溜池山王：カツカレー人気のトンカツ屋でランチ : Tonkatsu Akasaka Mizuno

溜池山王11番出口をあがり、
オリックス赤坂2丁目ビルの
ローソンに沿って北西にあがる。

左手に肉のハナマサがある二つ目の路地を右に入る。
左手に1971年竣工当初はモダンに見えたろう
半円のBRIGHTBUILDINGのロゴが
入口屋根に飾られる赤坂ブライトビル。

地上3階、地下1階の飲食ビル。
2階に目指す「水野」があるのだが、

建物に入り
数段の階段をあがると
小料理屋「多に川」
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13039018/dtlrvwlst/B463980355/

あれっ？
「水野」じゃないのと思うが、
構造上ここは1階、
振り返って更に階段を登ると
あぁおじさんたちのお尻が見える。

タッチパネル式の券売機で
食券を購入。

丁度小銭入れに340円あったので、
「ロースカツカレー」（1,000円）に加え、
「カキフライ」（280円）、
「タルタルソース」（60円）
のボタンを押し、
千円札と小銭を投入して食券ゲット。

小銭入れから硬貨が消えたのも嬉しい。

行列に並んで、
ホールのおねえさまに食券を渡して
じっと待つ。

ここは1980年創業、
夜まで出前をやっているので
日本を背負って立ってらっしゃる
官僚の方々の
夕食御用達だというのだが、
官庁街から少し距離があるので？？？
官僚はどうやって店の存在を知るのかと思ったが、
ここに移ってきたのは
2011年10月のことで、
その前の
旧店舗は赤坂一丁目、
特許庁交差点を南に入った路地にあった。
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13015173/

向かいには
1983年創業のやはり老舗の
「ビストロボンファム」
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13002746/
がある。

なるほど、
前の店は官庁街に近かったので
官僚夕食リストに
堂々ランクインできたというわけだ。

こことは別に
熊本県菊池市に
「とんかつ 赤坂 水野」
https://tabelog.com/kumamoto/A4303/A430301/43011920/
があることも分かる。
https://higojournal.com/archives/tonkatu-akasakamizuno.html
ミシュランガイド熊本・大分版にも掲載されたらしい。

調べると
赤坂の店主が、
引退するということで
弟子に現在の店のオペを譲り、
故郷の菊池市に戻ったのだが、
いい食材を見つけ、
また店を開くことにしたらしい。
正確な年月は分からないが
どうやら2015年にオープンさせたよう。

過去のレビューを追ってみたが、
どの時点で弟子に赤坂店のオペを譲ったのか、
弟子に営業譲渡したのか、
本人がまだ赤坂の営業権を持っているのかは不明。

ということが分かった時点で、
ホールを仕切るおねえさまから声がかかり、
カウンター席右奥に座る。

行列に並んでから14分後である。

それから3分で
料理が届く。

カレーの器とタルタルソースの器。
器の下半分にカレールー、
上半分の白ご飯の上に、
カットされたロースカツと
大ぶりのカキフライひとつが鎮座。

ランチのかき入れ時に入ったからか、
カツは揚げ立てではなく、
ルーもやや冷めている。

タルタルの容器の端っこに
卓上の辛子小袋2つを開ける。

カツの上に中濃ソースを丁寧に垂らす。
カウンター台に置いてある
赤い福神漬けをトッピング。

まずはカレーライスをいただく。
ジャワカレー甘口より
やや甘めという辛味順位だろうか、
具は8割方溶け、
やや粘度があり、
家庭のカレーという趣き。

豚カツはよく火が通っている。
町の蕎麦屋のカツ丼に使う
カツという感じか。

どちらも繊維質が多く、
歯の間に詰まりやすい。

さてさて
大ぶりのカキフライに挑もう。

せっかく頼んだタルタルを
たっぷりつけてガブリ♪

先日海鮮が得意と云う居酒屋で食べた
厚岸の焼き牡蠣が440円もするのに
ちっこくてがっかりしたことを思うと、
タルタル込みで340円でこの大きさなら満足。

タルタルは酸味は少し、
甘すぎずほどよい味わい。
後半はタルタルと辛子を混ぜ合わせて使う。
折角なので豚カツにも使ってみたが、
間違いなく合う。

ご馳走さんと
席を立ったのは12時40分、
この頃には席に余裕もでき、
行列も無くなっていた。