池袋2丁目、へいわ通りの蘭州料理店。【8th】
何となくの再訪。
やさしい感じのラーメンを求める雰囲気の口になって、ふと思い出した。
地元も地元。
同じ池袋2丁目と言っても、2丁目はかなり広いので、へいわ通りの方面は随分雰囲気も違う。
ココのスグ近くに「平和湯」という銭湯があり、たまに利用する。
僕は、銭湯が好きだ。京都にいた頃から、家の風呂だけでなく、家族で銭湯に行くという習慣があった。
父親曰く、家の檜風呂は、たまに乾燥させきってやらないとイケないというコトだったらしいが、ホントのところは定かではない。
ただ、今でも、家の狭いプラスティックなバスルームでは、絶対に落としきれない心の汚れなどが存在し、それが、広い銭湯に行くと、キレイに落とされる気がする。
風呂上りに、この店に寄ってみた。
レモンサワー(\300)などという珍しい入り方をしながら、焼き餃子(\300/5コ)が焼きあがるのを待つ。
前回と同じにはなるとは、思いながらも、「牛肉醤油煮」(\450)を、パクチー抜きで注文する。
焼き餃子は時間がかかるので、それまでのつなぎにはちょうどイイ。
しかし、風呂上り。飲みものが進む。
やはり、コレでないとダメだったか。ザ・プレミアムモルツ(\450)へ移行。
店員は全員中国の方のようだ。
しかし、言葉はいわゆる中国語とは異なる。
「蘭州」とは、中国語表記で、「兰州」と書く。
シルクロードの要衝地でチベットへ続く場所だ。
「蘭州」には回族という少数民族が暮らしているという。
漢語を母国語とせず、モンゴル系やチベット系の言語を話すという。
ただでさえ解かりずらい中国語が、ココではより解からない。
やさしい感じのラーメンの口ではあったが、アルコールを体内に注入しているうちに、ちょっと一風変わったところへイキたくなった。
「カレー牛肉拉麺」(\680) ―― コレも、前回の教訓通り、パクチー抜きでお願いする。
注文をしてから、麺を打ち始める。引き伸ばしては、パタンと打ち付け、また引き伸ばしては、打ちつける。
その作業を、15回位繰り返しただろうか。その後の、麺の細断。
太さが一定でないところもまたイイ。
薄目の牛骨塩味ベースのスープにカレーが加わる。
このカレーもちょっと独特な味がある。インドカレーよりも、ネパールカレーに近い風味。全体的な味付けが、やはり、やさしい感じでイイ。
まさに、今日の口にピタリときた。具材は、牛肉の乾燥肉を戻したスライス状のモノが5枚程度と薬味ネギ。打ち立ての麺をすすりながら、やさしいカレー風味、正解だった。
回族は「清真料理」といって、豚肉を一切使用しないなどという決まりがあるそうだ。そういう意味では、イスラム系に近いとも言える。そして、もう一つの大きな特徴が、薬味としてパクチーやクミンを使うコトらしい。僕は、やや香る程度であれば許容範囲だが、どっさり入れられると、やはり苦手だ。だから、僕自身、「清真料理」の本来の味わい方からは外れているのかも知れない。
※今回の訪問で、評点を大幅に上方修正した。
(文責:京夏終空、2014.3.1)
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【以下、過去のレビュー】
「今度は「カメムシソウ」抜きで...。」(2013.6.18)
仕事終わりに、仲間が、「気になってる店あんだけど」っていうので、初めてココ、「極 蘭州拉麺」に寄ってみた。
まずは、ビールから...。 焼き餃子2人前、牛肉の醤油煮をアテで注文。まず、冷菜の牛肉の醤油煮から出てくる。ウマい。同じ池袋の楊3号店でも、最初は牛肉の冷菜でビール。パターン化の感じ。でも、ココのは辛くない。が、ネギ以外にパクチーがまぶしてある。 ツレはパクチーが嫌いだそうで、パクチーを除けながら食べてる。僕も得意ではないが、まぁ食べれるという程度。味付けは、広東風に近いのか、とろみがかったあっさり系で、肉も一度乾燥させたモノをもどしたような風合い。
次に、焼き餃子。思いのほか小振りで1つの大きさが4,5cm位の大きさで、6コ。羽根つき。これは、ツレもウマいと言って頬張る。超一口サイズなので中身を確かめなかったが、食べてる感じではニラやショウガの配分が少なく、素朴な感じの味。大きさ的には不満が残るが、味は悪くない。
そして、蘭州牛肉拉麺。これは、注文してから麺を打ってくれる。(麺を打つ音で気づく) 到着して、ツレが頭をかかえる。ここにも、パクチー。当然そのパクチーは蓮華ですくわれ、僕の器に入ってくる。麺は打ち立て、コシがありウマい。スープも牛骨エキスが染渡ったやさしい塩味でウマい。と、言えるハズだったが、パクチーが多すぎて、ほとんどパクチー味。ここまで入れられると、さすがに僕もギブアップ。
