ふらっと、入店。 : Minato Zushi

週末の西麻布にて。この季節、まだ明るかったりもするのだが、１７時過ぎくらいだと、まだ開いてる店が少ないみたい。
こちらのお店には、もう暖簾がかかっていらっしゃったってこともあり。引き戸を開けて、「よろしいですか」とお声かけしつつ、ゆるゆると入店してみた。
オヤジさんがおひとり。手前の席に腰掛けて、テレビの大相撲中継をご覧になっていらっしゃってたｗ。

１階はカウンターだけ５席か６席くらいだったか。店中の壁だか柱にはポラロイドであろうか、写真が沢山貼ってある。必ずしも、有名人ってわけじゃなくて、大半は普通の人なのであろうか。場所がらか、海外の方だとか。あと、わりと美人さんが沢山写っていらっしゃった写真が多かったような印象もある。

上述のとおり、店内には、テレビがつけてあって。小生入店後も、引き続き、相撲が流されてた。ひさしぶりにマジマジと見たのだが、これは、結構、これでおもろい。オヤジさんのコメントもあったりして、照の富士の取った一番も拝見したのだが、後生おそるべしという感じか（先日の取組みでは、白鳳に完敗だったけどｗ）。

ビールは瓶にて。陶器製のコップは冷蔵庫で冷やしてある状態にて供される。
まずは、ツマミで刺身の盛り合わせ。白身はヒラメで、マグロの赤身はインドマグロかな、と。子持ち昆布と、貝はホタテとタイラの２種。タイラ貝は炙っても旨いよねとちょこっと申し上げたところ、さっと炙ったものも供していただく、ちょこっと醤油に付けて、海苔で包んで、磯辺焼きにていただく。このあたりのフットワークの軽さは楽しい。

ビール瓶はまだ空いていなかったけど、日本酒もお願いしつつ。高天って長野は岡谷の酒。一合徳利にて冷たいのを都合ふたついただく。初めて飲んだ酒だと思うのだが、邪魔しない感じで、するするっと飲み進められる感じ。もしかしたら、燗酒にしたほうが、より楽しめたのかもしれない、そんな感じ。

ツマミだけであがるのも野暮かと思い。握りもちょこっと。小肌とアジ、アジは〆たのをお願いする。
小肌もアジもふっくらとしてて上等。ヒカリものは、どこのどの店と比べても遜色ないものではなかろうか。
〆てお勘定が４千円。

そうそう、たまたま、こちらの店に、小生のように、ふらと立ち寄られる御仁がいらっしゃるとすると、ご主人の耳が少々遠くていらっしゃるキライもなくはないので、その点は留意のうえ、いろいろとご相談なり、お願いされたほうがよろしかろう。
ずっとオヤジさんおひとりで回されていらっしゃる店のなのであろう。西麻布というロケーションに鑑みると、少々不思議な雰囲気のような気もするが、偶には楽しいのかもしれない。あまり、過大な期待をしないで、気楽にお伺いすることをお勧めする。