昼は「一条もんこ先生のカレー診療所」　温め不足で非常にぬるい　残念！ : Kandano Maguro Toraemon

Uber Eats のデリバリー専門だと思っていた「一条もんこ先生のカレー診療所」ですが、いつの間にか 神田のまぐろトラエモン さんでイートインできるようになっていました(月～金 11:30～14:30限定)。カレー好きとしては、一条もんこ先生の名前を聞いて居ても立ってもいられず、さっそく伺いました。

かつて夜に利用したときには、あまり良い印象を受けたかった当店ですが、昼はカレーのみ、しかも 一条もんこ先生監修 ということなので、レトルトか何かを温めて出すだけでしょうから、リスクは低いと踏んでの訪問です。(^_^;)

路上には小さめの看板が立てられていて、カレー営業をやっていることは間違いありません。「全席喫煙可」の文字が気になりましたが、早めのランチ時間なので大丈夫だろうということで扉を開けて階段を下ります。階段の中ほどで芳香剤の臭いを感じるのは前回の訪問時と同じです。(汗)

店の入口には消毒液が設置されており、手指の消毒をしていると中から店員さんが出てきて検温です。このあたりはキッチリしていますね。ランチの時間帯に検温するお店はそう多くはありません。

案内されたのは４人用のボックス席。そこはかとなく生臭い臭いが漂っていますが、夜はまぐろがウリの海鮮居酒屋なのでやむを得ないのでしょうか。

ランチは、もんこ先生監修のカレーメニューのみ。私は スパイスポーク＆スパイスキーマのあいがけＷカレー 1,250円 を注文。メニューの写真にはソーセージが載っているのですが、それはオプションだというので、目玉焼き+100円 を付けることにしました。さらに 大盛+150円、クミンライス変更+60円 もお願いしました。また、辛さの調整が可能か尋ねたら３辛までできるとのことだったので、３辛で。辛さ調整の追加料金はありません。

仕入れたカレーを温めるだけだろうと思うのですが、けっこう時間が掛かります。結局、提供までに10分少々。
提供時に「辛いのでお気を付け下さい」とは言われましたが、内心「どうせそんなこと言っても、たいして辛くないんだよねぇ」と思いつつ口に運ぶと、なんと激辛！ 辛さの単位 辛メーター* で言うと 3.3KM* くらい。よほどの辛い物好きでないと食べきれないかもしれませんが、私にとっては マイ辛値（＝一番美味しく食べられる辛さ）です。

と、なかなかハッピーな展開かと思われたのですが、キーマカレー と クミンライス が非常にぬるいんですよ。ポークカレーは、ちゃんと熱々なんですが、、、
カレーは２種類とも複雑なスパイスを感じ、キーマカレーは黒コショウが印象的、ポークカレーはトマトの酸味もしっかり利いて、どちらもなかなか良い味なのですが、なにしろ提供温度が残念すぎました。千五百円以上も払って、こんな生ぬるいカレーを食べることになるとは、もんこ先生も予想していなかったのではないでしょうか。

帰り掛けにレジの方に伺ったら、カレーは仕入れた物を指示通りに加熱している、クミンライスは指示されたレシピに従い店で炊いているとのことでした。ライスは残念ながら炊きたてではなかったのですね。せめて適切な温度になるよう保温あるいは再加熱して提供して頂きたいと感じました。

なお、こちらのお店は「全席喫煙可」なのでタバコが嫌いな方はご注意下さい。
幸か不幸か、私が滞在していた約30分の間には、私以外にお客様が一人もいなかったのでタバコ臭いことはありませんでしたが、隣の無人のテーブルに置かれた灰皿にはタバコの吸い殻が入ったままになっていました。
私の理解が正しければ、東京都受動喫煙防止条例では、たしか従業員を雇っている場合には全席喫煙可にはできないはずなので、こちらのお店はすべて家族でやっておられるのですね。これだけの規模のお店を昼と夜、家族だけで回すのはさぞかし大変だろうと思います。コロナ禍で従業員を雇う余裕もないのかもしれませんが、無理をなさらず頑張って下さい。

