稲荷町の隠れ韓国料理店　噂の参鶏湯は予約必須です。 : Kankoku Kateiryourito Yakinikuno Mise Chingu

上野界隈は大久保と並ぶ、焼肉と韓国料理が多い地域です。
東上野の韓国街に来ると、いつもその喧噪さに驚くばかり。
ある意味、観光地化しているので、有名な割には大した事のない店も多い。
落ち着いて食事を楽しむには向かないかもしれません。
そんな韓国街から少し離れた稲荷町に参鶏湯の美味しい店があると知りました。
機会があったので早速訪問です。
なお、参鶏湯は予約しないと食べらません。

場所は清洲橋通り沿いなので分かりやすい。
店名は「チング」。
友達という意味らしい。

店に入ると、誰もお客さんがいません。
今日はもしかして貸切かも(笑)
この店は殆ど常連客でやっていると聞いています。

厨房にはオモニ。
ホールはご主人のようです。
ご主人は日本語が見事です。
全く韓国のイントネーションがない。

まずはビールで乾杯。
予約しておいた参鶏湯が早速登場です。
いきなり出て来るとは思わなんだ。
良い色してます。
湯気が立ち上ります。
鶏肉を取り出します。
参鶏湯は本来夏場の食べ物のようですが、やはり寒い冬の方がいい。
ちなみに私は今まで参鶏湯で美味しいと思った事がない。
新宿で仕事をしていた時、大久保の韓国料理店にはよく行きましたが、参鶏湯の美味しいのに当たったことがない。

鶏肉はかなり大きい。
身をほぐして鶏肉から行きましょう。

ほぅ、これはこれはかなり煮込まれてます。
松の実やら何やらたくさん入ってます。
美味い。
臭みが全くない上、旨みが凝縮されています。
驚いたのは骨まで食べられるほど煮込まれていること。
これは凄い。
そしてもっと凄いのがスープ。
こんな上等な鶏スープは飲んだことがない。

カクテキとチングサラダも注文。
カクテキはそんなに辛くない。
チングサラダはボリュームたっぷりですが、エゴマの葉が多いので、これはきついかも。
エゴマの葉っぱは一枚程度は良いけど、たくさんは無理だ。

評判のチャプチェも注文。
あっさりしてます。
これも見事だ。
何だか胃に優しい。

ここまで全然辛くないものばかり。
最近はさすがに歳を考えて辛いモノは少し控えています。

チャミフル注文。
ロックはきついので水割りです。
これも久しぶりですが、やはり美味しい。

ちょっと辛いモノが食べたくなったので、豚肉と烏賊のプルコギを注文。
辛さは普通にしてもらいました。

結構ボリュームあります。
辛さはちょっと甘目か。
もうちょい辛くても良かったか。
人参、南瓜が入っているせいで余計甘味が出ているようです。
これは南瓜が一番美味しかった。

サービスでズッキーニの天麩羅を出してくれました。
ズッキーニって天麩羅になるんだ。

韓国家庭料理の方は奥さんが担当。
ご主人は焼肉やホルモン担当だそうです。
今日はこれくらいで腹一杯。
今度はホルモンを食べにくるとしましょう。

実に家庭的で美味しい韓国料理店です。
つっけんどんな感じの店も多い韓国料理ですが、ここはお勧めです。