初めての春ｼﾞﾈﾝ(1238) : Jinen.

昨年の年末に初冬を迎えましたが、雉料理に魅せられ
春も食べたくなり初春ｼﾞﾈﾝを味わいに

この一年で3回も

初回からいつもフレンドリーな雰囲気で

加藤ワールドを明るくフォローするおかみと従業員さん達

明るさ満帆で、ここに来てこの日のコースを食べられて幸せ

神社の⛩お宮参りならぬｼﾞﾈﾝ参りが楽しみになってきました♪


私もいつまで生きていられるか分からないので、一食一食を大切に

せっかく食べるなら滋味溢れる料理を食べたいと

毎食写真に収めておりますが、こちらの店のサービスは写真には収まり切らなくて


本来なら２時間で食べるコースが定番のように３時間かかってしまい申し訳ないです！

アルコールは1人に任せて
運転手は特別な黒烏龍茶

今回は初めて一杯だけと心に決めたが➕食後酒
2杯やないの(｀-´)

今回のラインナップは悪酔いしない酒で
最後まで食欲も増す仕上がり

大満足の春のコースでした


❶［UA さくら吹雪］
栃木の仙禽とUNITED ARROWSのコラボ日本酒

原料米：ドメーヌさくら.山田錦(栃木県さくら市産)100%
精米歩合：60%
アルコール分：14%(原酒)

製造：せんきん

今書いていて驚いたのが、頂き物のUNITED ARROWSのカゴバックをこの日初めて下ろして出かけました♪ご縁が重なりこの酒にして良かった〜

私の好みは55%以下の精米歩合の純米酒ですが、
60%でも満足のいくお酒でした♪

初めに本日の食材の説明から開始
素晴らしい春野菜達

①桜エビのスープ
今年は駿河湾の桜エビが大漁で旬の食材を水のみでここまで滋味深いスープは初体験(私はバセドーなので昆布禁止のため)

②3種のアペリティフが箱庭に
妖精の様な3種の前菜達

シルクの様に薄いパイ生地に桜鱒を甘く優しくユッケしクリームチーズが白洲石に乗せられ指で摘むが
一瞬で消えてしまう儚い一品(説明をきちんと聞いていないので正しいか不明)

ビーフジャーキーは流木に載せられ

神技でスライスされた紙の様な薄さのポテトに載せられ旬の魚は名前が思い出せない（ ; ; ）
ほんの少し感じる酸味はチーズの様だ‎ᵔ ܸ>⩊<︎︎ ͡ ᡣトマトの酸味と教わったかも(´・ω・｀)