感染防止対策は、入口に消毒液設置、入店時の検温、店員のマスク着用。

ごちそうさま。

*辛さの単位 KM(辛メーター) や 辛メーターアプリ に御興味のある方は、以下のURLを御参照下さい。https://karameter.com/about-us/

食べログのレビューを見て、なかなか良さそうなお店なので近々仕事関係の宴会に使おうかと考えていたお店です。念のため事前に下見しておく方が良いかと思い、仕事帰りに一人で寄ってみました。

予約せずに18時少し過ぎに到着。階段を下りていく途中に消臭剤が置いてあるのが目に入り、嫌な予感がしたのですが、ここで怯んでしまっては下見に来た意味がないので、そのまま店の入口に進みます。
入口から店内を覗くと、席はほとんど空いていました。入口の店員さんに予約していないことを告げると、奥にいる責任者(?)に確認に行って、2時間で良ければとの条件付きで入れて頂けることになりました。

案内された席は、フロアの隅にある衝立で仕切られた２人用テーブル。さっそく注文です。あっ、メニューが油でベトベト。なんか第一印象悪いですね。メニューを触ったら、おしぼりで手を拭かないとスマホも触りたくない感じです。
で、とりあえず、ビールと、”大人気！” と書かれている マグロのレアカツ、それに 自家製ツナポテトサラダ を注文しました。

まだお客さまが少ない時間帯だったこともあってか、数分で注文の品全てが揃いました。さっそく頂きます。先ずは マグロのレアカツ。断面を見ると確かに レア です。最初は何も付けずに、そのまま頂いてみます。サクッとした衣とのコントラストから余計にそう感じるのかもしれませんが、なんか水っぽいし、マグロ の味はほとんど分かりません。色が白っぽいので、ビンナガマグロでしょうか？ 魚には詳しくないので間違っているかもしれませんが。皿の脇に添えられているタレは、甘塩っぱいタレに大根おろしを混ぜたもの。これを掛けてしまうと、余計に味が分からなくなってしまうので、マグロ を味わう料理ではないように感じました。まぁ、SNS映えはするのかもしれません。このお店は、(注文しませんでしたが) トラエモンマウンテン とか 本マグロ断面刺し とか、SNS映えを意識したようなメニューを取り揃えているようなので。
もう一方の 自家製ツナのポテトサラダ は、ツナが自家製なのか、市販のツナを使ってポテトサラダを自家製したのか分かりませんが、普通に美味しくて一安心です。

ドリンクは途中から レモンサワー に切り替えました。ジョッキの容積の大半は氷で占められていますが、こういうお店ではやむを得ませんかね。
つまみの方も、引続き偵察を続けます。この店は 生マグロの一本買い をしているのがウリということなので、もう少し マグロ を攻めてみようかと考え、本マグロ中おちと山芋千切り和え を追加オーダー。
これがけっこう失敗でした。マグロ中おち は確かに脂は乗っているのですが、非常に生臭い。また、始めからたっぷりの出汁醤油(?)が掛けられていて、器の下に3mmくらい溜まった状態なので、全体を混ぜると塩っぱすぎて生臭い醤油をなめているかのような味になってしまいます。酒が進む味付けという見方もできるのかもしれませんが、私の口には合いませんでした。

そして、最後にもう一品。さすがにここでもう一品 マグロ に賭けるのはリスクが高いと判断し、あん肝ポン酢 をオーダー。これは、蒸したあん肝を仕入れているのかもしれませんが、まぁ美味しく頂けました。

飲食の最中、風向きの影響か、ときおりトイレの芳香剤のような臭いが漂ってきて非常に気になっていたので、帰りに店員さんに聞いてみようかと思っていたのですが、席を立つときにその理由が分かりました。私が座っていたテーブルのすぐ脇に芳香剤(タバコ専用と書かれていたので、トイレ用ではありませんでした)が置いてありました。芳香剤の臭いが漂ってくるのは、残念ながら、飲食をするのに適した空間とは思えません。

なお、特段の奉仕を受けたという印象は全くありませんでしたが、後でレシートを見たら5%の奉仕料を取られていました。

宴会を企画する前に、自分で実際に確かめに来て、本当に良かったと感じました。
ごちそうさま。