これからの展開が楽しみです : Riku Toda

すぎたさんの一番弟子で、タイに5年間行かれアジア№1鮨店に輝いた腕を持つ陸さんがPOPUP期間限定ででエクアトゥール跡地で営業されていると聞いていましたが、やっとお伺いすることができました。

カウンター6席のゆったりとした店内。

いただいたおまかせコース
焼き銀杏
北海道産せいこ蟹
鰯とがり紫蘇の海苔巻き
鰹のたたき
雲子の茶碗蒸し　カリフラワーの摺り流し　柚子
小肌　五日間寝かせてワサビ多め
北寄貝　
春日鯛
カワハギ　中に肝
フカヒレの天ぷら
鯖　一度冷凍
赤身
背とろの漬け　八戸
鯵
海老
キンメの炙り
北海道厚岸市の雲丹
穴子
浅利のお椀

一品料理と握りのコース
大好きな蟹からスタート。

すぎ田さんと言えばの鰯の海苔巻き。
鰹のたたきはねっとりとして際立って美味しい。

茶碗蒸しも上にかかったカリフラワーの摺りながしと一緒にいただくとまるでスープのようにとろんとろん。

奥で油が跳ねる音が聞こえてくるので、揚げ物？と思っていたらまさかの「フカヒレの天ぷら」！と嬉しい変化球！

鯖美味しいねと相方と話していたら「アニサキス対策のために一度冷凍してます」と教えてくださった。
そんなこと微塵も感じさせないとろんとした鯖は一番握りにくいのだとか。


金目の炙りも脂がのっていて素晴らしかったし、穴子はトロけるよう、お見事でした！


そしてこの日印象的だったのは、5日間寝かせたという小肌と春日鯛。小肌は酢がきりっと効いていて輪郭がはっきりとしていて格別の美味さ。

春日鯛はコロンとしたフォルム。大振りの舎利に厚みのあるネタ。ねっとりとしつつふわっふわの食感の春日鯛は口に入れると舎利がはらりと崩れ香りも良く最高でした♡


シンプルに見せながらどのネタも秀逸。すぎ田さんとは全く違うスタイルという印象ですが、一品料理とコース構成どちらも素晴らしかったです。

そして大将は5年間バンコクにいらしただけあって、英語も堪能。外国人のゲストへ流暢な英語で説明されていました。

今の時代、理想的な大将と言えるのではないでしょうか。


実店舗も来春オープン予定だそうです。

これからどこまで飛躍されるのか楽しみな鮨陸でした！！