2021年、年末の締めくくり。 : Aoyama Hashidume

2021年最後の晩餐とも言うべきご飯会は愛すべきこちら。

問答無用、説明不要なので詳細は省略しますがわたしの食べ歩いた高級中華の中では現時点でおそらく1番のお店。

食べログの評価だけで開拓するよりもいろんな方からの情報を得て開拓することがどれだけ大事かを知ったお店でもあります。

ぜひ。


PS 投稿してないだけで実は何度も何度も来ています。笑

この日もママと。
どんだけ仲良しなんだって感じですが。笑

緊急事態(本当にこれって意味無い緊急事態だよなあと毎回ご飯屋さんに行くたびに話題になるし不憫に思います)が長引いたこともあり、ランチタイムも引き続きやっているとききランチに夜のコースを予約しました。

今回も1万円のコースで。

中華式八寸
イカを山椒で和えたもの、ウドが印象的。
前回、前々回より守りな中華8寸です。

葉たまねぎと鮑の焼き餃子

これはですね、前回帰るときにマダムに質問されたんですね。一番好きな食べ物はなんですか？と。
それでわたしはこう答えました。
たくさんあって迷いますが餃子です、と。
餃子大好きなくせに、今まで自分の中の理想と現実が一致したのって多分2店舗くらい。
それくらい餃子のオキニ探しの旅は果てなく遠く困難極まっていました。
そんなわたしの餃子愛は置いといて、その会話を覚えていて下さってなんとシェフが直々にこの餃子を開発して下さったのです。
神なんですか？？？
試行錯誤したらしくその熱い心とおもてなしにうるうる。。
羽の部分に白ごまが散らしてあり、香りもよくお上品な高級餃子に仕上がっています。
美味しい。
美味しいけど、その美味しさよりも気持ちに感動してしまい胸が熱くなりました。


蛤の酸辣煮込み

二口白飯を頼むか頼まないか迷ってしまうくらいご飯にあういいアンバイです。笑
お酒好きにはきっとたまらんでしょう。
最後まで餡の濃度が変わらないところも山田シェフの腕の良さが見えます。


ふーさんどうふ
優しい。とても優しい。
そら豆の良き香りでthe素材を味あわせる豆腐。


和牛の唐辛子炒め
このスパイスチップのようなものがとてもくせになりますが山田シェフの前回の美しい和牛使いを知ってしまったのでこっちの方向ではなく、牛肉の旨味をもっと感じられる調理法を次回に期待して。
でもこのスパイスチップてきなのとっても美味しいので買いたいんですけど。笑


季節の野菜の炒め物
塌菜だった気がします。
美味しい。
こういうシンプルめな料理は野菜をもろに感じれて大好きです。
基本的に料理は人それぞれの好みですが、シンプルイズベストな料理がいいです。


ごぼうパスタのペペロンチーノ
中華でペペロンチーノ？！ですが、ペペロンチーノ大好きなのと山田シェフは麺の魔術師であり、基本的に麺で外すは絶対ないので待っている間はワクワクさんでした。笑
ゴボウ感も感じるし山菜の味も良き。
これはこれでとても美味しいですが、ラー油をかけて初めて中華をもろに感じる麺料理になると思います。
大盛りにすればよかったと後悔。笑


生のり温麺(しょうが麺)
優しい。身体がポカポカ。
てか山田シェフって色使いが女子力高めですよね。笑
可愛くて映えます。笑


季節のソルベ
ゆずのシャーベット

で閉幕です。

今回は守りの中華に感じましたが、たまにはそれもよきかな。
最近フカヒレを食べてないのでフカヒレを食べに行こうかな。

あの餃子は販売して欲しいです。
私に焼けるかどうかは別として。笑

ご馳走様でした。

先月感動して以来、いつ行こうか迷ってついにこの日に。笑

先月から中華に行き過ぎたのでフカヒレのコースではなく1万円のコースで予約しました。


中華式八寸

大根餅と上海蟹の春巻き

牡蠣と山形牛のオイスターがけ

海老と香港オリーブの蒸し物

牛舌白子麻婆豆腐

季節野菜の炒め物

一ノ麺

焼きうどん(太うどん)

ニノ麺

梅と海苔のかけそば(白麺)


