官方消息
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店名 |
Ginza Sushi Kou Honten(Ginza Sushi Kou Honten)
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类型 | 寿司、海鲜、日本料理 |
预约・查询 |
050-5596-3820 |
预约可/不可 |
可预订
【注】時世の状況により営業時間が変更になっております |
地址 |
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 35F |
交通方式 |
从JR东京站丸之内口步行2分钟丸之内大厦35楼 距離二重桥前 228 米 |
营业时间 |
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预算 |
¥10,000~¥14,999 ¥5,000~¥5,999 |
预算(评价总数) |
¥10,000~¥14,999¥10,000~¥14,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、VISA、Master、Diners) 无使用电子钱 可使用二維码支付 (PayPay、d付款、乐天支付、au PAY) |
服务费收费 |
サービス料10% |
座位数 |
40 Seats |
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个人包厢 |
可能的 可容纳2人、可容纳4人、可容纳6人、可容纳8人、可容纳10~20人 |
包场 |
可能的 可容纳20~50人 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 请使用丸之内大楼停车场以及丸之内周边的其他停车场。 (提供票务服务) |
空间、设备 |
时尚的空间,平静的空间,座位宽敞,有吧台座位,提供免费无线网络连接 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒,有葡萄酒,对日本酒讲究,对葡萄酒讲究 |
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料理 |
对鱼类料理讲究,提供英文菜单 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
风景优美,能看到夜景 |
服务 |
可提供庆祝・惊喜的服务,可自带饮料,提供外带服务 |
网站 | |
电话号码 |
03-3240-1908 |
新丸ビル初體驗。舊丸ビルの莊重な雰圍氣は失せ頗(すこぶ)る現代的に變貌した。嘗(かつ)て、舊丸ビルには、潰れたコンクリート會社とか、撤退した光學會社の窓口があつて何度か御邪魔したことがある。コンクリート杭なんて今時流行らないし、一般消費者向けに窓口をかゝる一等地に置くなんて間尺に合はぬ筈。
・握り壽司A、値三千三百九十圓也。
・鮪中トロ、眞子鰈、障泥(あふり)烏賊、白蝦、關鯵、雲丹、燒き椎茸、穴子、卷き物。
以上握り八つに卷物。あるいはあと一つ何か戴いたやもしれぬ。これに吸ひ物(鞠麩、三つ葉)が付く。玉子焼きを追加。握りは煮切りを引く。漬け臺の前に座ると一つづゝ供される。煮切りは味・量とも適切ながら煮詰は聊(いさゝ)か薄い。これを煮切りのやうに穴子全體に引く。但し煮詰の濃度、現代的標準やもしれぬ。
山葵は皮を剥いた立派なものを豫(あらかじ)め擂り置く。生姜は甘目ながらも許せる範圍。舍利は僅(わづ)かに小さ目。職人は皆そこそこの手練(てだれ)で舍利を柔らかく握る。舍利の面はあまり美しく成形されてゐない。舍利適温か微(かす)かに高目。もう寸し醋を馴染ませた方が好み。鹽・醋加減はほどよいやうに思う。
鮪中トロは食品サンプルばりの美しさにて味も佳(よ)い。眞子鰈は飴色にて如何にも旨さう。實際、口に入れるや忽(たちま)ち旨さが傳はつて來る。障泥(あふり)烏賊も見事。穴子はやゝ小さ目なものを煮上げ炙(あぶ)りて出す。味は煮詰めもしくは鹽。旬の穴子とは云へ名のある店の穴子としては聊(いさゝ)か不滿。
光物が鯵だけとは随分寂しい。鯵は關鯵。これは元々光物に分けられる鯵と云ふより、白身(または色物)に分けられる縞鯵に近い。切り付け方は頗(すこぶ)る薄い。吝嗇(けち)つてゐると云ふよりは縞鯵のごとき扱ひなのだらう。光物を疎(おろそ)かにするとは江戸つ兒の風上にも置けぬ。非道い料簡の持ち主だ。
ネタや仕事そのものは名のある店として合格ながら、約四千圓ほどする「一人前」の中に、〆たネタや玉子焼きなど手間隙掛かるものや車蝦が入らず、替はりに雲丹やら白蝦に燒き椎茸つてのはどんなもんだらう?。いくら有象無象の民が喜ぶとは云へ、江戸前鮨の矜持をかなぐり捨てゝては御天道様に申し譯が立たぬ。
實は先日お邪魔した溜池の若手評判店でも玉子焼きと車蝦の替はりに雲丹と白蝦が入っていた。鮨はお好みにで喰らふに限る。すでに銀座寿司幸本店にて玉子焼きの素晴らしさを知つてゐるのでこの店でも玉子焼きを追加した。蝦と白身、それに充分な量の山芋を練り込み小一時間も掛けて燒き上げた玉子焼きは白眉。
この玉子焼き、少なくとも見た目は銀座すきやばし次郞などに竝(なら)ぶ橫綱で、味の上でも赤坂喜久好、八重洲おけい寿司と竝ぶ橫綱級。これを喰はずして寿司幸本店で鮨喰ふ意味はないとさへ云へる。吸ひ物は決して不味くはないものゝ、赤坂喜久好の潮汁(うしほじる)には遠く及ばない。
漬け臺は本店同樣ニス塗り。箸は短めの(杉)利休箸で楊枝は黑文字。新たしきビルの三十五階で店も廣く開放感は銀座より上。客あしらひは上手く、職人のみならず仲居さんも感じ良い。値段だけのことはある。擔當の職人は大衆店のやうに手をポンポン叩(たゝ)かぬし、名のある親方に見られる捨て舍利もなかつた。
店の所爲(せゐ)だけとは云へぬものゝ、この日の「握り壽司A」に限るなら江戸前鮨としての矜持が感じられぬ。名のある店では「お決まり(一人前)」と云へど手間の掛かる光物、煮物、玉子焼きを入れる。はつきり言つて「握り壽司A」の中で手の掛かつたものは穴子のみ。追加した玉子焼きのみ橫綱級の出來であつた。
このビルの内で食事を取らなくてはならない場合に限り、やむことを得ずしてこちらを選擇することになるのではないか。だが、わざわざ遠くから此處(こゝ)に迄食べに來る必要は全くもつて感じなかつた。東京にはもつと素晴らしい鮨屋が澤山ある。本來こちらはお好みで戴く店ゆゑ總合評價は控(ひか)へます。