みやき（日本橋）　ロースカツ＆エビフライ : Mine Kurabu Miyaki

日本橋駅から徒歩２分、日本橋交差点北西側、うさぎやと東洋の間から西に伸びる路地沿いのビル地下にあるCOFFEE LOUNGE三根倶楽部みやき。
「三根」や「みやき（三養基）」というネーミングは、佐賀県と関係あるのだろうか。

昼食で利用。
コレド日本橋のすぐ西エリアの路地裏にある店で、この路地には紅花や小洞天などの有名店があるが、この店は雑居ビルの地下に位置することもあり存在感を消してしまっているような印象。それでも、ランチタイムにはメニューを記した立て看板を路地前に置いて視認性を上げている。しかし、「倶楽部」と書かれた看板、店が地下にあり様子が窺いづらいといった要素があり、ちょっと足を踏み入れづらい。
階段を下りて店内に入ると、新しいとは言えないものの明るい空間が広がる。雰囲気としては社員食堂や昭和の喫茶室といった感じ。席はテーブル席のみで40席強。テーブルには灰皿、それに福神漬けを入れた器が置かれている。
正午過ぎの訪問で、店内はほぼ満席。客はほとんどが中年サラリーマンだった。

ランチメニューは、「サンドウィッチ」850円や「ピザトースト」800円などのサンドウィッチ・トースト類、「ナポリタン」850円や「アラビアータスパゲティ」890円などのパスタ、930円のランチセット3種類、「豚肉のしょうが焼き」「オムライス」各890円や「アジフライ」「エビピラフ」各850円などのアラカルトなど、洋食中心に多彩。
この日は、「おすすめランチ」となっていた「ロースカツ＆エビフライ」を注文。980円。注文時に食後の飲み物を尋ねられたので、アイスコーヒーをお願いした。ちなみに、選択できるドリンクにはコーヒーや紅茶に加え、ミルクやトマトジュースなどもある。

注文から５分後、ロースカツ＆エビフライのご提供。
ライス、スープ、ロースカツ、エビフライという構成。
ロースカツとエビフライののったプレートにはキャベツの千切りとポテトサラダ、それにレモン1切れがのっている。これとは別に、小分けのパックに入ったタルタルソースが渡される。
ロースカツは長径15cm弱くらいのものを数切れにカットしたもの。中の豚肉は柔らかく食べやすかったが、脂身はあまりなくジューシーというタイプのカツではない。
エビフライは1本。よくある業務用っぽいタイプのもので、若干のカーブはあるがそれなりの海老のプリプリ感を楽しめる。
スープはコンソメベースのもので、コショウがちょっと強い。ライスの量もけっこうあり、全体の量はなかなかのもの。

食べ終わる直前にアイスコーヒーが運ばれてくる。量は意外に多かった。

味だけをとれば特筆すべき点は見当たらなかったが、食後のドリンク付きで900円前後という値段なら、このエリアではまあまあの価格設定だろう。
店員の応対は明るく気さくな感じで、やはり社員食堂的なムード。サラリーマンだらけというまったりした雰囲気、さらに喫煙率の高さは好みが分かれるところだが、地下の店にしては雰囲気は明るい。
食事に絶対的重きを置く人や煙草の煙が嫌いな人にはオススメできないが、そこが許容できる人ならばなかなか居心地の良いひとときを過ごすことができる。午後１時以降は100円引きというサービスもあり、サラリーマンの隠れ家としてはなかなか使えそうな空間だろう。