官方消息
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店名 |
Sarashina Maruya(Sarashina Maruya)
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菜系 | 荞麦面 |
预订・咨询 |
03-3535-8000 |
预订可/不可 |
可预订 |
地址 |
東京都中央区京橋2-8-15 |
交通方式 |
距離京桥 146 米 |
营业时间 |
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预算(评论总数) |
JPY 1,000~JPY 1,999JPY 1,000~JPY 1,999
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付款方式 |
不接受信用卡付款 不接受电子货币 不接受二维码付款 |
座位数 |
32 Seats |
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包厢 |
不可 |
包场 |
可 |
禁烟・吸烟 |
禁止吸烟 |
停车场 |
不可 |
饮品 |
有日本清酒,有烧酒 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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自身の電子日記の為、restaurantでの出来事や映画感想を綴っているノートが、気付けばまた最後の1頁を切ってしまっている。
依って日比谷ミッドナイトタウン映画館までの道程、今日は上野で運命のメトロに乗り換えて、日本橋で蒼天の地表にライズを果たし、直ぐ様ふたたび丸善書店の地下に下りた。
購入したのはマルマンの、方眼罫のついたA5のノート。
劇場の暗闇の中、膝の上で使うのに360°フラットに折り返せるものが必須だとは思っているが、何の気なしにレジスタカウンタに出したところ六百何十円もするではないか ! たかがノートが何故そんなに高価なのかと訝ってしまったが、でもその後、そば屋でちょっと走り書きしてみたところ、最近ペン先にシャープさがなくなってきたかなぁと思っていたLAMYの万年筆が、あっさりとふたたびExtrafineをとり戻したことには、ああ、こんな紙一枚でもピンキリあるんだなぁ、と
<R4.2.5>
「更科丸屋」
スマホのディスプレイを頼りに中央通りを路地に逸れた。
お店を顕すインジケータと私のそれとが今まさに重なりそうで、恐らくそこのさらに細い道を入ったところだろうと見当をつける。
休日で主をロストし、あたりが幽霊オフィスビル群と化した中、しっかりと暖簾を出していてくださったことにほっと胸を撫でおろした。
戸を引いてすぐ目の前で食事をなさっている男性を、瞬間的にお店の御方のまかないだろうと直感しつつ、どこへでもという女性のお言葉に従って、奥の、それでも比較的面積の小さい卓を選んで着席させていただいた。
午後1時20分。落ち着き払った空間にJAZZピアノが滲みる。
こちらのお店は土曜日は半どん、昼の部を2時で閉めるということは食べグロで見つけている。ならばお店の人は今の今、俄然浮足立っている頃だと思うのだが(笑)、そんな中で茹で上げられるおそばは如何に ……
“天丼セット” @1,200也。
「天丼セット、おそばつめたいので」
「てんひやで~す ♪」
遠くでそばを洗う音が鳴って、ぼくの“てんひや”が舞い降りた。
それは東京基準で見ても、最高に繊細な領域にいるであろう細打ちのおそば ! しかしそれを確認した上で尚、天丼からとり掛かるこのぼくを、日本蕎麦をちょっと齧っただけの人ならおそらく訝るだろう。
重量級の海老は後回し、先ず茄子やなんかから片付けていく。
どんつゆの甘辛さは若干、ほんとに気持ち控えめなような気もするが、白菜漬けに醤油を数的垂らして準備を整えていたぼくなので、心配事は何もなかった。
それにしても、子供の頃は白菜漬けなんか美味しいともなんとも思っていなかったのに、今感じてるこの有難みはいったいなんなのだろう ……
それがもしも年寄りになったということを意味しているのであれば、今は未だ、そのことに全力で抗いたいぼくである
やおら箸の切っ先をそばに向ける。
見るからに毛細管現象を最大に発揮するであろう繊細なおそばに、猪口たっぷりと注がれたつゆはいったい何を意味しているのであろうか ?
いや、その答えは簡単で、このナロウで粒状感だっぷりのそばは、猪口にたっぷりとおとしてやれ ! ということであろう。
だからそのとおりにした。
飲めと言われたら素直に飲めばいいし、肩を抱かれてその気になればいい。結局そば食いなんて、そばの言いなりになることしか出来ないのだから ……
褐色にしてナロウ。
スレンダーでエキゾティクながら、そこへもっとも嵌まるであろう黒人モデルのような必要以上のバネまで兼ね備えているわけでもないし、且つそれがけっしてネガともなっていない、あくまでも素直、そして謙虚、なかんづく芯の強い、久々に、そんなマシンカットの上質なおそばを堪能させていただいた。
戸の向こうから、やおらキャッチボールの音が聴こえてくる。
お会計を終えおもてに出てみれば、こちらのご主人とお子様か、ほのぼのとボールをほおり合うその風景がしみじみと滲みた