在日タイ人の人々も愛するお店 : MARAKO

ここに初めて来たのは、今から２０年くらい前

仲良くなった在日タイ人の知り合いに連れてきてもらった。

当時、歌舞伎町界隈には、台湾人、イスラエル人、南米系、アフリカ系、イラン人、タイ人、ルーマニア人、と、それこそ人種のるつぼで、

それがまた、混沌とした空気と、迂闊なことをすればケガをしかけないヒリヒリ感を醸し出して

とても楽しかったのだ。

このお店は、シェフや経営者が入れ替わるのだけど、日本在住のタイの人々が故郷の味を食べたくなったり、カラオケ好きの彼らが集まってタイの唄を歌いたくてくる、そういうコンセプトは今もかわらないと思う。

当時は、トン、という男が店を切り盛りしていて、知ってる知ってるー、という人も多いのではないか。

日本にあるタイ料理のお店の多くが日本人客目線で、なんだか優しいというか、遠慮した味付けで、少し物足りないことが多いのだけど、

ここでは、遠慮会釈ない、ズバリ、タイの味が食べられた。

初めてここで食べたゲーン、キョワーン、ガイ

。ポーテェー、という酸っぱいスープ

その辛さと旨み、色々な香草の香りにはまっていた当時を思い出す。

また、無料のカラオケからタイの歌が流れて、異国情緒満載。

タイ料理好きな人にはお奨めなお店です。