェリーモスカテル
この日のテーマは果実。
無類のフルーツ好きのツレらしく、
苺を使ったカクテルをリクエスト。
コレがまたなかなかに良い出来で。
勿論有名バーテンダーのキレキレなカクテルとは
アプローチが違うけれど。
味や香りのバランスや落とし所、
アルコール感の出し方については、凄く良い感じだ。
何より「主題」が明確である事が、
飲んでいてとても心地よい。
ワタクシのほうは、蒸留酒での果実の表現を探訪。
梅の焼酎と、梅酒を蒸留した焼酎の飲み比べ。
最後はモスカテルの醸造酒と蒸留酒を合わせて、
果物の味わいに還元してやるお遊び。
嗚呼、めちゃくちゃ酔狂でありつつ知的で楽しい。
やはり店主は錬金術が使えるに違いない。
「酒は憂いの玉箒」の句そのもののように、
ここに来ると知的好奇心が満たされて、
気持ちがどんどんと前向きになるのを感じる。
ツレもこの世界観を気に入った様子でひと安心。
益々どっぷりとこの酒場にハマり込みそうな予感。
「感じが良い」というのに尽きる
ヒトとしての歴が長くなってくると
「感じが良い」って事がいかに重要なのか、
だんだんと分かってくるようになる。
そーは言っても、
「素敵」や「グッドルッキング」は大切!
「優しさ」や「ジェントル」だけじゃ物足りない!
はいその通り、ごもっとも、トキメキは大切だよね。
だったら、両方とも取ればよい♪
と言うことで、めっちゃトキメク感じの良いバーに
行ったと言うご報告。
旅行先を含め、なんだかんだ毎年新しいバーに
70〜80軒程度は行く当方。
プラスお馴染みのバーもあるから、
まぁそれなりにバーで飲んでいる方だと思うけど。
いくら場数を踏んだとて、
初見のお店には多少なりとも緊張感が伴う。
ここの場合は…扉を開けた瞬間、
ちょっとした異世界に紛れ込んだ感覚。
しかし緊張がリラックスを経て歓喜に変わるまでは、
すぐだった。
「日本」にこだわった酒を
取り揃えているちょっと変わったラインナップ。
当然日本酒、焼酎、ウィスキーと、
とりとめのない感じになる。
一般的なオーセンティックバー同様メニューは無い。
このカオスの中から店主のナビゲートの元、
自分の為の今夜の一杯に出会う。
「その過程こそがご馳走」と思えるならばそれは、
このバーを最大限に楽しめる人だ。
注文したのは
◆あらあらざけ
◆情け島麦冠を熱燗で
とても感じ良くジェントルでスマートに
お酒をプレゼンしてくれる店主。
しかし相当にマニアックな提案である。
生(き)のままの25°の焼酎をそのまま燗つけすると
40°オーバーな味わいになる。
ソレをおままごとみたいな小さなお猪口で、
ちびちびと舐めるように飲む。
「そんな飲み方、有りですか⁉︎」と
思わず声が出たところに、
「40°の味わいになるので、コスパも良いです」
とサラッと応える店主。
いや、そりゃ、そーなるのは頭では理解出来るよ。
でもコレは錬金術か魔法に違いないんだ!
いや〜楽し過ぎる♡
店主の引き出しをもっと色々と開けまくりたい!
トキメキまくりのバーだ、ここ!
ちなみに店主はなかなかのイケオジ。
創作の世界から抜け出して来た感すらあり。
コスプレなんかもメッチャ似合いそうで眼福至極。
店内の雰囲気そのままに、
魔法が使える属性の方の世を忍ぶ仮の姿なんだと、
密かに妄想しては愉しんでいる。
店名 |
Tamahahaki(Tamahahaki)
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类型 | 酒吧、日本酒、烧酒 |
03-3436-5502 |
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预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
東京都港区新橋3-18-3 三青ビル B1F |
交通方式 |
JR山手線・京浜東北線【新橋駅】烏森口 徒歩2分 距離新桥 177 米 |
营业时间 |
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预算(评价总数) |
¥5,000~¥5,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
服务费收费 |
お通し(チャージ料込み)500円 |
座位数 |
8 Seats ( カウンター8席) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
可全面吸烟 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
不可能 近くの有料駐車場:新橋2-16-1ニュー新橋ビル200台収容、ほか |
空间、设备 |
时尚的空间,平静的空间,有吧台座位 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒,有葡萄酒,有鸡尾酒饮料,对日本酒讲究,对烧酒讲究 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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服务 |
有品酒师 |
网站 |
時々無性に訪れたくなる新橋の玉箒。
散々他所で飲んでたどり着いたこの日、
テーマとしたのは日本酒のお燗。
いや〜お燗、めちゃくちゃ楽しい♡
お燗をつける前のものも少し飲ませて貰って、
ビフォーアフターを比較。
いやいやホント、信じられないくらいの変貌。
ビフォーがモノクロなら、
アフターは総天然色4Kの世界。
砂漠に雨が降り一気にお花畑に変わるように、
どこにこんなチカラを秘めていたのだろう?
と思うような世界観がぶわーっと広がる。
お燗は楽し過ぎる沼だからハマりすぎないよう
普段は目の届かない所に置くようにしてるけど、
やっぱりお燗じゃなきゃ満たされないものって
あるんだよなぁ…
お次はコチラのオリジナルボトル。
和酒バーなのにウィスキー♪
しかもブラックアダーと言うのがまた面白い。
日本酒お燗からのモルト。
この振れ幅の大きさが、このバーの魅力だよね。
はぁ…美味しい…たまらんねぇ
なーんてウットリしていたら、
バーショーの為に来日していたロビン氏来場。
ブラックアダーの名物会長であります。
そりゃぁもう素敵過ぎる夜になりましたとさ。
知る人ぞ知るお酒のワンダーランドは、
新橋の雑踏の地下。
ひっそりと、でも確かに存在しているのです。
今宵も満足度の高い時間をありがとう。