西池袋１丁目、「海峡」。【6th】 : Kaikyou

『私達が世界中の人達(76億人)と出会うために必要な時間・・・』

「それはこの世に生を受け生まれた瞬間から、この世を去る迄の100年間。毎日365日出会い続けたとしても、1日約20万人の人達と出会わなければなりません。これが日本の人口だとしても同じことで、1日約3500人の人達と出会う必要があります。だからこそ、今ある出会いは一期一会。例え道行くすれ違いの人でさえ、今ある出会いは奇跡なのです。そんな出会いの毎日、そんな目の前にある奇跡の一瞬一瞬を大切なものにしたい。このご縁をもっと素敵なものにしたい。そんな『おもてなし、おもいやりの心』を持って、私達はこの素敵な仕事に取り組んでいます。」

と、続く。
この「海峡」グループのホームページからの引用である。


池袋西口、西一番街。
「魚金」の上階と言ったらわかりやすいか。
昔は、「富士」という焼き鳥屋だった。また、居酒屋「天狗」発祥の隣のビルで、天狗の関連だったか、天狗という雀荘があったと記憶する。

直近では、「隠居邸」が、３，４階だったが、３階のみが「海峡」になり、その後４階は「腹八分目池袋西口別館」となった。「隠居邸」には、２，３度訪問した。
「隠居邸」のときもそうだったのだが、デカい唐揚げがウリの一つだったらしい。

今回は、ランチである。
その唐揚げ目当てである。
日本唐揚協会主催「からあげグランプリ」で、東日本№１の金賞を３度受賞しているらしい。


「伝説の若鶏唐揚げ定食B」(869円)＋「ランチ・アイスコーヒー」(165円)――　写真の通り。

この店の唐揚げを上記名称を省略して「でんから」と呼ぶ。
定食「A」がその「でんから」４コで759円、定食「B」が５コ。

この店の正式な名称は、「珈琲&無国籍ダイニング 海峡」であり、コーヒーについて気になっていたので、アイスコーヒーを追加した。
そのアイスコーヒー、単なるパックのモノを注いだだけの味わいとは異なり、シッカリした味だった。
苦味は強くないが、香ばしさと深みはあるように感じた。
油モノの口中の油切りには相応しい感じでもあった。

で、唐揚げである。
自ら４コでなく５コを選択してアレなんだが、やはりデカいし、食べ応えアリ以上の持て余し気味一歩手前状態だった。
衣は、やや揚げ過ぎのフリッターに似た雰囲気のカリサクからのジュワ。
中の肉の状態は柔らかくイイ感じ。
味付けは、タレニンニク生姜的な感じだが、はんなりと、やや淡め。
途中からテーブルアイテムの塩をつけて味足しバージョンも楽しむ。

ケンタッキーで言えば、一番デカいリブやサイぐらいのサイズ以上の肉感で、腹一杯。
ご飯大盛無料で、ソレをお願いしたが、肉量が多すぎて、腹さえ許せばお代わりしたい感じだった。

そのご飯と、あとみそ汁も美味しい。
ご飯の米は、秋田県産の「ひとめぼれ」。
みそ汁は、信州味噌で、アゴだし。

一般的には、唐揚げ定食はジャンクな雰囲気も漂うが、この店の場合、和食食べた感があるのは、ご飯とみそ汁が良いから締まるのだろう。

ごちそうさまでした。


接客も丁寧で、いろいろ気にかけていただいた。
たかがランチ一食だが、冒頭の理念が浸透しているのだろう。
ありがとうございました。


（文責：京夏終空、2020.10.21）
（5件/3.01）