池袋パルコ8階、「とんかつ 和幸」。【27th】
4,5年ぶりに、いわゆる「和幸」でトンカツを食べた。
有名なトンカツチェーン店の「和幸」である。
僕は、同じ「和幸」でも、このチェーン店と違う、池袋東武の「和幸」を普段は愛用している。
年平均でならせば、10回以上は毎年訪問していると思う。
また、トンカツにおいては、完全なるロース派であり、生涯回数においても、きっとロース95%以上であると思う。たまに、ロースとヒレの合盛のようなモノも食すが、トンカツを食べたい気分の時に、ロースはハズせない。
いわゆる有名店である馬場の「成蔵」でも上ロースを食べたし、浅草の「すぎ田」でもロースを食べている。
この「和幸」久々だが、その昔、ヤエチカの一番奥、ブリジストンビルのスグ近くにできた頃は、京橋勤務も相まって、何度も世話になった。約20年位前である。
特別美味しいとも思わなかったが、まだ若者だった頃であるから、ガッツリご飯お代わり自由で食べられるサービスは魅力だった。
ランチロースカツの定食など700円前後だったと思うから、結構通った。
今回、ゆっくりメニューを見てみると懐かしい。「やまぶき」「さざんか」「さつき」などは、昔から変わっていない定番メニューとなっているようだ。
でも、僕は、とりあえず、久々だったので、普通のモノに、追加というカタチをとった。
「ロースカツ定食」(1,420円) ―― ロースカツに、小鉢的なモノが3品ほど付き、ご飯・みそ汁・キャベツお代わり自由という定食。
いつの間に、和幸のロースカツ定食がこんなに高騰したのか知らなかったが、小鉢的なモノの充実と、この店は、最初のご飯が小釜で提供というのが何となく嬉しい。
「チーズ入りメンチカツ」(380円)と「カキフライ」(220円/1コ)を追加した。
ロースカツとセット的なメニューもあるが、ローツカツ自体が小さくなったり、別のグレードの肉になったりする可能性があるので、あえての単品追加。
久々の和幸だったので、ロースの味わいを再確認したいという意味合いもあった。
そのロースカツ、やはり個人的には赤身部分の味わいが薄い肉だと感じた。また、脂身も極端に少ないのだが、いつの間に、こんな感じの肉になったのだ?という感じが否めなかった。
昔は、もっと脂身部位の割合が高いロース肉だったと思うし、甘みももう少々あった。たまたま、そういう肉に遭遇しただけか?
チーズ入りメンチは、価格的にはアリだろう。メンチの柔らかくてジューシーな雰囲気はよく伝わってくるし、とろけるチーズとの相性もイイ。
カキフライはやや小ぶりだが、まぁ普通に美味しかった。タルタル系が添えられないのだが。
全体的に、衣は粗めで、十分な油切りをするため、やや冷めている感じが否めない。昔の和幸の衣は、こんな風に粗くなかった気がするのだが…。
シジミのみそ汁(そう、もう一つの和幸は必ずアサリのみそ汁)は、妙なダシ感はあるが、油モノにはイイ感じに仕上げている。もちろん、お代わりした。
ご飯は、最初小釜で出された。釜と接する部分の飯粒の感じがイイ。僕は、アマノジャクなのか、メシは、しっとりとか、ふっくら柔らかより、多少芯が残るぐらいのカタさの方が好きだ。いつも炊飯器では、カレー用で対応する。
ラーメンやうどんの麺は、大多数がカタめが好きなのに、どういうわけだか、ご飯は柔らかめが好きな人が多いような気がする。僕は、飯粒にもコシがあると思っている人間である。
そういう意味でも、釜のメシは好きである。今の人にはわからないかも知れないが…。
もちろん、釜のメシが無くなれば、ご飯もお代わりする。
漬け物・佃煮を利用し、最初に出された緑茶で、お茶漬けも楽しむ。
イイ流れだ。
肉質が好みであったなら、大満足なのだが…。
ごちそうさまでした。
いつも思うのだが、やはり同じ池袋と言えど、東口は客層が若い。
西口は、立教・マルイで、長年頑張ってきたが、ルミネやエチカ・エソラなどの援護包を得て、徐々に若者の店も増えてきた。
しかし、東口は、予備校・パルコ・東急ハンズ・サンシャインなど元来の要素に加え、アニメ系店舗などの高度な発達により、依然、池袋の若年層を多く拾っている。
また、今、建築中のシアタータウン(旧豊島区役所・公会堂)なども後押しするだろう。
多くの飲食店は、その傾向をつかんでいる気がするし、事実、出店計画などでも、東口と西口の差は大きい。
(文責:京夏終空、2018.2.6)
(26件/3.07)
(※写真は、後日掲載。)
店名 |
