肉々しいハンバーグランチ : Hambagu bisutoro vandaburu

新橋からは赤レンガ通りを南へ。
新虎通りを渡って新橋５丁目に入ってすぐ、ゆで太郎の向かいぐらいにあるハンバーグビストロ。
昨年の12月に開業したのだそうです。

間口は狭く、奥に細長い店内で、入口側にテーブル席が並び、奥の調理場前がカウンター席になっています。
初回は13時過ぎて訪問すると先客は1名。
「テーブル席でどうぞごゆっくり」ということなので、テーブル席に座らせてもらいました。
2度目はやはり13時過ぎでテーブル席が半分ほどのお客さんでしたが、あえてカウンター席に座らせてもらいました。

まず出していただいたジャスミン茶を飲みながら、メニューを見るとランチはハンバーグのみの提供です。
ハンバーグのみでもソースは、オニオンソース、わさびソース、カリトマソース、きのこデミソース、とろチーソースの5種類が用意されています。
初回は、オーソドックスにきのこデミソース。
ハンバーグは＋800円で400gに増量できるそうですが、通常でも200gなので通常サイズでお願いしました。

ハンバーグにじっくり火を通すためか、提供までは少々時間がかかりました。
その間にまずサラダがやってきました。
ちょっとコクのあるシーザードレッシングがかかっています。
マイフォロワーさんが、チーズが入っているかと気にされていましたが、シェフによればチーズは使っていないそうです。
このドレッシングがなかなか美味しい。
この味ならもっとモリモリと野菜が食べられそうな気がします。

そして、跳ねますからエプロンをお使いください、とエプロンも持ってきてくれました。
サラダを食べているうちに、いよいよ鉄板に乗ったハンバーグがやってきました。
確かにジュウジュウと肉汁が跳ねています。
きのこデミソースにサワークリームかな？がかかっていました。
マッシュポテトと人参、パプリカの付け合せも乗っています。

2度目はこの店の一番人気というオニオンソース。
和風味でおろしたオニオンの甘みが出ています。
このオニオンソースの時だけ、アボカドがついてきます。
アボカド好きの方なら、このソースですね。

この店のハンバーグに使われている肉は、岩手吊るし熟成短角牛。
岩手の短角牛は、肉の旨味が強いことでも有名です。
カットしてみると肉汁がジワリと出てきました。
つなぎの少ない赤身肉中心のハンバーグ、脂身の味ではない肉そのものの味がしっかりしています。
シェフによれば、脂の部分も入っているのですとのことですが、肉自体かなり旨味が強いのでしょう。
柔らかいステーキのような噛み心地の肉を食べていくと、肉を食べているという実感が湧いてきます。
シェフに肉の味がしっかりして美味いね、と声をかけると非常にうれしそうな顔をしてくれました。

十穀米ピラフは少なめの盛りつけですが、お代わりは自由。
バターの風味がしてなかなか美味しいので、当然のことながらお代わりしてしまいました。

丁寧な造りのハンバーグは、肉をしっかり味わいたいときのランチリストに入れておこうと思います。