高級フレンチ仕込みのハンバーグは数量限定 : Shichijou

日式カレーとハンバーグにハマっていた頃にブックマークし、そのまま忘れて放置していた店。ここんところ「桃の実」「ダバインディア」と立て続いた人気有名店の閉店ラッシュに

推しは推せるときに推せ

という名言（迷言？）を思い出した。行きたい店には行けるときに行っておこう。


人気のハンバーグが、実は数量限定で早々に売り切れるということが周知徹底されてないどころか、店側も公にしてないみたい。ので、開店前を狙って10時50分店着。もう既に5人並んでるよ。。。

神田でも人気行列店が集まる内神田界隈。どこからともなく人が集まってきて開店時には20人を超えていたんじゃないかな。
もちろん1巡目で入れたけど、ハンバーグがまだあるかヒヤヒヤしながらメニューをノールックでオーダー。よかった、間に合った。でもほぼ１巡目の客でソールドアウトしていたみたいだから、ハンバーグ狙いだったら1巡目に入れるようにネ。

ハンバーグはやや時間がかかる旨。その間に先出しのスープを舐めて待つ。
ぼんやりした味付けのミネストローネは、可もなく不可もなくだけど口の中に残る茎は何だろう。

丸形でぎっしり中身の詰まったハンバーグは挽肉を粘り気が出るまでこねるタイプで、渋谷・神泉の「キッチンハセガワ」がこれに近いかな。
合い挽き肉に牛タンの挽肉を仕込む「キッチンハセガワ」に対し、ここのは四谷の高級フレンチ「北島亭」ゆずりのやや甘めでこっくり濃厚なドミグラスソースで勝負。これに添えられたクリーミーなマッシュポテトを付け合わせると絶品。以前はハンバーグの下に敷かれていたみたいだけど、何かあったのかしら。
紫キャベツのラペも甘酸っぱくていい箸休めになる。むしろこれ、小鉢いっぱい食べたい。
ガルニのジャンボ獅子唐、こんなデカいの初めて見た。

パンかライスか選べたのでライスとしたが、ご飯の量が少なく感じる人もいるかも。自分にはちょうどいい量だったけど。ハンバーグって食べ終えた後の皿が汚れちゃってイヤなので、パンという選択肢もあるやね。

ハンバーグにエビフライなど別途1品つける客が目立ったし、意外にもハンバーグには目もくれずにミックスフライを頼んでいる客も少なくない。
隣客の屹立したエビフライ、それはそれは立派だった！よし、次はミックスフライ狙いでいこう。それならポールポジションでなくとも大丈夫だけど、食べ終わって店を出たら30人近い大行列が。こりゃあかんて。。。
後で知ったけど、ミシュランビブグルマン掲載店なんだってね。昼はカジュアルな洋食の顔だけど、夜は「北島亭」ゆずりのフレンチが楽しめる。西洋料理ってのもそそるじゃないか。

家族経営らしく、レジにて会計していただいたおかみさんに軽く感想を述べたらたいへん喜んでもらえた。
本当に美味かったときは、わざわざその旨を言い伝えるようにしているけど、こういうやりとりができるのも個人店の強み。


ひとつ気になったのが、卓上に据え置きのソースが既製品のユニオンソースだったこと。
超個人的な嗜好なんだけど、いまいち口に合わないのよね。Myソース持ち込みOKならオジカソースかトキハソースを持参したいところ。今のところ揚げ物のソースはこれかな。あ、お好み焼きならもちろんオタフクソース一択よ。