Tonkatsu Wakou(Tonkatsu Wakou)
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类型 | 炸猪排 |
预约・查询 |
03-5949-5707 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ本館 8F |
交通方式 |
各線池袋東口より徒歩1分 距離池袋 129 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 可使用电子货币 |
座位数 |
42 Seats |
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个人包厢 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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服务 |
提供外带服务 |
关于儿童 |
接待儿童 |
网站 | |
备注 |
11月18日に8Fにてグランドオープン予定です |
餐厅公关 |
良質の豚肉を自家製生パン粉で包み、純正植物油で揚げたとんかつはサクッとジューシー
池袋パルコ7F、とんかつ和幸は創業50年を迎え、当時から変わらぬおいしさを提供し続けております。新鮮なパンをその都度店で挽いているパン粉を良質の豚肉に包み、純正植物油で揚げたとんかつはサクッとしてジューシー。店内は落ち着いた内装でゆったりでき、女性のお客も多く来店してくださっております。和幸オリジナル味噌ダレを使用したミソロースカツ丼は当店イチオシ!ごはん・キャベツ・お味噌汁のお代わり自由は... |
「とんかつ 和幸」での「お茶漬け論」。(笑)
いや、あくまでも和幸は周知の如く「とんかつ屋」であり、その食事の流れの最後に食べる「お茶漬け」のコトである。
個人的に昔から、和幸に限らず、定食屋などでも勝手にお茶漬けつくって食べる習慣はあった。
基本的に、「好き」だからである。
今までも、多くの店でその様子をレビューしてきた。
何故あえてココで書きたくなったかと言うと、この和幸における「お茶漬け」が、なかなか素晴らしいからである。
何と言うか、バランス感のようなモノが、とてもシックリくるのである。
そもそも、「お茶漬け」とは?
という部分もある。
京都「近為」のように、お茶漬けをメインにしている名店もあるが、一般的な飲食店では基本的にはメイン料理ではない。
「近為」は漬物屋ではあるが、京都において「ぶぶ漬け」をいち早くライブにした店として過去にレビューしている。
「お茶漬け」は、いろいろなスタイルがあると思うが、僕の中では、「白メシ」「お漬けもん」「お茶」というシンプルなスタイルを一番好んでいる。
「金木犀」(1,680円)+「一口ひれかつ」(350円) ーー 写真の通り。
「金木犀」は、季節セットの名称。
まだ秋っぽくないけど、秋の味覚第1弾らしい。
メインが「スモークサーモンときのこのクリームコロッケ」「広島県産かきフライ」「海老フライ」「一口ひれかつ」のセット。
肉系の欲もあったので、さらに「一口ひれかつ」を1つ追加したカタチ。
季節のクリームコロッケ、なかなか美味。
スモークサーモンの、スモーク風味がイイ感じで効いている。
クリーム感は、秋を通り過ぎて冬。
クリームシチューを思い出す感じの味わい。
あとは、この和幸において何度か食べている通りのレベル感だと思った。
和幸は、もう一つの「協和」の和幸が好きだったのだが、ほぼ無くなったようで残念。
例えば、同じロースでも肉質がもちろん違ったし、さらにみそ汁がアサリだった。
でも、かなり似ているのが、ソースである。
協和の方が、もう少しフルーティーだった気がするが、ソースの根本的な方向性は同じだと思う。
で、最終盤に、冒頭に書いた通り、お茶漬けである。
何とも、はんなりする。
ご飯のレベル感、漬物の立ち位置、お茶の風味が飛び出ない控えめな様。
とても、バランスが良い。
一つでも、極上食材などを使えば、バランスを崩し、ほっこりできない。
昭和時代をそれなりに生きた者として、庶民の昔の食卓を思い出させるような落ち着いた味わい。
懐かしさ、ノスタルジーにも、浸っているのかも知れない。
ごちそうさまでした。
(文責:京夏終空、2023.9.15)
(61件/3.10)