上野の夜は　この店の粋で威勢　熟練の技が光る : Sushi Taichi

上野の広小路。たくさんの店に囲まれて。ひときわ趣のある和の門構え。清潔感のある店内には。檜の寿司カウンターが。落ち着いた雰囲気の中で。食事することができる。売りは本場の江戸前寿司。主人の熟練の握りに注目しながら。楽しい一夜を。

素材に合わせて使われる。生姜醤油や肝醤油が。本格江戸前鮨の味を。一層引き立てる。握りはもちろん、焼き魚や。柔らかく煮上げた蛤も絶品。これで酒やワインが進む。お得なランチも営業するが。こちらはぜひ夜に。粋の良い主人を満喫したい。

刺身が旨い店という噂を聞いた。時にはあっさりとして旨みを感じる。そういうものを食べたい。それに銘酒があれば文句ない。そうなるとやはり寿司屋が魅力的。まずは上質の刺身、肴そして〆は握りと。比較的あっさりとした。味の流れを楽しみたい。

主人の仕事は本格的。しかし雰囲気は和気藹々。この心地よさは。私にとり何よりのご馳走。時には気候の変化に驚き。仕事も緊張感ばかり。そういう時にはこういう店が。もっともふさわしい。元気が湧いてきた。上野に良心的な寿司屋がある。

誰もが普通に暮らせる幸せを味わう。それで良いのだ。普段使いの店があまりに高級、贅沢、個性的では困る。ちょっと嬉しい幸せを。味わえるので十分。こちらはそのもう少し上にあるのだから。実に愉快なひと時だった。

○お通しはおから、もずく、○刺身盛り合わせ、金目あぶり、かつおはらずり、赤身、タコ、とり貝、イワシ○肴　小田原豆アジ、手作りさつま揚げ○ばくだん、たくあん、マグロ納得イカ○握り　かつお、コハダ、漬け、巻物○瓜

梅雨、鬱陶しい。不愉快な気候に振り回される。眼を閉じても、耳をふさいでも、何をしても馴染めない。逃げても追いかけられる。追いかける気などない。早くどこかに去ってくれ！と言いたいくらい。本当になんとかならないか。

株主総会を控えて少し疲れていた。何か食べて元気をつけたい。そう言えば上野広小路に居心地良い寿司屋があった。粋のよい主人とその妹。ご近所さんたちが気軽に集う庶民的な店。和気あいあいの雰囲気も悪くない。

確か刺身が旨い店という記憶が。こういう重い時期はあっさりとして旨みを感じるものを食べたい。それに銘酒があれば文句ない。そうなるとやはり寿司屋が魅力的になる。刺身、肴、握りと比較的あっさりとした味の流れを楽しめるから。

○お通しはおから、もずく、
○刺身盛り合わせ
　金目あぶり、かつおはらずり、赤身、タコ、とり貝、イワシ
○肴　小田原豆アジ、手作りさつま揚げ
○ばくだん
たくあん、マグロ納得イカ
○握り　かつお、コハダ、漬け、イワシ、ホタテ、巻物
○瓜

手際よく切り、握る。シャリもちょうど良い。任せていてもハズレはない。超高級ではないが腕は確か。街場の寿司屋の正道を行く。さらに主人の人柄がよい。かなり好感持てるので居心地も気に入った。

少し元気が湧いてきた。近所に良心的な寿司屋がある。誰もが普通に暮らせる幸せを味わう。それで良いのだ。普段使いの店があまりに高級、贅沢、個性的では困る。ちょっと嬉しい幸せを味わえるので十分。こちらはそのもう少し上にあるのだから。