食べたかったのは蕎麦なのですが… : Asahi Honten

蕎麦が急に食べたくなって。

数年前に年越しそばを頂いた『あさひ』さんへ。
ごく近く、地下1階にもう1つ蕎麦のお店があります。
地上1階、大通りに面した方がこちらのお店です。

週末夜8時、混んでるかな~と思って入店すると、
店内にはお客様がゼロ。

『あれ？店員さんもいないし、むしろ休み？』と思ったら、中年の男性と女性が出てきました。

テーブル、囲み席、カウンターと広々とした店内の隅っこ、カウンターに案内され。メニューを見て悩んでいる間、女性店員が遠目ながら監視のように突っ立ってて、気まずい…

当然ながらチラッと見たらすぐ来てくれて、
『冷しおろし』(大根おろし、わかめ、蒲鉾がのるそう)と迷った末、普通に『もり』、大盛+￥100、別添え大根おろし￥100をオーダー。

出された麦茶は温かいのですがなぜかグラス…

暫くして到着したもりそば。
大盛、うん、まぁ、これくらいでしょう、という予想通りの量。

まず蕎麦だけで味わいます。

麺自体が丸く、板切りではなくパスタのような抽出系？よくわからないですが、とにかく丸くて、蕎麦にしては太めでちぢれもある麺。

キンキンに冷やされているせいか、良く言えばコシが強い、ハッキリ言えば、プチン！と歯切れ良い蕎麦と違って、こちらの麺は噛みきれない。こわごわっとして粘りのある重い麺は、蕎麦の香りは一切無く、どちらかというと、うどんとか、とにかく蕎麦とは別物でした。

極細でするするザクザクいける蕎麦が食べたかったので、ただただガッカリし、これもゴールデンタイムにお客様がゼロな理由なのかも？と少し理解できました。


《おまけ》
店内に沢山メニューの貼り紙があったり、蕎麦屋らしからぬ置物やBGM。ガラス張りのお店なのに、そこにもたくさんの貼り紙。おそらく通行人にメニューをPRしたいんだろうけど、中から景色が見えないし。それと、人って、知りすぎると興味を無くすんですよ。あんなにたくさんメニュー貼られたら、『あ、そういうのがあるのね』『値段はそのくらいなのね』ってもう入店しなくても分かっちゃうから入らないでしょう？もちろんメニューを見て興味を持った人は入店するかもですが、入ったら入ったで、なぜか80年代の歌謡曲が流れて、出てくるのは丸い麺…これはちょっと逆に心配になるお店でした。