歴史ある建物でいただく日本料理 : Kioichou Fukudaya

東京都千代田区に店を構える「紀尾井町 福田家」さんに伺いました。
場所は半蔵門線「永田町駅」から徒歩７分程のところにあります。

とても趣のある外観。
店内も純日本家屋らしい素敵な個室のみの料亭です。
窓から見える景色や、床の間、壺、吊行灯などモダンでお洒落です。

こちらは1939年創業の老舗料亭でオープンの際は魯山人から指導を受けたとされているお店です。（吊行灯や壺は魯山人が作ったものもあるそうです）
2016年からは別邸があった場所に移転して営業されています。

そんな歴史ある場所でいただいた料理の内容は以下の通りになります。

○海老金棒　きんこ黄身寿司　子持ち鮎昆布巻き
おたふく　お豆のくず粉和え
○河豚の白子炙り　キャビア　大黒しめじ
○間蟹と蓮根の真丈　おおみかぶ流しのお椀
○熊本のシビ（マグロの子供）青森の平目　スミイカ　佐賀の一番海苔
○ナメタカレイ 新物の茸と鴨肉　のし梅
○氷見の鰤　雲子　大根　京人参　牛蒡　こんにゃく　芹の粕汁仕立て
○牛ヒレ肉炭火焼き　バルサミコ酢ソース
○京都の菜の花と帆立の土鍋ご飯
○自家製プリンとフィンガーライム　
○茨城県の苺とせとか

写真を載せていますが、王道の日本料理です。
1つ1つの料理の盛り付け・細工などの仕事が本当に丁寧です。
奇をてらった料理も楽しいのですが、正統派も普段と異なる空気感で良いです。

個人的な感想を少し…。
『お椀』柔らかな出汁とトロミのついた蕪のほんのりとした甘さと真丈の濃厚な味わいが際立ち心地よかったです。
『粕汁仕立て』も全部の旨味がバランスよく、粕汁なのでまろやかにしていました。
『土鍋ご飯』彩りもきれいで美味しかったです。

ご馳走でした。素敵な時間を過ごさせていただきました。