今度はパクチー抜きで食べてみよう。とは、ツレの言葉。誘った手前、責任を感じたのか、オゴリになった。ラッキー、ゴチ。
生ビール(450円)、牛肉の醤油煮(450円)、焼き餃子(300円)、蘭州牛肉拉麺(680円)。
「パクチー」(香菜)、乾燥したものをカレーなどで使う「コリアンダー」。
またの別名、「カメムシソウ」と言うらしい。
(※写真は、後日掲載。)
店名 |
Goku Ranshuu Ra-Men(Goku Ranshuu Ra-Men)
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类型 | 拉面 |
预约・查询 |
03-3984-7779 |
预约可/不可 | |
地址 |
東京都豊島区池袋2-65-17 恩田ビル 1F |
交通方式 |
JR山手線他、東京メトロ丸ノ内線・副都心線 池袋駅 徒歩7分 距離池袋 667 米 |
营业时间 | |
预算 |
~¥999 ~¥999 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
服务费收费 |
なし |
座位数 |
12 Seats ( カウンター9席、テーブル3席) |
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个人包厢 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
可全面吸烟 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
不可能 徒歩3分以内にコイン・パーキングあり |
空间、设备 |
有吧台座位 |
酒水 |
有烧酒 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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开店日 |
2009.6.3 |
备注 |
料理以外の写真撮影不可 |
池袋西口の「蘭州牛肉麺」の店としては、一番の老舗。
になるんだと思う。
どういうわけだか、僕のジャストの地元・池袋2丁目に、この蘭州牛肉麺の店が3店舗ある。
1つは、「蘭州拉麺店 火焔山」で、オープン当初から中国人たちが行列して食べていた店である。
もう1つは、「薩斐蘭州牛肉麺」で、本来は中国西北料理をいろいろ提供する店であるが、今現在では限られたメニューで、麺飯が中心の店となっている感じ。
そして、この店である。
10年ほど前に初めて訪問してから度々通っていたが、ココ最近では久々になる。
メニュー数で言えば、間違いなく一番多い。
でも、僕は、いつもの感じで。
「兰州牛肉拉面(蘭州牛肉拉麺)」(780円)+「醤牛肉(牛肉の醤油煮)」(450円) ーー 写真の通り。
こうして、久々に戻ってくると、3店舗の違いがハッキリとわかる感じがした。
この店の蘭州牛肉ラーメンは、3店舗の中でスープの白濁の色合いが一番濃い。
そして、ソレに伴い、スープの牛骨系のクセの香りも強い。
朝鮮系のコムタンやソルロンタンにも近い雰囲気がある。
また、一番麺が太めで柔らかい。
他の2店舗では、麺の選択はできるので、選んでこなかっただけなのかも知れないが。
もちろん、この店でも注文後に麺を打ち始めて作ってくれる。
うん、かなり美味しいかも。
家庭料理っぽい雰囲気もあると感じる。
よそ行きの表情でなく、家で作ってくれた感じ。
醤牛肉、コレも約10年前から食べている。
以前は、もっとタレ感が少なかったが、最近は多くなってきたか。
噛みしめるとジュワジュワと味が滲み出てくる。
好みで美味しい。
双方ともパクチーを抜いてもらった。
この店と出会った頃は、まだ多少のパクチーはイケたが、最近はより苦手になってきた。
パクチーにも種別があって、最近流通しているモノが苦手なのかも知れないのだが。
ごちそうさまでした。
再びマイブームのように、通い始めるかも知れない予感があった。
お店は乱雑感満載で、決してキレイとは言えないのだが、逆にソレがアットホーム感であり、本場感であり、不思議な魅力がある感じの店である。
お父さんもお母さんも、変わらずイイ感じである。
(文責:京夏終空、2022.5.26)
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