ディープすぎる立ち飲み、愛すべき常連さんと大将 : Sushi Masa

八丁堀駅、新大橋通りから一本西側の通り沿い「鮨まさ」仕事のあとに立ち寄り。ええと、こんな濃いお店、レビュー書いちゃっていいのかな。まあいいや、書いちゃえ（汗）

昼は海鮮丼のお店のようですが、夜は鮨屋というよりも立ち飲み。失礼ながらぐだびれまぐっでる調度です。しかも、常連さん率が95%以上と思われる超ディープなお店。カウンターに６人、奥のテーブル席（といっても椅子はない）に４人が限界でしょうか、限界ギリギリまで常連さんがいらっしゃいます。ちなみに喫煙大歓迎。

メニューは魚介類が400〜900円程度。この日は休市日だったので「ケースにあるのだけね」とのこと。他にケースの上に空豆などの大皿が幾つかのっています。まずは麦焼酎の水割りにしめ鯖をオーダー。おっとっと、それは焼酎たっぷりすぎますよ、大将。

普段は大将と奥さんでお店を切り盛りされてるようですが、この日は大将一人で。常連さんがぽつぽつ集まってきて、話の応酬がだんだんヒートアップしていきます。ちょうど終わってしまった梅ちゃん先生で片岡鶴太郎演じてた、梅ちゃんの義理の父のようなべらんめえ口調で、とてもここには書けないような会話のオンパレード。聞いてるだけでもキョーレツに楽しい（爆）のですが、会話に加わってしまったら最後、帰れなくなってしまいました（笑）。さらには「あっちのテーブルに話があう人がいるから」と強制連行され、しかたがないので焼酎おかわりと、一応鮨屋さんなのでネギトロ巻きを注文してみたり（周りを見ても、お鮨頼んでる人なんていない、、さっき一人だけいたっけ）。

ＢＧＭはビートルズなどの洋楽が中心。大将の趣味ですか？と聞いたら、いや作ってもらったＣＤをかけてるだけ、俺たちはこの世代だからょ、とおっしゃいます。でも、カウンターの後ろに飾られてるモノクロのミュージシャンの写真、あれは若いころの大将ですよね。

他にも、オリンピックの銀座凱旋パレードの写真があったり、なぜかサントリーの佐治さんの色紙があったり、それぞれ聞いてみると由来があったりして。常連さんには実は相当偉い人もいらっしゃるようですが、ここでジョッキ片手に馬鹿話してる分にはみんな平等。１年後くらいにふらりと立ち寄ったら「全然顔出さねぇから、顔忘れちまったよぅっ！」なんて言われちゃいそうな（笑）。当然お会計もまさかの金額。

お昼はともかく、夜は３人以上で連れ立って入るお店では無いでしょう。できれば１人でふらりと立ち寄って、常連さんの邪魔をしないようにしたいものです（こういうお店なので個人的印象で総合点のみ、各項目は略）。ごちそうさまでした。