苔も沢山種類が有りますがここまで大きく育てるのが大変なので箱庭サプライズに感動しました

③焼き筍(産地は不明だが花山椒も京都かな？).福井の蛍烏賊.花山椒を添えて

2週間しか咲かない花山椒に出会えて今年は春から縁起が良い！


和食店では花山椒の鍋は食べた事が有りますが、
イノベーション料理で花山椒をふんだんに使われており、流石の一品

ここの筍は薪で燻した模様

切り口のあたりも優しくて食べやすい新筍は甘味が感じられました♪
ソースには蛍烏賊のエキスが感じられる
また食べたい

④蕨のテリーヌ・キャビア添え.蕗の薹ソース

春野菜たっぷりで胃腸が弱い私にはピッタリ！

来年も食べたい一品

又食べたいが、絶対に同じ料理を出さないゾ！と加藤シェフの意地が感じられ、
一口一口を味わっていただきます♪

❷特別なほうじ茶をワイングラスで
⑤絶対変えないスペシャリテのカリフラワーのバター焼き

フレンチの技法でずっと泡立つ油分とソースをかけ続ける餃子…うーむ名前が思い出せない

誰かの文章を読めばわかるので私の場合味の感想だけ読んでいただきたい

とにかく上手い飽きない

それにしても30分間やり続けないとこの食感が

残酷な料理である

笑顔でテーブルまでお持ちいただくが

客は私達だけではないので、先客数組、後客、とおそらく厨房では最後の客に出すまでずっとバターをかけ続けるのだろう

因みに大食漢の胃袋に
大好きなリゾットのサービスがあり、ソースと合わせて食べるリゾットは格別でした！

多分前回がリゾットをおかわりしなかったのがカルテにのっていたのでしょう。1鍋出さないように配慮が伺えます

⑥お口直しのソルベ
グレープフルーツのソルベにほんの少しのワサビ

ワサビの葉が蓋をして

演出が嬉しい

前回は糖分制限があり、食べなかったので、後がお腹いっぱいで入らなくなりましたが、このお口直しは大切でしたね

⑦メインディッシュのお魚と北海道のアスパラ

太刀魚がこの形で出されたのは初めての体験

いかに巨大な太刀魚を捌いたのかが分かります♪

いかに小さな太刀魚でもおかみ位のサイズだからと話し合っていましたらおかみ登場

⑧ 北海道産ホッキ貝を薪で燻した逸品と鶯が乗る貝のカッペリーニ

うーむ！唸るが二口でペロリ

すりガラスの器が蒸し暑いこの日の天気を一掃してくれた

燻された貝の風味が今でも思い出される

⑨ハイライトのメインディッシュ
昨年より蝦夷鹿以外に黒毛和牛も選べる様に

相変わらずの白神山地の厳選した松だけを燻して薫りが入り込んだ
ｼﾞﾈﾝでしか食べられない一品

春は曙

私は両方食べ比べ

食材ハンターが専門でいるのかな

流石ノーマ仕込みの加藤シェフ



⑩サービスで物足りない客用にハッシュドビーフとリゾット

フォンドボーには今日のメインに入っていない雉なども含まれた滋味深い具無しのハッシュドビーフ

流石こんなに美味しいものを品数に含めずにサービスで️
❸ 天彩　AMAIRO
SAKE HUNDRED

原料米：奈良県産米100%
精米歩合：70%
アルコール分：18度

製造者：美吉野醸造

ⅺ 食後のチーズ

私は全種類を再び


ⅻ 白胡麻のアイスクリーム

胡麻油(太白？)と塩味のアイスクリームは
濃厚で食後なのにまた食欲が出てきて
デザートへの足がかりにピッタリ

❹コースの飲み物は
フレッシュハーブティーを！
(コーヒーが好きですがドクターストップになりました)

ⅻi ストロベリーパイ　抹茶クリームを添えて

春限定の季節のイチゴは今が最後の最盛期

ほんと美味しい
出来立てで熱々でパリパリ

暮れのアップルパイも忘れ難いが、ストロベリーパイも好き❤️

ⅹⅳ 小菓子3種

定番のメレンゲ菓子も今回は特に大きく感じました♪
アーモンド香、胡桃をイメージしたメレンゲ菓子は
最後まで食べた客ははたしているのであろうか


持ち帰り用にお土産にしてくださります♪

帰宅後に自宅用のカヌレとメレンゲを開封したらビックリ((((；ﾟДﾟ))))
やたらと大きなメレンゲはガレットとパイ菓子を隠す為の演出だったみたいです


計14種とプラスドリンク付き

お得感満載ですね


最近ハマってしまった銀座コウさんのカヌレを手土産にお持ちしましたら、
なんと加藤シェフはコウさんのオーナーさんをご存知だったそうです^_^

今回もご縁を感じる美味しい出会いに感謝

可愛い可愛い息子の誕生日なのです

今年も来てしまいました。

店主の加藤さんにまた今年も会えて嬉しいですね♪


予約しましたらおかみ(マネージャーさんなのかな？着物の美しい女性)が昨年伺った際の会話内容等全て覚えてくださっており、

今年も誕生日用のケーキを特別に用意して下さるそうです。

全てお任せして甘えさせていただきます。
(昨年はチョコレートケーキでしたが今年はモンブラン)

昨年より変わった事は、次男は転職して1年経った事と、
私は新たな病名が発見されてバセドー疑と言われてしまったこと。

代わりにメニエールと難聴が治った事と
1回だけSLEの数値が消えたこと。


昆布出汁が使えず、相変わらずの蕎麦アレルギーのハンデありの注文をしましたが、
快く受けて下さり感謝です。


2週間後に血液検査も控えていますから、用心して検査前に更にマイナス1キロは絞って行かねばなりません！

しかし今夜の食事が200kcalオーバー｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

一晩で1キロ太る可能性大

そうなったらライザップ又はチョコザップ若しくはカーブスへ行き絞らないと間に合わないです泣


さて今夜は4時に自宅を出る予定が押してしまい20分遅れで出発したら案の定､､､大渋滞にハマり絶対に予約時間に間に合わないので一報を入れた途端にスムーズに流れ始めて5分遅れ位で到着

もっと早いローテで再訪する筈が1年ぶりとなり、

こんなに素晴らしい店なのに覚えてくださってアレルギー対応などのホスピタリティにも感動した息子達が、

私の誕生日にも連れて来てくれると言うでは無いですか!