季節のソルベ


中華式八寸はまず見た目から映え具合がたまらない。笑

見た目は人間だけではなく食事にも密接に関係していると個人的には思っていて、そもそも見た目で目を奪われないとふーんで終わってしまう。すなわち最初の八寸のこの映えは、これから始まるコースの助走としてパーフェクトなのであります。

左下の野菜は静岡のたった1人の農家さんが作っている野菜だそうでスナップエンドウのようなインゲンのような食感で味もしかり。
この野菜、買いたいです。笑

そして中央下のよだれ鶏の火入れに驚き。
洋で言うと、ミキュイのような調理法でちょうど63度を保っているそうで、私が学生時代習ったときよりも遥かに手間をかけ繊細な手作業で感動。


次、春巻きは懐かしの大根餅(マレーシアで初めて食べてハマりました。笑)、上海蟹、舞茸が中に入れ込んでありもう何もつけずとも舞茸と上海蟹の食感、香り、大根餅のもちもちがちょうどよくパリパリに揚げた春巻きの皮と合い重なって、何もつけなくても完全体で美味しくいただきました。
春巻きというのは簡単そうにみえて実に繊細で、色が完全にきつね色なってからとりあげてしまうと、思ったよりも茶色くなってあららな状態になってしまう。
だからセンスと技術が必要だと思っています。
山田シェフの春巻きはさすがですね。
ここ1年で食べた春巻きの中で1番美味しかったです。


牡蠣と山形牛は、今月頭に食べたオリンピックで優勝した牛よりも好みでした。笑
美味しいが美味しくないか、好みか好みでないかは人それぞれですが、牡蠣と牛それぞれ主役にするならばこれぐらいの脂のりと甘みがベストな気がします。
牡蠣はぷりっぷり。

次の海老は、海老はもちろん美味しいのですが、エビの下にある、豆腐を完全に水を抜き麺状にしたものが汁と絡んで流石の一言です。
豆腐の水を抜いてここまでに仕上げるのは途方もない時間がかかるので手間を感じます。涙


そして麻婆豆腐。
個人的に麻婆豆腐は白子を入れるより豆腐一択の方が好きなんですがたまにはいいですね。
麻婆豆腐も奥が深いのです。
色んな調味料を隠し味に何層も重ねると、結局は味がぼやけてなんだか分からなくなってしまう。
特にカレーとか中華に多い気がします。
だから、そこのギリギリのラインをせめて丁度いい頃合をみて味付けされているのがよく分かります。

季節野菜の炒め物は縮みほうれん草。
最後にあっさりと青菜を頂くとカロリーの罪悪感がなくなります。笑

焼きうどんは、家庭にありそうだけど絶対ない絶妙な味付け。笑
作り方を聞こうと思ったのに聞くのを忘れました。笑

梅とノリのかけそばはお茶漬けのような感じでサクッと食べられます。
梅の酸味が効いた美味しいだし汁でした。


食べることが本当に大好きな方は特に、山田シェフの生み出す作品を食べて欲しいと思います。


また来月行きます。笑

ついこの間、テレビで拝見したこともあり、是が非でも近々行かねばと思いグルメ友を誘い訪問致しました。


個人的にお店の雰囲気は、ペナン島にあるプラナカンマンションのような昔の中国の貴族を彷彿とさせる空間でした。


シェフの超繊細でいて美しい感性がそのまま映し出された見事なお料理には圧巻の一言。


1人15000円のコースを頂きました。


中華式8寸

甘鯛の香味スープ仕立て

フカヒレのステーキ 上海蟹ソース

3年牡蠣のもち米蒸し

米酢の角煮酢豚

季節野菜の炒め物

汁なし坦々麺(特製麺)

白菜のとろみ麺(柚子麺)

季節のソルベ


どのジャンルのお料理も、美味しさの中にシェフの性格が出ると思います。


ここのお料理は多分一生忘れない。


もうこれ以上言葉で伝えられないくらい素晴らしかったです。


帰りも私たちの姿が本当に見えなくなるまで見送ってくださって感動しました。(見えなくなるまでかなりの距離があったと思います)


月に何件かリピートするお店があるのですがここも仲間入りしました。

絶対また行きます！