麻布十番：冷麺も美味いけどツマミ系が最高 : Fukushima ya

2024.06
　気温が上がってきたので冷たいもの気分になり、福島屋へ。
　１月の「麻布で夜の千円シリーズNo.５」以来です。
　今回は未食のツマミ系も開拓してみました。
　
◆すっぴん冷麺Ｂセット(税別\1000)
　ＤＡＹ－１は冷麺、これに半冷凍の面白食感｢冷たいっ手羽｣を合わせたセット。
　冷たすぎないスープは出汁感があって味も香りも綺麗に立っています。
　麺は日によって硬め食感のこともありますが当夜は上々の仕上がりで素直に美味く、出汁が染みたトッピング大根と組み合わせると本当にニヤけます。
　でもって今回も手羽が美味い。
　ハーフフローズンの食感、でも肉は硬くなくて旨味十分、そこにピリ辛の味付けが加わった人気メニューですが、やはり冷麺との相性が上々。
　満足したＤＡＹ－１でした。

　ＤＡＹ－２は、生中(税別\590)をお供に軽呑み。
　１月に食べていないツマミ系の開拓が目的です。
　イケてるメンマ｢イケメン｣(税別\390)は歯応えのあるメンマをピリ辛に味付けしたもので、シンプルですが箸が止まらない絶妙な存在感。
　とろチャーシュー(税別\790)は当夜最大の収穫で、醤油系味付けの出汁の美味さ、完璧煮込みの豚バラ軟骨が揃った極上品。
　特に豚は赤身部分に旨味がしっかり残っているのに全体が超トロトロに煮込まれていて、クニュクニュ軟骨が本当に美味い。
　あげあげ団子(税別\340)は軽く揚げた団子に辛め味付けの味噌タレをたっぷりかけたもので、胡麻が絶妙なアクセントになっています。
　１月に来た時に「ツマミ系、美味そう・・・」と期待していたのですが、期待以上の美味さでした。

　ネーミングセンスはド昭和だと思いますが、出汁を中心に料理の根っこが素晴らしい店と再認識しました。
　昼もツマミ系をオーダーできるみたいなので、機会があれば昼呑みも面白そう。

2024.01
　目指せ｢麻布で夜の千円｣シリーズNo.5、今回は冷麺を。
　福島屋は｢おでん｣、｢麻布十品｣定食が有名ですが、友人から｢個人的には冷麺が好き｣との情報を得て行ってみました。

◆すっぴん冷麺Ｂセット(税込\1100)
　福島屋の冷麺は｢すっぴん｣と｢とんかつ乗せ｣に区分されるので、ＤＡＹ－１は｢すっぴん｣を選んで｢冷たいっ手羽｣を付けるＢセットを。
　まずはスープを啜りますが、噂どおりメチャクチャ美味い。
　韓国料理店の冷麺スープより円やかな印象で、誤解であればお詫びしますが、昆布というか、おでん出汁のような後味を感じたかも。
　麺は仕入れモノとのことですが、歯応えと味が揃った上モノ。
　トッピングの大根もおでん出汁が染み込んでいて満足感を更に上げてくれます。
　そして驚いたのが｢冷たいっ手羽｣。
　見た時には冗談メニューとしか思えなかったのですが、食べてみるとタレが効いた半冷凍の手羽がメチャクチャ美味い。
　中は凍っていないので身肉自体は旨味を綺麗に広げてくれますし、表面の半冷凍パリパリ皮の部分と、噛むと味がしっかり広がる身肉のバランスが完璧です。
　すっぴん冷麺は単品だと税込\869で千円切りなのですが、これだけ凄い手羽を３本付けて税込\1100なら絶対的にＢセットがオススメかと・・・

◆とんかつ冷麺(税込\1188)
　ＤＡＹ－２は、とんかつトッピングの一杯を単品で。
　トッピングの大根＆きゅうりがトンカツに置き換わった一杯です。
　驚いたのがトンカツの分厚さと揚げたてサクサクというところ。
　もちろん配膳まで１～２分かかるのでスープに浸っている部分は少し冷たくなっていますが、その不揃いも面白く、明らかにオンリーワンの美味さを演出してくれます。
　肉が分厚いので、サイドメニューなしでも十分満足の一杯でした。

◆軽呑み
　ＤＡＹ－３は、生中をお供に軽呑み。
　おでん大根の唐揚げ・のり塩味(税込\572)は、サクサクに揚がった大根から出汁が染み出すオンリーワンの美味ツマミ、おでん出汁の水餃子(税込\539)も出汁の美味さにニヤけます。
　１杯＆２皿の軽呑みであれば予算２千円で十二分に満足できると理解しました。

　基本的に夜の定食は1500円を超えるので迷うところではありますが、冷麺シリーズは色々と相棒を選べますし、何より安い。
　もし定食系を食べに行く場合は、終了時期不明ではありますが｢GoTo100年福島屋プレミアムギフト券｣なるものがあり、１万円券が８千円というお得さがあります。
　腰を落ち着けてグループ呑みしたい店としても改めてメモしました。