半年先と来年の予約も受けて下さって、

これで直前にドキドキハラハラしなくても済みます♪

半年後にはもう少し痩せて、悪玉コレステロール値が下がってくれたら、もう少しお肉食べちゃう！などどもくろんでおります。です。はい。


相変わらずjinen.さんの前だけ素敵な門構えで、私たち2度目ですが門が開いてくれるか心配になるほど秘密めいております。

通りを歩く通行人達が、　　お、ここに誰か入っていったぞ！　　　と言うような目で見つめられて気恥ずかしい立派な入口です♪

今回は私が開胡麻のおまじないをすると開門しました♪

ローマのテラコッタ風な通路では今年も水鉢から水流が流れてお出迎え！

七夕はここで流しそうめんするのかな〜などと思いつつ遅刻をしたので早足で入店

今年の入口ではエジしかのツノが松脂を纏った角が2本に増えてる〜笑

来年は3本では無いと思う


今年は誕生日会終えたら仕事が入ってしまい、アルコールは飲めませんでしたが、珍しい中国茶とほうじ茶があるそうで、私は中国茶を。

それにしても息子のビールの飲むペースが水より速くて亡き夫を想い出して、辛くなりました。

アルコール分解酵素が血液中に多いらしく、ロシア人並みに飲めていましたが、どうも彼もその様です。

私より先に亡くなる事だけはしないで欲しいです。


今回は1番奥の席

全員この席落ち着いて良いね〜とお気に入りに登録♪
隅っこ暮らし的に角っ子好きな性分なのでしょう！

来年もこの席が良いかもしれないですがお店にお任せが1番良いですね！

スタート①雉と青柚のコンソメスープ

美しく薄く作られた木のワイングラスに蓮の葉を乗せて登場です♪

滋味〜❤️雉のスープは初体験かも！
ガッツリハートを射抜かれます
この美味しさを出す為にどれだけの研究をなさってきたのか？

そういえば実家に雉の剥製がいたのを想い出す。

我が家にも頂き物の鋳造雉が対でいたかも!

案外身近だったのですが、庶民の食卓には並ばない食材ですね！
私的には３番目に好きでした❤️

日本の国鳥は雉と伝えると意外にも息子は知らないと言うので改めて調べてみましたが非公式国鳥の様ですが、国鳥で調べると出てきました。
2015年時点で雉はコウライキジの亜種ではなく、個体種の様です。

②アジフライのタルタルソース載せ

鯵の肉厚さとフライのパン粉が珍しい舌触り♪食感を愉しみました。

③初めて聞く料理名はセビーチェ

青柚の香りと大好きな白エビとめっちゃ好きなキャビア❤️
私は1番好きな料理でした。

④唐津の黒鮑

鮑の肝で混ぜたリゾットが鮑の下に

⑤ハモとおかひじきとエディブルフラワーの梅肉ソース載せ

おかひじきを主人公に仕上げた料理は珍しい

⑥カリフラワーのバターキャラメリゼ

⑦お口直しのチーズのアイスクリーム

⑧本日のメインは蝦夷鹿のタン
本日２番目に好きだった柔らかい鹿の舌
息子達は1番目に好きだと絶賛しています。

牛タンも芯は好きだが、鹿タンは大きさから言って一本が小さいと見られるが、その中から柔らかい芯を取り出して松の燻製を庭で炙ってくれている。

この食材を揃えるまでの苦労も楽しげにお話下さって、世界遺産の白神山地の空気と情景が一瞬吹きました。

蝦夷鹿は松が好きなので、松で燻すのかな〜。
鹿の角も松脂沢山付いてるもんね〜。

奈良の春日の鹿はどこで食べられてるのかな〜。

そういえば比良山荘の鹿肉も美味しかったけれど、調理方法が違うのよね！

レストラン小林へも年末からのジビエ食べに行かなかったしね〜。もう4年空けてしまった。(ソムリエのTさんが埼玉越谷でお店を始めたと食べログのフォロワーさんが書いていたのが気になるが最後が昨年8月だったので、結婚を機に決断なさったのでしょうね！)

