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餃子の名店の排骨麺
前に行ったのはいつだっけ、と思って見返してみると、コロナの走りの時期。大通りに面していた移転前の店舗に行ったきりだった。
あの後、ちょっと思い出したくないことがあって、コロナになって、店が移転して、何となく行く機会を見いだせないまま3年半。不義理もいいところだな。
移転前のお店は、東京に戻って来た頃から時々使っていた。久々に訪れてみると、あの時フロアスタッフで働いていた見覚えのある女性店員なんかも元気に働いてらっしゃる。
土曜の11:30過ぎ。二階に案内され、円形のテーブルへ。もしかしたら長居する気が無いのかもしれないけれど、居抜きで入った前の店舗の内装を活かしているというか、もともと〈泰興楼〉は〈リトルタイコウロウ〉なんかでもカジュアルな感じでやっているし、メニューもカジュアルに楽しめるものが多いから、もしかすると、移転前のお店の重厚な感じを棄てたかったのかもしれない。
さて。
こちらの看板料理・餃子を食べ飽きたなんて言うつもりもないのだが、今日は〈パイコーメン〉。以前来た時には気にも留めなかったのだが、あちらこちらへ行くようになって、改めて見返してみたらこちらでも出しているから、一度、食べておきたかったのだ。おまけに〈ライス〉を、まかないふりかけ付き、で頼む。
牛肉を香辛料で煮詰めてフレークみたいにしたものと、高菜が盛られて乗って来る。あれは、この店の隠れた名物だと思う。
豚肉を揚げる時間がかかるのか、後から来たお客さんの注文が先に運ばれてきていて焦れるが、出て来たものは流石。スープにしっかり浸っていてサク感は楽しめないけれど、かと行って衣がグズグズになるわけでもない。
塩味・醤油感控えめの、伝統的ラーメンの土台に、絶妙な火通し加減の揚げ豚肉。ジューシーな揚げ上りには納得。淡麗な感じの仕上がりの一杯に排骨が上手く乗っている。スープに沁みたところが、メシのオカズとしても絶妙で、これはこれで、という感じがする排骨麺。看板料理・餃子を蔑ろにしてまで優先すべきものではないかもしれないけど、たまにはこれ目当てもいいかもしれない。
ランチ時は値引きがあって、1,150円。もうちょっと職場に近かったら、昼飯時に来るんだけど、さすがにね。
また、参ります。
なんだか久々に訪れてみて、コロナを挟んで止まっていた時間の最後の部分が動き始めたような心地。失ったものもあるけれど、得たものも多い。前を向こう。
店名 |
TaiKouRou Tokyo
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类型 | 中国菜 |
预约・查询 |
050-5457-6346 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
東京都中央区八重洲1-5-15 荘栄建物ビル 1F |
交通方式 |
从JR东京站步行3分钟从东京地铁日本桥站步行3分钟 距離东京 319 米 |
营业时间 |
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预算 |
¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用电子钱 可使用二維码支付 (PayPay) |
座位数 |
92 Seats |
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个人包厢 |
可能的 |
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童 |
电话号码 |
03-3271-9351 |
备注 |
预计2020年10月14日搬迁开业 |
名古屋から東京へ戻って約10年。
この間、何だか色々あり過ぎて、密度が濃かっただけに、10年と思えないような感じもあれば、同時になんだ10年か、という感覚もある。
思い起こすこと10年以上前、まだ名古屋に居た頃、アド街で東京駅だか、八重洲だかの特集をしていた時に知ったのが、〈泰興楼〉で、多摩地方育ちの私はあまり都心部のお店を当時知らなかったから、へえ、こんなお店があるんだと心に留め、赴任して怒涛の一ヶ月を越えた後、ようやく息をつくことが許される状態で訪れたのが移転前のこのお店。
その後、最近、店をたたんだ系列店〈リトルタイコウロウ〉のほうが厄介になることは多かった気がするけれど、移転前の〈泰興楼〉ともども、コロナ禍入りするまでは何だかんだお世話になって来た。
そんなわけで大変、思い入れのあるお店で、東京の地を離れる前に何とか一度、お暇を、と、異動に向けた準備、動きが本格化する前であれば普段足を伸ばさない八重洲まで行くことも許されよう、なんて思った次第。
やや出遅れて11:45ごろ。10人以上の待ち。平日の昼に訪れたのは初めてだけど、流石だねぇ。
なんて感心してみるけれど、どうも団体さんにハマっちゃったみたいで、上手く席が作れないようで、中々動かず。そんなこんなで10分以上の待ち。
〈焼き餃子〉4個の定食。名物〈まかないふりかけ〉付。〈まかないふりかけ〉なるものは、煮込んだ牛肉と高菜を乗せたもの。ここでしか味わえない。
やがてデッカイ焼き餃子がお出まし。初代(?)料理長がシバさんだったからシーパージャンと名付けられたという、これまたここでしか味わえないサイド調味料をふんだんに使う。
ここ、焼き餃子自体も焼き目のパリ感、厚い皮のもっちり感、餡はかなりジューシーで、味がしっかりあって、大きくて食べ応えがあって、と、いかにも「スペシャル」な感じのメニューなのだが、今風に言えば食べる辣油的な、かなりビリビリ来る調味料、シーパージャンがあることで、味に奥行きを作られている気がするな。
一杯目は〈まかないふりかけ〉もありつつ、二杯目は餃子のみでごはんをばくばくと食べる。ここの餃子は、人によってはビールで受けたい、となるかもしれないけど、メシのオカズとしてもかなり強力なのだよね。
そしてこれが、1,050円(税込)で頂けてしまうのが、人気の理由というか、だな。
やはり、訪れてよかった。また会う日まで。