ローカロリーなので、馬や鹿肉を食べるようにすると体重増加にならないかもね！
馬鹿の肉は結果発表〜

体重は同じでしたが、体脂肪が0、2%減っていました❤️
総カロリー1,200kcalを越えましたが(肉量と甘い物は抜いたので)痩せていました♪

ドリンクをおかみおすすめの中国茶にしたのが功を奏したのかも❤️


そういえば今日で３日目のフラバンジェノール入りの伊右衛門＋

これはフランスの松の樹皮からしか取れない成分だと聞いていましたが、

加藤シェフ曰くフランスだけでなく、ヨーロッパでは事あるごとに松のお茶を嗜まれているらしい。

韓国はとうもろこしの髭茶だったけれど。

勿論中国では鉄観音や烏龍も最近では身近になってきましたよね。最初はびっくりしましたが。

世界中で利尿や排脂効果があるお茶を工夫して飲んでいるのでしょうね。

これで今朝の体重と体脂肪が減っていたら最高です！

⑨昨年は天竜川の稚鮎はガレットで包まれて来ましたが、今年はパスタ乗って形を変えての提供です！
息子達には蕎麦粉使用のパスタ
私には蕎麦粉不使用のカッペリーニでアレルギー対応してくださりました。
おそらく今年の食材は私の体調の変化に合わせて熟考して下さったのか？昨年と同じ調理方法では絶対出さないと腕を奮って下さったのか？
見た目と調理方法が全て違うので、演出も違うし、意気込みを感じます❤️

➓ニンニク臭のしないさっぱりとしたガスパチョに毛蟹と大粒の甘い枝豆と爽やかな秋田の蓴菜の取り合わせには脱帽です。
トマトの赤が美しくて器もキンキンに冷えた懐かしい曇りガラスの器が魅力です。

11:終焉に近づく自慢の銅の鍋で炊くリゾットは、今年はオオモノという糖度20度(沖縄マンゴーと同等の糖度と聞き、お代わり断念苦笑)の品種の大きな粒のとうもろこしの炊き込みリゾット❤️

日本人に愛される丁度いい炊き上がりの固さのライスはなんとビックリゾット〜の新潟コシヒカリなのだそう。

粘り気が出てしまう品種を粘り気が出ないように調理するには加藤シェフのご苦労が隠されている様だ。

ここのシェフ達はウェイターも兼ねて客とのコミニュケーションを測って下さるのですが、それぞれが夢と希望を持って、ノーマで培った加藤シェフのフュージョン技を堂々と盗む覚悟で調理方法を盗んでいるので、
間髪入れず質問には応えて下さる。

コミュニケーションがこの店の活気となって、おもてなしがされるので、明るく楽しいエンターテイメント性が増すのでしょう！

名前のバッジが金色で素敵ですが乱反射して覚えられませんが、顔は覚えたので、昨年付いて下さった方、今年サーブして下さったシェフ達。

半年後には更にヴァージョンアップしていることでしょう！

楽しくて美味しい時間をありがとうございました♪

12 最期のチーズ
前回同様に少しずつ5種のチーズ全てを食べ比べ❤️

ワイン又は食後酒飲みたかったな〜♪

次回は仕事を入れないでね！

私はここで終了ですが、息子達は通常デザート2種とお祝いケーキと、小菓子ならぬ大菓子に突入です。

ここで6時5分スタートでしたが、8時45分。

あっという間に時間が経ちましたが、お店側も多分驚く速さのスピードで食べ尽くしていると思われます。

私達は次の仕事が推していなければもっとゆっくりしたのですが、
ここで切り上げ帰ります。

他のお客様達も其々が各々会話と雰囲気を楽しんでいるお店

デートのカップルが多いかな〜

女性同士のペアも多いし、入り易い店であるが高級店です！

遊園地に行った気分で帰りは飛び跳ねてスキップしたくなる様なお店です。

お忙しいのに最期必ず加藤シェフがお見送りに来てくださる❤️

第一子が誕生なされて益々やる気満々のご様子の近況を聴けて此方も嬉しい限りです♪

又暮れの予約と来年の予約も受けて下さり感謝です♪

これでまだまだあの世へ足を運べないなと夢を頂きました。

有難う御座いました♪
ご馳走様でした。

生きてて良かった〜

美味い
心地いい
笑顔で溢れてる
幸せ
一歩たりとも気が抜けずどれもパーフェクトに美味しい
演出も最高

私が　蝦夷鹿だったら、この店で成仏したいと思うだろう。
私が　烏賊だったら、雲丹だったら、こんなに恥ずかしい調理法で客の口に入るだなんて恥ずかしいと思う。
私が　鮎だったら、こんな幸せな優しいお布団に包まれて苦味が一口も感じられずにデザートの様に食べられちゃうだなんて思いもしなかった。

私が　カリフラワーだったらこんなに香り高いバターに愛されたなんて幸せだと思う

気を衒う訳でもないのに、燻し方、焼き方、ドリンクのサービスのタイミング、

幸せすぎて、誰にも教えたくない料理手法

あの世界一のノーマで修行して来たのに基本はブレずにあくまでもフレンチ

だけれど和食の雰囲気

生きてて良かったと思える店であった。

値段以上の満足感が得られるはず。

必ずまた季節毎に伺います♪


全員の気の合ったサービスをまた受けたいと、帰宅後すぐに思っております。